【必見】合格のためのこだわりの道具 byうじょん

2次試験に向けて頑張っている受験生のみなさん、もう少しです。

ラストスパートがんばってください!

今回は2次試験に役立つ『合格のためのこだわりの道具』についてご紹介したいと思います。

その道具とは、事例Ⅳにはかかせない「あれ」です。これを制するものは事例Ⅳを制します。

そうです。「電卓」です。もうすでに愛用されている電卓をお持ちの方も、まだしっくりこないので新しい電卓を購入しようと考えている方もぜひ最後までお読みいただき参考にしていただければと思います。

あらためまして読者のみなさん、こんにちは。

タキプロ14期のうじょんと申します。今回は私の4回目の記事になります。

過去の記事はこちらからご参照ください。

1回目:「プロフィールと事例Ⅳ」について 詳細はこちら

2回目:「2次試験(事例Ⅰ)学習の大切なポイント」について 詳細はこちら

3回目:「ファイナルペーパーの概要と作り方」について 詳細はこちら

■電卓のルール

中小企業診断士試験で大切な道具の1つ。それは「電卓」です。

電卓を制するものは2次試験事例Ⅳを制します。

わたしは事例Ⅳは苦手でした。こちらでも書かせていただきましたが、事例Ⅳは毎日1問は触れることが大切です。そして合わせて電卓もできれば毎日1回は触れていただきたいです。それくらい電卓は中小企業診断士の勉強を共にする大切な道具です。

まだ電卓をお持ちではない方や今使っている電卓が合わない方はぜひ参考にしていただければと思います。

試験で利用できる電卓のルール

実は中小企業診断士試験にもちこみが可能な電卓はルールが決まっていますので注意が必要です。

1)普通の電卓であること 

 ・関数電卓はダメ 

 ・プログラム入力機能や記憶機能つきもダメ 

 ・記録紙の出るものもダメ(見たことないなー) 

 ・音が出るものもダメ(他の受験生の邪魔はダメです) 

 ・電源コードを使用するもの(もはや、いつのもの?) 

2)大きすぎる電卓はダメです 

縦180ミリ、横100ミリ、高さ30ミリ以内程度 

このサイズを意識して大きすぎないようにすることが大切です。 

試験会場によっては、机が狭いところもありますので
コンパクトな電卓もよいですが、 小さすぎると使いづらくなりますので、
サイズ内で自分が使いやすい電卓を探しましょう。 

3)基準に適合しないと監査員が判定し適合しないものは使用も机上に置くことも禁止される 

・・・だそうです。が、会場でこのような場面は私は見たことがありません。 

そんな大きな電卓を持っていく人もいませんね。

■電卓で使うワザ

電卓には普段よく使う四則演算や、ルートやパーセント表示以外にGTとかかれた
グランド・トータル機能やMR、M-、M+と書かれたメモリー機能などがあります。 

これらの電卓機能は試験上利用してもルール上は全く問題ありません。  

今回はNPV問題で正味現在価値を計算する際にはよく使うため、早く使い慣れると
便利なGT(グランド・トータル)機能をご紹介したいと思います。 

GT(グランドトータル)機能について

GT機能とは、イコールを押した各時点は自動的にメモリーに保存されており、GTによりイコール結果の合計を計算して出力してくれる機能。

わたしも中小企業診断士試験を受けるまでは電卓のGT機能などの便利機能は使ったことがありませんでした。実際に使ってみると計算時間を短縮できてほんとうに便利ですので、活用したことがあまりない方はぜひ利用して練習してみてください。

基本的な使い方

例題)2×10+3×100+4×1000を計算しましょう。 

簡単な計算式ですが、GT機能を使わない場合と使った場合を比較します。
記憶力が良い人はメモる必要ないのですが、私はかならず試験では紙にメモって
しまうので かなり時間がかかってしまいます。

GT機能を使わない場合 (4行計算が必要) 

① 2×10=20 → 20をメモる。 

② 3×100=300 → 300をメモる。 

③ 4×1000=4000 → 4000をメモる。 

④ 20+300+4000=4320を計算する。 

GT機能を使った場合 (3行計算+GT) 

① 2×10= → 20と表示されるが、20はメモリーに保存されている。
そのまま次へ 

② 3×100= → 300と表示されるが、300はメモリーに保存されている。
そのまま次へ 

③ 4×1000= → 4000と表示されます。 

GTを押す → 今までメモリに保存されていた20/300/4000の合計値が計算されて
4320と回答。

GT機能はメモらなくても計算結果を覚えており、かならずイコールの合計がアウトプットされます。合計しかアウトプットできない点は注意点ですが、メモったり計算を一つ多くする必要がないので、計算ミスをする確率も低くなります。 

