【ラストメッセージ】すべての多年度生に愛を込めて byヤマフリ

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読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期&TKP43のヤマフリと申します。

早いもので活動スタートから1年経ち、これがタキプロで書く最後のブログになります。
ブログ班を選んだのは、そもそも話すことより書くことの方が好きな性質であり、今後積極的に取り組みたい執筆関係の仕事のトレーニングになったらいい、と考えたことが一点。
もう一点は、昨年の合格時に自分の何が良かったのかさっぱりわからない中で、そこを分析し、記録に残し、発信することが、今後の受験生に向けある程度標準化された試験ノウハウを提供することになり、多少なりともお役に立てるかと考えたからです。

ご存じの方もいるかもしれませんが、私は合格まで10年強費やしており、6回目の2次試験で合格した超多年度生です。
もし学習をスタートした初期の段階で、その「標準化された試験ノウハウ」を知ることができていたら、もっと早く合格できていたかも、そのノウハウを伝えること私のブログのコンセプトでした。

でもまぁ、年数かかったおかげでTKP43に入れたし、それも悪くなかったかと思い返しています。

以下、私の過去記事です。

1回目:多年度受験生の方へ 大丈夫です!私のほうが長いです!!
2回目:ゴールデンウィークまでは第1章、ここから合格に向けて第2章が始まる
3回目:事例Ⅰは人と組織をカスタマイズ 大事故のおかげで学んだこと
4回目:妬まず僻まず、正しく努力していますか?
5回目:理想的なファイナルペーパーの作り方
6回目:1週間後に2次試験を控えるみなさんへ(応援メッセージに代えて)
7回目:密着!中小企業実務補習 特番!!~全力で駆け抜けた5日間SP
8回目:ごく個人的所感による初学者のための2次試験心得

■はじめに

タキプロに入りTKP43として活動できたことはとても有意義でしたが、1年でも早く資格取得するに越したことはありません。
そこで今回ラストメッセージとして、来年合格するためのマインドセットについてお伝えしたいと思います。

多年度受験生の特徴
基本的に物事を真面目にコツコツ進めるタイプ。
家族は資格取得へのチャレンジを温かく見守っている。
過去問はすっかり覚えてしまって意味を見出せない。

もちろん多年度受験生を一緒くたに語ることはできませんが、私の周りでこじらせている人はおおむね上記のようなタイプです。
というか、ほぼ私の特徴と言っても過言ではありません(笑)


■① 基本的に物事を真面目にコツコツ進めるタイプ

「真面目にコツコツ」が悪いというつもりはさらさらありません。
むしろ個人的には物事に向かう姿勢として、そうあるべきだと考えています。
ただ私が伝えたいのは、ただ真面目にコツコツだけでは合格まで時間がかかる可能性が高いということです。

診断士試験はたびたび山登りに例えられることがあります。
登山前にすべきことは何ですか?
計画を立てますよね。
ルート選んだり、道具をそろえたり、ハードなチャレンジでしたら事前にトレーニングしたり、スタッフを雇い入れたり等々

例えば真面目にコツコツ進めるタイプの方が突然エベレスト登山を思い立ち、翌日強い信念をもってネパールに旅立つ。
持参するのは「必ず頂上まで登り切ってやる」という熱い気持ち。
登頂できるだろうか…。できるわけないですよね。



診断士試験において準備することも同じだと思います。
独学で学習するのか、予備校に通うのか。
どの教材を使うのか、予備校はどこにするのか、等々。
自分のライフスタイルや性格に合わせて学習方法を選択し、合格水準に向けてレベル向上を図る。
自分の課題は何なのか。
長文を読んで整理することが苦手なのか、100字に解答をまとめることができないのか、必要な知識が足りていないのか。
自分の能力を客観的に見つめ、課題克服のための努力をしなければいけません。

1年に一回の試験ですから、効率性も意識しなければいけません。
1年なんてあっという間ですよ。
大人になってから実感してますよね、みなさんも。
今期合格したければ、ずばり1年で受かった人のまねをすることをお勧めします。
ストレート合格者のマインドや学習方法は究極の短期合格向けマニュアルだと思いませんか。
このご時世SNSを通じてストレート合格した方とつながることは難しくないでしょうから、つながりを持ち情報収集してみてください。
中小企業診断士は受験生を応援したいという想いを持ち合わせている方が多いから、熱心に教えてくれると思いますよ。
ブログなどで情報を集めるなら、「中小企業診断士 ストレート合格 ブログ」で検索すれば無数に結果表示されます。
タキプロなら、以下の記事もおすすめです。

