2次試験 一か月前からの準備 by マロン


読者の皆様、初めまして!タキプロ12期の「マロン」と申します。
2次試験まで本日を入れて残り34日ですね。皆さんの学習の進捗はいかがですか?
本日は、私の体験から一か月前からの過ごし方について詳しく紹介していきます。皆様の多少の参考になれば嬉しいです!!

◆自己紹介

 まずは「マロン」の自己紹介です。

 年代/性別:50代前半/男性
 職種   :通信会社一筋30年!
 受験歴  :1次 3回(H30、R1、R2)、2次 1回(R2)
 勉強時間 :1次 1,000時間、2次 750時間
 勉強方法 :1次 通学、2次 通学→独学

◆はじめに

最初に心の準備についてです。この頃になると模試の結果が返ってきて、特に初めての受験を控える中で結果が良くなかった方は多少あせりが生じている頃ではないかと思います。
ただし、ここまで来て焦って新しいことにいろいろ手を広げるのは危険です。なぜならば、試行錯誤の末に自分なりのルーチンが出来始めている頃なので、これからはそれを確実に定着させることが重要だからです。本番は欲張らずその解答ルーチン通りにできるかが勝負です。もし、まだ解答ルーチンが未確立の方は、試行錯誤を繰り返しながら本番までに確立しておきましょう。そうすれば、本番の点数はやり方次第でまだまだ伸びます(私も本試験の結果はTAC模試から全体70点以上プラスでした)。
今回のブログでは、まず「私の解答ルーチン」ということで、私自身が守っていたルーチンについて説明します。次に「私の取り組み内容」ということで、2次試験一か月前から本番までに取り組んでいたことについて説明します。細かなテクニックというよりも”数多くの事例を効率的にこなして実力の伸びを見える化する方法”を大まかに書きました(テクニック部分はタキプロ内の他の過去ブログを参考にしてください)。

◆私の解答ルーチン

私の事例Ⅳ以外の解答ルーチンは次のようなものでした。この手順は、一か月前までにはほぼ確立していました。なお、事例Ⅳについては下に続く「本番当日の解答手順と経過時間」で説明します。

★事例Ⅰ~事例Ⅲの解答ルーチン *()内は開始からの経過時間
[手順1]設問確認 制約事項にラインを引いていきます 5分(5分) 
[手順2]与件読み 主にSWOTを意識して読んでいきます 5分(10分)
[手順3]キーワード抽出 30分(40分)
 ・設問毎に異なる色でマーカー付け 5分
 ・再度与件文読みながらキーワードや気になる文章に設問の色でマーカー付け 5分
 ・与件から拾ったキーワードを設問毎に記入 20分
[手順4]解答作成 30分(70分)
 ・解答構成と文章表現の検討 5分
 ・解答記入 25分
[手順5]論理・誤字脱字チェック 10分(80分) 

[手順3]まで、前半40分はキーワードを拾うための作業として割り切りあまり考えず時間内に必ず終わらせることがポイント
[手順5]まで、後半40分は解答構成と文章表現をじっくりと考えることがポイント

◆私の取り組み内容

ここからは”数多くの事例を効率的にこなして実力の伸びを見える化する方法”をお伝えすべく、私が2次試験一か月前から本番までに取り組んでいた内容をざっと紹介します。

・一か月前から一週間前まで
平成19年~令和元年までの13年分の52事例を全て6割以上の点数がとれるまで繰り返しました。
平日)朝を中心に3時間~4時間程度を使い過去問事例を2事例のペースで消化
休日)8時間~10時間程度を使い過去問事例を4事例消化のペースで消化
・一週間前から本番前日まで
さらに事例Ⅳだけ平成13年~令和元年まで一気に解いてTACの解答集で復習しました。

これだけの数をこなすには多少の工夫が必要となります。

私の解答ルーチンの前半40分の作業部分のみを繰り返し、『ふぞろいな答案分析シリーズ』のふぞろい流採点基準で採点し6割の点数がとれるまで繰り返しました。こうすることで時間を節約して数をこなす作戦を取ったのです。
80分で出来ることは限られており、合格者の書くキーワードを書けるようになることを最大の目標として取り組みました。この本には採点基準が明確に示されており、合格者が多く書いたキーワードが高めの点数で設定されています。合格者の書いたキーワードという明確な基準はとても参考になります。

そして、次の画像が採点した表になります。直前まで取っておいた初見の平成30年度と令和元年度の問題で、一回目でほぼ6割が取れており実力がついたことを実感できました!

◆本番当日の解答手順と経過時間

最後に、私の本番当日の解答手順と経過時間を紹介します。事例Ⅰ~Ⅲは解答ルーチン通りに進んでいることが分かるかと思います。
事例Ⅳは解く順番を決める作業までに10分を要して、経営指標計算、解ける問題から解き、最後に使う経営指標を決めるという手順を採用しました。
なお、私の本番での点数は事例Ⅰ:57点 事例Ⅱ:71点 事例Ⅲ:64点 事例Ⅳ:54点 合計246点です。

【事例Ⅰ】
[手順1]設問確認(~5分)
[手順2]与件読み(~10分)
[手順3]キーワード抽出(~40分)
[手順4]解答作成(~70分)
[手順5]論理・誤字脱字チェック(~80分)

【事例Ⅱ】
[手順1]設問確認(~5分)
[手順2]与件読み(~10分)
[手順3]キーワード抽出(~40分)
[手順4]解答作成(~80分)
※一問書き直しが生じたため論理・誤字脱字チェックが出来なかった。

【事例Ⅲ】
[手順1]設問確認(~4分)
[手順2]与件読み(~10分)
[手順3]キーワード抽出(~40分)
[手順4]解答作成(~75分)
[手順5]論理・誤字脱字チェック(~80分)

【事例Ⅳ】
[手順1]解答順の検討(~10分)
[手順2]経営指標のための与件確認と経営指標の計算だけ(~20分)
[手順3]第3問⇒第4問の順で解く(~40分)
[手順4]第2問に取りかかる(~70分)
[手順5]第1問で使う経営分析指標を決めて記入(~78分)
[手順6]誤字脱字チェック(~80分)

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?2次試験の解答ルーチンと直前学習について紹介しました。
これは参考になる!と思える内容があれば、試しに取り込んでいただけたらなと思います。
あともうひと踏ん張りです。最後まで諦めず頑張りましょう!

次回はこあらさんの登場です。お楽しみに!

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