脱モヤ12「今更聞けない、でも聞いちゃう二次試験!」/くコ:彡

よくぞきた、いか教官@タキプロだ。

一次試験という難敵と戦った勇者達、昨年一次合格し今年は爪と牙を磨いてきた戦士達、いずれも二次試験に向けていよいよ勉強を本格化していく時期であるな。

今回は、ストレート生にはスタートアップ、多年度生にはあらためて確認の意味を込めて、本官が受験1年目によく分からなかった二次試験の用語や勉強方法等を紹介するぞ。

 

当たり前すぎて今更聞けない一問一答

Q.「与件文」って何でしょうか?
A. 問題用紙において事例企業に関して説明した出題文章のことだ。大抵2,000~3,000字であると言われる。

Q. 「設問文」とは?
A. 問題用紙において受験生に回答を問う文章のことだ(・・・って、これはさすがに説明要らなくない?)。設問文の意図を正確に読み取らないと、あっさり0点になりかねないから注意が必要だぞ。

Q. 事例ⅠとⅡとⅢって何か違うの?
A. 何年分もの過去問を解いて慣れれば全然違うことが分かるが、最初は違いが分からないものだ。どの事例も各社の強みを活かして問題を解決すること自体は同じだ。そのうえで、事例Ⅰではあくまで人事組織についての相談をされているのだから、組織/制度変更や人材育成にて問題を解決をすることを期待されていると考えるべきだ。事例Ⅱはマーケティング。他事例にない特徴として具体施策の発想を問われたりするぞ。顧客との接点強化や満足度を高める取り組みを重視し、それにより高価格商品でも受け入れてもらう姿勢が大事だ。事例Ⅲは運用の最適化。問題はQCDSMEのいずれかで、特に顧客に関わるQやDが重視される。情報を上手く使い、いかに現行運用の中から無駄や問題を見つけるか、そしていくつかの改善策をパターンとして覚えておき、どうそれらを結びつけるかがポイントとなる。

Q 「表紙を外す」ってどういうこと?
A.  問題用紙の表紙裏と裏表紙の裏が白紙であることを利用し、ホチキス止めされた問題用紙から表紙を外して白紙として利用することだ。これをやるかどうかは完全に好みとなる。本官は机の限られたスペースがごちゃごちゃして嫌いなのでやらないがな。

Q. 「ふぞろい」って何?
A. 二次試験対策としてもっとも有名なテキストであるぞ。回答が公開されない二次試験において、試験結果と回答文章を多数集めることで、合格者にはどのような回答が多く、成績が伸びなかった受験生はどのような回答が多いか傾向を調べるという、画期的な方法にて正解を推測した神的書籍と言えよう。

Q. 「勉強会」って何なの?
A. 受験生たちが集まって、お互いの回答を説明し合い、どうすればより最適な回答になるか相互に意見交換する場だ。タキプロでは通常の勉強会とWeb勉強会の2種類を開催しているぞ。明確な正解が公開されない二次試験においては、個人の思い込みで勉強するよりも複数の受験生で共通する回答が正解である可能性の方が高い。効率的な勉強法であると言えよう。

Q. 答練とは何じゃ?
A. 答案練習の略である。実際の回答案を書いてみてそれの良し悪しを皆で議論するのだ。受験校ではよくやるようだな。とはいえ本官はこの用語を知らず、合格後に「え、答練って何?」と聞いて、周りのメンバーに呆れられたぞ。

Q. 個人情報開示請求とは何ですのん?
A. 通常、合格者は合格ということのみが通知され、各事例の成績はフィードバックされない。不合格者も、事例ごとにABCD4段階の成績のみが返され具体得点は分からない。ところが中小企業診断協会に対して一定の書式で「そちらで管理している私の個人情報がどのような情報か開示してください」と依頼すると、事例ごとの具体得点を教えてもらうことが出来るのだ(設問ごとの得点は請求しても出てこないぞ)。