「とあるストレート合格者の短期決戦型二次試験対策」byよっしー

ストレート合格するための準備として情報収集し計画を立てること、その際には合格者のマインドやノウハウを手本にすること自分向きにカスタマイズすること、最低限やってほしいことです。

■② 家族は資格取得へのチャレンジを温かく見守っている

診断士資格取得には、お金がかかります。
独学ならばそれほど大きな額にならないかもしれませんが、予備校通学を選択すると1回で20万円超はかかります。
それらの費用を自分の小遣いから捻出している方、多いですよね。
家計に負担をかけるわけにいかないという配慮、当然のことだと思います。
ただ仮にその費用を、勤めている会社や一家の大黒柱の夢を応援すべく家計から出していたとしたらいかがでしょうか。
取り組み方、少し変わるかもしれませんね。
受験にかかる費用を人から出してもらいなさい、という話ではありません。
失敗したときの保険をかけていませんか、という心の置き方の話です。

負担は金銭面だけではありません。
予備校に行けば、平日夜や週一回土日のほぼ丸一日家を空けることになります。
独学だとしても机に向かう時間が多ければ多いほど、家族との時間を持てなくなります。

これらのハードルを乗り越えて、学習を進めることは当然家族の理解が必要です。

私も同様でした。
家族の応援に後押しされつつ、一日がかりで土曜日には予備校や勉強会へ足を運んでいました。
試験が残念な結果に終わっても、「難しい試験なのだから」と家族は温かく見守ってくれました。

その結果、何年にもわたるチャレンジが続く…。

これではいけません(笑)


短期合格には温かな励ましは不要です。
「今年1年で受かる!今年しかない!」という緊張感を持ちましょう。
何なら家族には檄を飛ばしてもらいましょう。

何年にもわたるチャレンジが許される環境にあるから、いつまでもチャレンジすることになるんです。
今年だめなら資格取得はあきらめる、くらいの気持ちを持って短期合格を目指してください。




■③ 過去問はすっかり覚えてしまって意味を見出せない

過去問を解いても記憶しているA評価解答の要素を抜き出し再構築してしまう方、多いんじゃないですか?
与件文を読まなくても設問を読むだけで解答が思い出されてしまうので、初見問題を解かなくちゃ!
何年もかかっているとそういう風に考えがちですよね。
実際私もそのように考えていた時期がありました。

例えば、2次筆記試験を解いてくれるロボットがあるとします。
口のあたりから設問文と与件文をインプットすると、お腹のあたりから解答がアウトプットされる、診断士試験に特化したChatGPTのようなイメージです。
あなたがその解答の精度を高めるとしたら、どのようなデータをプログラミングしますか?
おそらく過去問や模範解答を大量にプログラミングしても精度向上にはつながらないと思います。

必要なことは、設問文を分解し求められていることを把握すること、時制はいつのことなのか、問われていることは強みなのか弱みなのか理由なのか施策なのか、書いてはいけない制約事項は何か等々、正確に読み取る機能。
与件文からは事例企業の現状把握、内部環境はどうなのか、外部環境はどのように変化したのか、事例企業が目指すべき姿(経営戦略)は何か、現状から目指すべき姿にするのに必要な理論や知識等々。
それらを組み合わせて、用意された構文に設問と与件から拾った要素を齟齬なく抜け漏れなく読みやすい文章でアウトプットする。
要するに解答プロセスの質を高めることが解答の精度を高めることになりますよね。

解答は正しいプロセスの成果物にすぎません。
試験で試されているのは記憶力に基づいて文章を構成する能力ではなく、試験後に発表される出題の趣旨でさんざん言われている「分析する能力」と「助言する能力」です。

短期合格したいのなら、自らを高性能分析&助言ロボットにすべく、プログラミング(解答プロセス)の詳細を見直すことで精度をとことん高めましょう。

過去問はプロセスが正しく機能しているのか検証するものとして向かい合ってください。


■おわりに

さて、そろそろタキプロブログの筆を置きます。
受験生支援活動は、予備校講師にでもならない限り、合格後1年間しかできないものとして走り切りました。

中小企業診断士は確かに価値の高い資格だと思いますが、取得まで10年もかける必要はありません。
熱心にタキプロブログを読みに来ているみなさんなら、きっと短期合格できるはずです。

もし、こじらせてしまったとしても…

大丈夫です!私の方が長いです!


明日は、この方の過去記事には短期合格するためのヒントが満載、たにけいさんの登場です。
お楽しみに!

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