事例Ⅲを分解していけば、書くことは見えてくる by こあら

皆さんこんにちは。こあらです!

本日は事例Ⅲの対策について、私なりの思考方法をお伝えします。事例Ⅲは事例Ⅰ~Ⅲの中で最もコンセプトが明確で解答の軸がぶれにくいと思っております。それは、目的が1つで、その目的を達成するための分析軸などがある程度決まっているからです。何を書けばよいか悩んでしまうという方、必見です。
なお、本文最後で私が事例Ⅳで手伝っているおすすめの勉強サイトもご紹介させてください。

事例Ⅲの目的とは何か

さて、事例Ⅲは「生産・技術」ですが、生産・技術の目的って何でしょうか?
この質問に答えられる人は過去問分析などが上手く行っていると思います。
逆に答えられない人は今からでも良いので意識してみてください。解答で抑えるポイントの視点がガラッと変わると思います。

・・・答えは「QCDの向上」です。事例ⅢはQCDに始まってQCDに終わると言って過言ではありません。
全ての問題をQCDの向上の観点で記載している必要があります。
こう聞くと取り組みやすいと思いませんか?

QCDが事例Ⅲの命である

企業の経営状態を向上させるためにはQCDを向上させる必要があり、そのためには生産管理(技術を含む)を強化する必要があります。
だから事例Ⅲは「生産・技術」というテーマが当てはめられているのですが、個人的にはQCDの方がしっくりくる気がしています。

事例Ⅲで出される企業はQCDの観点からみると、最低1つの指標で課題を抱えています。それらの指標をよくするための施策や分析を解答していくのが事例Ⅲの論点なのです。
ですので事例Ⅲでまず実施すべきことはQCDのどの点が課題なのか。そして解答時に気を付けないといけないのは、QCDに絡めて記載できているか。という点になります。

QCDをさらにブレイクダウンすると

よりQCDをブレイクダウンして、実践レベルに近づけていきましょう。1~3の順番に実行していきます。

1.まずQCDのどの観点で課題が生じているかを特定します。この時重要なのは、「いつ」「どこで」「なんの」課題が発生しているのか、です。
 季節性があるのか、部署ごとに違いはあるのかなどを明確にします。

2.1で抽出した課題を生産管理の視点で分析します。生産管理とは大きく「生産統制」「生産計画」に分けることができます。
  ・生産統制:進捗管理、現品/在庫管理、リソース管理など
  ・生産計画:計画の作成~修正
 細分化してどこに改善点があるのかを探します。
 なお、この分け方で方向性が見えない場合は視点を変えて、4M(Man,Material,Machine,Method)や3S(Simplification,Standardization,Specialization)の観点で考えてみましょう。視点を変えれば弱い所、強い所が整理できるはずです。

3.2で表出した改善策を具体化します。具体化案は奇抜なものはいりません。過去問などの問題を解く中で、リスト化し、その中から選択してそのまま記載します。
 代表的なものを挙げておきます。
 ・技術標準化、OJT教育、設計情報のDB化、受注情報の一元管理、加工順の改善、計画頻度の見直し、5S、在庫基準の明確化などなど

以上の1~3を忠実に行えば事例Ⅲで書くことに困ることはないと思います。逆に書きたいことが多すぎてまとめるのに苦労するかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに事例Ⅳは・・・

事例Ⅰ~Ⅲはなかなか対策が立てづらいですが、事例Ⅳは問題を解けば解くだけ点数が上がります。
下記のサイト、私もお手伝いさせていただいてますが、事例Ⅳ特化で多くの問題を提供しております。
ご興味ある方は是非ご登録ください。

財務会計支援サイト
[https://fs.lck-cloud.com/u15164/]

おわりに

残り1か月となりました。ここからの過ごし方が非常に大切になってきます。
現役生の方は実際の試験形式で解くことで体力をつけ、多年度生の方は事例Ⅳと苦手科目の復習を意識するとよいかもしれません。
皆さんの合格をお祈りしております。

次回はけいさんの登場です。
お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

にほんブログ村

皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です