Q. 再現答案って何なんだよ?
A. その名のごとく、試験でどのような回答をしたかを試験終了後に再現した答案だ。当然ながら解答用紙は回収されるため、あくまでメモと記憶から再現することになる。開示得点と合わせることで、不合格の場合は来年の勉強の参考になるし、合格した場合は次の受験生のための貴重な情報として活用できる。そのように大変重要なものではあるが、かといって試験時にそのメモをするために回答時間が減るのは本末転倒。あくまで合格することが最優先であることを忘れないことだ。

Q. 「写経」って何やねん。
A.  回答の型を身につけるため、模範回答をひたすら書き写すことだ。これも賛否両論あるな。何も考えず書き写しているだけだと、ただの作業にしかならない。本官は、模範回答をそのまま写すのではなく、共通化された回答フレームだけをピックアップして写経したぞ。「要因は、○○を活用し、○○したこと、○○により○○できたこと、である。」という感じだ。○○の部分は覚えても仕方がないからな。

Q. 同じミスを何回も繰り返してしまうのだ。
A. ミスしてもそれで終わりにしていないか。問題演習で使うノートは綺麗にまとめる必要はないが、「反省点」「覚えておくべき点」だけは蛍光ペン等ですぐ分かるようにしておこう。そして、学習の区切りにその箇所だけは再度見直し、メモするなり呟くなりして徹底的にインプットする。ただ問題を解いて解説を読んでいるだけだと同じミスを繰り返すぞ。

Q. 何が正しいか回答指針がよく分からないぞ、キミ。
A. 考え方の一例として、脱モヤ十か条 第二条をよければ参考にしてほしい(こちら)。ていうか質問文、だんだん馴れ馴れしくなってきたな!

Q. どんなテキストを使えばいいか説明しろ、オイコラ。
A. だ、脱モヤ十か条 第六条など見てもらえばいいと思うぞ!(こちら

Q. 試験問題をどのように解いていくか、教えることを許す。
A. は、はい…。参考程度ですが、私の解き方など宜しければこちらこちらに…。

 

 

とりあえず以上で終わりますが、他にも、当たり前すぎて今更聞けないことなどあれば、本ブログコメント欄にてどしどしご質問ください。facebookのWeb勉強会でご質問いただいても大丈夫です!

新たに取り組むこと、知らないものは知らなくて当たり前。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と申します。ここには何を聞いても笑うようなメンバーはおりません。遠慮したら勿体ないのでご活用くださいくコ:彡

 

本日も豊漁!くコ:彡
最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

 

いか流 脱モヤ十ヶ条
第一条:自分なりの挑み方を見出す
第二条:診断士試験の目的は仲間作り
第三条:暗記は忘れてナンボ
第四条:難問は期待値で点を取る
第五条:いか流!二次テキスト適性診断
第六条:与件はツッコミどころが満載だ
第七条:SWOTだって必須じゃない
第八条:理不尽を感じたら社長になろう
第九条:NPVはミスを撲滅し得点源
第十条:『見直し』で20点を稼ぐ
番外編:二次試験作法

 

 

明日の更新は、のぞみんさんです。
お見逃しなく!

 

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脱モヤ12「今更聞けない、でも聞いちゃう二次試験!」/くコ:彡” に対して2件のコメントがあります。

  1. m.o より:

    いつもなるほどと思いながらブログを拝見しています。
    今回2回目の二次試験なので、記事を読んで改めて自分の勉強法を振り返ってみました。特に、第六条テキストの紹介がどんな力を身につけたか段階を追って書かれていてためになりました!
    他の十ヶ条も読んでみたいと思います(^-^)

    1. ユーザタキプロ より:

      m.oさん

      いか(くコ:彡)です。コメントありがとうございます!
      「脱モヤ十か条」は理屈っぽい内容が多くて恐縮ですが、正解が不明なこの試験で、少しでもお役に立つことができましたら本当に幸いです!
      二次試験で全力を発揮できますよう祈念しております。頑張ってください!

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