経営系大学院出身者座談会~後編~ by tanayan

読者の皆様、いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
タキプロ13期のtanayanです。本日のタキブロ+は「経営系大学院出身者座談会~後編~」をお届けします。
(「タキブロ+」って何?という方はこちらもご確認ください!)
前編では、自己紹介・出身校紹介、経営系大学院の定義の紹介、大学院に通った目的をお伝えしました。まだ前編をご覧になっていない方はこちらもご覧ください!
それでは引き続き、後編もお楽しみください~!

つっこミン

さぁさぁ、待ちに待った後編が始まりまっせ~

■中小企業診断士の学びとの違いと共通点

引継ぎ以下のメンバーで座談会を進めていきます。

つっこミン

某国の大統領似って言われたら、確かにゼ〇〇ス〇ー大統領に似てまんな~

hide_kingdom

ではダブルライセンスで得たことで分かった中小企業診断士と大学院の学びの違い、および共通するポイントについてお聞きします。
一般的には似てるように見えますし、何が違うんだろう?と思われてすごく興味があるところだと思います。

じゃあ、tanayanさんからいいでしょうか?

tanayan

中小企業診断士と大学院の学びの違いと共通点ですね。大学院の授業科目は、中小企業診断士試験の「企業経営理論」のテーマごとに細かく分かれていた印象です。「経営戦略」、「マーケティング」、「人的資源管理」、「組織論」あと、「イノベーション」。そのあたりは全部、大学院では別の科目でした。他に中小企業診断士と大学院で共通の科目としては、「経済学」、それから「財務会計」は「アカウンティング」と「ファイナンス」として分かれていました。それ以外に特に類似した科目はなかったように思います。

つまり、大学院では中小企業診断士試験で言うところの「企業経営理論」を細分化して深掘りするような形でしたね。中小企業診断士はもっと広く浅くのイメージです。そこが大きな違いだと思います。また、大学院では「リーダーシップ」や「起業論」などの科目がありましたが、それらの「マネジメントに関する科目」は中小企業診断士試験ではありませんね。

ライズ

中小企業診断士と大学院での勉強は、基本的には全く違う印象です。科目としては「経営学基礎」とか「経済学」とか中小企業診断士試験で学ぶ知識と共通する授業があります。しかし、進め方が大きく異なります。

一番覚えているのが大学院の「経営学基礎」の授業です。まず最初にSWOT分析やVRIO分析を学びます。そこまでは中小企業診断士試験と変わりませんが、その後すぐに自分の企業のSWOT分析やVRIO分析をするという課題が出されました。また、大学院では大企業の分析が主になっている部分もあるので、リーダーとしての戦略だったり、プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)をどう実践していくかといった視点を中心に授業がありました。

他の大きな違いとしては、中小企業診断士の2次試験であるようなケースを読んで、その内容についてグループで討論し合うというところですね。中小企業診断士の2次試験って模範解答が1つじゃないですよね。グループディスカッションを通じて、1つのケースで色んな解釈を学べるんですよね。そのなかで、中小企業診断士で学んだ知識を基に大学院で議論するのは非常に有効なんじゃないかなと思います。ベースとなる知識や経験を中小企業診断士試験で学んだ後、大学院でそれを発展させるというのも魅力的だと思います。私は、基礎的な知識が浅い状態でディスカッションをしていたので論理的な説明をするのに苦労しました。

つっこミン

MBAの特徴はグループ討論なんや!
ミンもミンの分身たちと討論してみるわ!

すっすー

私は2021年に中小企業診断士登録しました。中小企業診断士登録してすぐに「取材の学校」という執筆ノウハウなどを学べる学校に通っていました。その一環で、中小企業診断士向けの専門誌『企業診断』という雑誌の2021年11月号に「MBA×中小企業診断士のシナジー」という特集記事を書かせて頂きました。内容としては、「MBAと中小企業診断士は何が違うのか」みたいなところから始まって、実際にMBAと中小企業診断士の資格を両方持っている方にインタビュー取材させて頂きました。