試験での使い方

正味現在価値を求める際の計算 

正味現在価値の計算では、「各年度についてキャッシュフローを現在価値に割り引き、年度毎の現在価値を足し合わせてそこから投資額を減算する」という計算をおこないます。 

割り引いた結果を足し合わせる際にGT機能を使うことができます。  

 正味現在価値 = 各期のキャッシュフロー×原価係数の合計 ー 投資額 

<前提条件>
投資額 450とする
1期~3期のキャッシュフロー 100、200、300とする
1年~3年の複利原価係数 0.93、0.86、0.76とする  

<計算方法> 

① 100×0.93 = (93と表示される) 

② 200×0.86= (172 と表示される) 

③ 300×0.76= (228と表示される) 

GTをおすと、、、493と表示されます。 

④(493表示状態で)- 450=(43と表示されます)>0のため投資する 

今回はGT機能についてご紹介しました。便利な機能でメモリー機能もあります。

その他の便利機能(メモリー機能)

メモリー機能は一時的に数字を記憶する機能です。

メモリー計算時には液晶画面にMマークが表示されます。

メモリー機能はM+(メモリープラス)、M-(メモリーマイナス)、MR(メモリーリコール)、MC(メモリークリア)の機能があります。

基本的な使い方

例題1)2×10+3×100+4×1000を計算しましょう。  

① 2×10 M+ → 20と表示され、Mマークが計算機に記載され20はメモリーに保存されている。
そのまま次へ 

② 3×100 M+ → 300と表示されるが、300はメモリーに保存されている。
そのまま次へ 

③ 4×1000 M+ → 4000と表示されます。 

RMを押す → 今までメモリに保存されていた20+300+4000が計算されて4,320と回答。

メモリー機能はマイナス計算をするときに便利です。

例題2)2×10ー3×100+4×1000を計算しましょう。  

① 2×10 M+ → 20と表示され、Mマークが計算機に記載され20はメモリーに保存されている。
そのまま次へ 

② 3×100 M- → 300と表示されるが、300はメモリーに保存されている。
そのまま次へ 

③ 4×1000 M+ → 4000と表示されます。 

RMを押す → 今までメモリに保存されていた20ー300+4000が計算されて3,720と回答。

個人的にはいろいろ練習をしましたがメモリー機能は誤ってしまう可能性がありましたので、試験では使わずにGT機能だけに絞って試験勉強をおこないました。メモリー機能を使うと更に便利だと思いますのでたくさん練習して間違えないようにしましょう。

■おすすめの電卓

わたしが利用していた電卓は「Casio JF-S200 」です。

おすすめする理由 

・比較的安価 

・デザインがおしゃれ 

・表示角度を自由に調節ができる点(意外と収納が楽です)

・好みの色が選べる(ネイビー、ブラック、ゴールド、ホワイト、ライトピンク) 

・最低限必要な便利機能(GT、MC、税込、キーロールオーバー機能など)がある 

・「0」だけでなく「00」キーがある 

・ACを押す場所が左下で分かりやすい。 

10桁タイプと12桁タイプの2種類がありますのでサイズ感が実際に触ってみることを
おすすめします。ちなみにサイズは 183.5ミリ×109ミリ×10.8ミリ、
上記のサイズより若干大きいのですが縦は表示角度で大きく下回りますし、
幅も「程度」に十分入るでしょう。 

私がこの電卓にした理由は、大きさ(ルールぎりぎりのサイズ)と表示角度の変更
ができること、デザイン(黒)が珍しくてほかの人とかぶりにくいところが
気に入ったためです。 早押しもできます。

毎日使う電卓です。こだわって自分に合った電卓を探してみてください。

■おわりに

今回は私が愛用した「電卓」についてご紹介しました。

わたしは事例Ⅳは得意ではありませんでしたが、計算ミスが本番ではしないように毎日同じ電卓を使って勉強をしていました。

結果、3回受けた事例Ⅳでも計算ミスというのはなかったので、これも愛着をいだいて毎日触っていた電卓のおかげかなと思っています。

もし、これから事例Ⅳを学習する方や電卓が使いにくいなと思っている方、計算ミスが多い方などは、自分にとって使いやすく愛着のある電卓をみつけてみてはいかがでしょうか?

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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参加申し込み「こくちーず」リンク
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次回はうにさんの登場です。
お楽しみに!

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