1次試験過去問題の勉強方法 by tanayan

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のtanayanと申します。

■はじめに

今日のテーマは1次試験です。

来年1次試験を初めて受験される方向けに、

過去問を使った勉強方法をご紹介致します。

■過去問を繰り返し解く時に気をつけたいこと

来年、初めて中小企業診断士試験に挑戦される受験生の方は、

これから1次試験の各科目について、

テキスト→問題集→過去問の順番で取り組んでいくことになると思います。

そして過去問についてはおそらく何回も繰り返し解くことになるでしょう。

そうすると1つ、問題が発生します。

それは過去問をやりすぎて、どれが正解なのかを覚えてしまう

(もしくは正解の選択肢の記号を覚えてしまう)ということです。

もちろん、それは答えを覚えてしまうくらい過去問に対する理解が深まった、

ということなので良いことです。

ただ、一方では、出題される文章の表現がちょっと変化すると、

たちまち対応できなくなる恐れもあります。

そんな状態を避けるためには、表面的な理解に留まらずに、

知識を確実に定着させていくことが必要です。

そのためにはどうすれば良いでしょうか。

1つの方法として、

「問題の選択肢の中からを正答の文章を選ぶだけで勉強を終わりにするのではなく、

 それ以外の誤答の文章をどうすれば正答にすることができるか」

を調べて、ノートや過去問題集にメモしておく。

というやり方があります。

■過去問を使った勉強方法の具体例

今回は例として、令和4年度第1次試験の

「企業経営理論」の第2問を使って説明します。

これはPPMの問題です。

PPMは下図のように、複数の事業を市場成長率と市場占有率の2軸で4つの象限に分類して、

経営資源を重点的に分配する事業や今後の戦略を検討するために用いられるフレームワークです。

(PPMの詳細な説明についてはテキスト等を確認して下さい。)

さて、本問の正解は「イ」なのですが、それ以外の文章を見ていきましょう。

まず「ア」からです。

「ア PPM では、「金のなる木」で創出した資金を「花形」に投資して、次世代を担う

事業を育成することが、最適な企業成長を図る上での中核的なシナリオとして想

定されている。」

これはどこが間違っているでしょうか。

『「金のなる木」で創出した資金を「花形」に投資する』

ここはその通りです。花形の事業には継続的に投資を行い、市場シェアを維持することが求められます。

その次、

『次世代を担う事業を育成することが、』

この部分ですね。次世代を担う事業とありますが、これは「花形」ではなく、

「問題児」の事業のことです。

問題児の事業には、積極的に投資して、市場占有率を高めることで

将来の「花形」として育成することが求められます。

従って、「ア」の文章はここを修正すると正しい内容にすることができます。

次に「ウ」を見てみましょう。

「ウ PPM は企業における事業のポートフォリオを検討する手段であることから、

そこでは、ヒト、モノ、カネといった経営資源に関する事業間のシナジーは、考

慮されない。」

まず、

『PPM は企業における事業のポートフォリオを検討する手段であることから、』

ここは特に間違っていなさそうです。

「そこでは、ヒト、モノ、カネといった経営資源に関する事業間のシナジーは、考

慮されない。」

ここが間違っていますね。PPMでは、ヒトやモノについては考慮されていませんが、

「金のなる木で稼いだ資金を問題児と花形に投資する」

と上に述べたように、カネについては考慮されていました。

従って、「カネ」の記述を修正すると「ウ」の文章を正しい内容にすることができます。

次は「エ」の文章です。

「エ プロダクト・ポートフォリオ・マトリックスの縦軸は、当該企業の各事業(戦

略事業単位(SBU))の成長率で構成される。」

これは

「当該企業の各事業(戦略事業単位(SBU))の成長率で構成される。」

この部分が間違っていますね。

PPMの縦軸は、「当該企業の各事業の成長率」ではなく、「市場成長率」でした。

この部分を修正すると「エ」の文章も正しくすることができます。

最後に「オ」の文章を見てみましょう。

「オ プロダクト・ポートフォリオ・マトリックスの横軸は、各事業(戦略事業単位

(SBU))が属する業界の集中度を示すエントロピー指数で構成される。」

これは、

「各事業(戦略事業単位(SBU))が属する業界の集中度を示すエントロピー指数で構成される。」

この部分が誤りですね。

PPMの横軸は「業界の集中度を示すエントロピー指数」で構成されるのではなく、

「市場占有率」でした。これを修正すると、「オ」の文章が正しくなります。

■まとめ

以上、見てきたように、1次試験の過去問やその他の問題を解いて勉強する時は、

正解を選んで、その〇×を確認するだけではなく、

・間違っている選択肢はどの部分が間違っているのか?

・間違っている選択肢のどこを直せば正しい文章になるのか?

も、テキストや参考書、ネットなどで調べて、

ノートにメモ(あるいは過去問題集に直接メモ)しておき、

問題を解く度にそのメモを見返すようにすると、

表面的ではない、骨太な知識が定着してくると思います。

そうすれば、例え本試験での問われ方が変化球になっても、

落ち着いて対応できるようになるはずです。

私の場合はノートにまとめるのではなく、

過去問集に書き込むことで自分だけのテキストを作っていました。

■おわりに

これから来年の1次試験までは8カ月くらい時間がありますので、

過去問を解かれる時には、今回述べたようなことも意識して

取り組んでみてくださいね。


次回ははなねこさんの登場です。
お楽しみに!

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