MBAと中小企業診断士の違いを簡単に述べると、MBAはあくまでも「学位」であって中小企業診断士は「国家資格」です。「学位」か「国家資格」かという違いがまずベースとしてあります。MBAと中小企業診断士で学ぶ内容に関しては、全般的には「経営学」という点で大差無いのですが、ただ細かいカリキュラム単位で言うと、多少の違いはあります。

あと、私が考えMBAと中小企業診断士の違いというのは、「視点の違い」だと思っています。中小企業診断士は経営者に対して経営の「支援」とか「助言」する立場ですよね。MBAで学ぶ人達は、「自分が経営者だったらどうするか?」「自分がその企業のトップリーダーだったときにどうするか?」みたい経営者視点を持っていますつまり、MBAの場合は「内部の自発的・経営者的な視点」中小企業診断士の場合は「外からのアドバイザー的な視点」という違いがあると感じています。中小企業診断士が、経営者に対して助言やアドバイスを行う時に、経営者のマインドや考えに寄り添う意味では、MBAという学位を持っていた方が、さらに寄り添った提案もできると思っています。

つっこミン

内からの視点と外からの視点。うまいこと言いよったな~
つまり、ボケの視点とツッコミの視点みたいなもんやな~
知らんけど

hide_kingdom

今回は「経営”系”大学院」でカテゴリーしているので、MBAではない大学院出身の私の方からもちょっとコメントさせて頂きます。

学びの違いですが、確かに目的が違うところは、先ほどすっすーさんがお話しされた内容と一緒だと思います。私の通っていた大学院は「アントレプレナーシップ研究分野」でしたので、これから起業したいと考えている方も多く来られていました。具体的に、「このアイディアがあって起業したい」という方もいます。そのほかには、銀行員や税理士などもいらっしゃいました。「支援する立場である」という点において中小企業診断士に近いイメージでしょうか。さらには学部から上がってきた若い留学生もいて、非常にバラエティに富んだメンバーが在籍していました。

学びの違いとしては、ライズさんの話にあったように、ディスカッションする場面が多かったですね。中小企業診断士は「国家資格」の試験なので、どうしても一人で机に向かってガリガリ勉強することが多いのに比べて、そこは対照的だと思いました。「経営」の授業だけではなく、「財務系」の授業でもグループワークやディスカッションがありました。「ファイナンス」の授業では、「EBITDA(イービットディーエー:Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益のこと)」等、中小企業診断士でも出てこないような財務指標も教わりましたね。

ベースとなる知識は中小企業診断士と大学院では近いですが、アウトプットの仕方がやや違うと思います。あとは修士論文を書くというプロセスは中小企業診断士試験ではありません。大学院では修士論文を仕上げるというプロセスがあったのが、一つ大きな違いかなと思います。

■ダブルライセンスのシナジーや強み

hide_kingdom

続いて、ダブルライセンスを得たことによる「シナジーや強み」、それから「いつ頃、MBAに行っていつ頃、中小企業診断士を受験したのか」という話に移りたいと思います。じゃあ、これは私から。

私は先ほどお話ししました通り、中小企業診断士の受験勉強を先に始めました。それから大学院に行って、中診断士には去年ようやく合格しました。ダブルライセンスを得たことで、「資格試験というプロセス」と、「ディスカッションや論文を書くプロセス」の両方を経験できたことです。

特に大学院での学びの中で、自分の中で一番役に立った思っているのは「論文を書くプロセス」です。論文には査読があるため、第三者の客観的な目線で、誰から見ても妥当と思えるロジックを、エビデンスを揃えて論拠を証明しなくてはなりません。実際にやってみるととても難しく、先生からいろいろとつっこみを受けました。「この意見は誰が言っているんですか?あなたの意見ですか?」とか「ここに書かれていることは本の引用ですか?」など指摘をたくさん受けました。また、参考文献や先行研究を探してくるときには、自分の専門分野や業界だけではなく、他の業界で同じようなことをやっていることもあるから、その業界の情報を持ってきたらいいよ、というアドバイスも頂きました。それらのことが色々と勉強になりました。このように第三者から見ても納得性が高い話のロジックを組み、エビデンスを揃えるというプロセスを学べたことが非常に良かったと思っています

この学びが、中小企業診断士試験に合格した後の実務補習で実際に役に立った場面がありました。実務補習では60~90枚ぐらいの診断報告書を書く必要があります。そのために色々な情報を収集して報告書に載せます。まさにこのことが「これは修士論文を書くプロセスに近い」と感じました。「集めてきたデータの出所はどこか?」「そのデータは妥当なのか?」を説明して、出所を載せるというあたりで、大学院で学んだことが活かせたと思いました。

あと、私の通っていた大学院ではワークショップの授業があり、そのなかで多くの中小企業の社長の方の講義を受けました。その際、経営理念のことをすごく重要視されていることが伝わってきたんですね。経営理念をきっちりと伝え、具体的な形として実践していくことが企業の業績向上に繋がるため、非常に大切であるということを中小企業の社長の皆さんが異口同音に言われていました。中小企業診断士試験の勉強では、「経営理念」については割とさらっと流されているのかなと思います。「社員に経営理念を伝えましょう」と診断報告書にも書くことがありますが、中小企業診断士のテキストに書いてあるからそう書いているだけで、表面的になっているのではないかと思うことがあります。「経営理念がいかに重要なのか」は、実際、大学院で学び、中小企業の社長の皆さんからのお話を聞いたことで、よりうまく伝えられるのではないか、シナジーではないかと思っています。

大学院と中小企業診断士の勉強を通して得た強みとしては、ロジカルに伝えられるようになったこと。それから「経営者目線」と「支援する目線」の両方が持てたということですね。また人脈の広がりがあると思います。中小企業診断士同士の繋がりもちろん人脈の一つです。それに加えて、大学院時代の同級生の人たちとつながることで新しいチャレンジやシナジーを生み出せる期待があります。

現在は、「城東スキルアップコース」というプロコン塾(プロのコンサルタント目指すための研修コース)で色々と勉強させて頂いていますが、限られた時間でプレゼンテーションする能力とか、表現力やアウトプットする能力は大学院での経験を活用することができたかと思います。

すっすー

私は大学院が先で、その後、中小企業診断士という順番でした。MBA取得についてはすでにお話ししたことと重複しますが、今から10年ほど前に、経営企画室に所属しており、経営者ともっと対等に話をするためにスキルを高めたいと思ってMBAに通いました。卒業して中小企業診断士の勉強を始めたのは2019年度の試験が一回目だったので、ちょうど1次試験が始まる一年前の2018年の夏ぐらいから勉強を始めました。

中小企業診断士を取ろうと思った大きな理由は二つあります。一つ目の理由は、大学院時代の友達の活躍に刺激を受けたためです。大学院を卒業した後も大学院時代の友達とはFacebookで繋がっていました。当時はコロナ前だったので、卒業後も一緒に飲みに行ったりする機会もありました。大学院卒業後の進路として、仕事をとても頑張っている人、転職してステップアップする人、自分で起業する人、会社の社長になり会社を経営している人達がいて、友人達は皆とても頑張っている、と感じました。自分も本業でそれなりにやってきたつもりだったのですが、彼らの頑張りを見て、私ももっと勉強して、市場価値をもっと高めたいと思い始めました。

二つ目の理由は、会社に依存せずに稼ぐ力を身につけたいと思ったからです。私は40歳になる年に第1子が生まれたのですが、子供が20歳になったときには私は60歳になっているんですよ。私の会社は役職定年制度っていうのがありまして、55歳で役職を外れることがあるんですね。定年制度は今後延長になるとは言え、一旦定年が60歳と仮定した場合に、子供の成長で結構お金かかるタイミングと、役職定年制度によって私の年収が下がっていくタイミングが重なってしまう。そう考えた時に、これまでの経験を活かして、会社に依存せずに、自分で独立してお金を稼ぐ力をつけたいと思ったのですが、MBAだけじゃちょっと足りないと思って。そこで国家資格である中小企業診断士の資格を取得して、MBAと中小企業診断士の両輪で収入を得ることができたら良いなぁ、と考えて中小企業診断士の勉強を始めました。よく、MBAか中小企業診断士かの選択肢の話がありますが、私は両方取得できていたら、なんかいいことあるかなと思って中小企業診断士の勉強を始めました。

ダブルライセンスのシナジーについては、私はまだ中小企業診断士2年目で爆発的なものを生み出しているわけではありませんが、想いとして「日本を良くしたい」とか、「いろんな会社を良くしたい」というのがあります。その一方でいつかは自ら会社を経営したいという気持ちもあります。

どのように経営するかというと、例えば中小企業で今、M&Aが盛んに行われているんですよね。そのことは中小企業白書の中でも書かれています。事業承継含めて後継者不足が社会問題になってきているので、自分もいつかはM&Aで企業を取得して経営することを考えています。そこで、企業経営を行うことで得たノウハウやコンテンツを他の関連する企業にコンサルとして提供することができたら面白いなと思っています。それをやるためのベースとなる考え方として「中小企業診断士の視点」とMBAを取ったことによる「経営者の視点」の両方持っていることは、これからシナジーになってくるのかなと思います。

ライズ

私も、強みとしてはhideさんが話していた「人脈形成」だと思っています。卒業してからも大学院時代の友人とのつながりはずっと持っています。また、中央大学ではセミナーにOBやOGも出席できる制度がありますので、興味のあるテーマに参加することもできます。ゼミを通じて知り合った方との結束力も強くなりますね。ゼミの先生との接点もできますし、そういう意味ではにMBAでは人脈形成において非常に利点があると思います。

すっすーさんの話を使わせてもらうと、「外側(中小企業診断士としての視点)と内側(経営者としての視点)」を両方持てるというのも強みですね。私は順番として、MBAが先で、中小企業診断士が後でした。MBAではグループワークにおいて、積極的な発言が求められます。当然、ベースとなる知識も教わりますが、完全に頭の中では整理できていませんでした。例えば、中小企業診断士試験で学習することの1つに、機能別組織と事業部制組織のメリット、デメリットがあります。中小企業診断士試験の場合、これらの組織の違いを頭の中で整理しておかないと、試験で対応できません。ですが、MBAではこれらの組織の違いをそこまで厳密に整理して話すわけでありません。その点において、中小企業診断士の学習を通じて、今まで理解が曖昧であった知識の再整理ができたのは有意義だったと思っています。「学び直し」という意味でインプットとアウトプットができて非常に良かったです。

中小企業診断士はまだ取得したばかりなのですが、これから実務を通じてアウトプットを行っていけば、MBAと中小企業診断士のメリットがそれぞれうまく噛み合いシナジーが発揮できるのではないかと思っております。実は、大学院のゼミにいた際にケーススタディを書いたのですが、そのケースを『一橋ビジネスレビュー』に掲載して頂きました。私たちのチームで色々取材をしながら、中小企業診断士の二次試験の事例のようなケースを書き上げたんですよね。中小企業診断士の2次試験では、与件文からその企業の背景や状況を分析して、問題に答えていきます。その与件文を書く側の立場を大学院で経験することができました。そういった意味でも、中小企業診断士とMBAは本当にうまく「噛み合う」形になっていると感じました。知識の深掘りという点で非常にシナジーがあるなと。

ただ、気を付けていただきたいのは「MBAを取得したら、中小企業診断士も受かりやすい」という勘違いをしていました。1次試験のテキストを読んだ際は知っている内容が多いなと思ったのですが、まさか2次試験があんな大変とは思いませんでした。1次試験は、大学院での学習内容と共通している部分があるので受かりやすい部分も確かにあるのですが、2次試験はちょっと別ものと感じましたね。

つっこミン

ホンマやで。2次試験はやっぱちゃうんねんな~
ミンは受けたことないから知らんけどな!

hide_kingdom

ありがとうございました。最後の話、確かにそうですね。
1次試験は大学院で習ったことが出てくるので結構楽しいんですよね。
でも、最初2次試験の問題を見たときは面喰いましたね。ではtanayanさん、お願い致します。

tanayan

私は理系で現職はエンジニアです。職種のせいもあるかもしれないですが、経営企画等の仕事を行っているわけではないため、正直、現在のところは、学んだことを直接業務に活かすという機会はあまりありません。MBAを取得してから、これまでずっとその活用方法を考えていました。

先ほど、すっすーさんが言われていたみたいに「視点の切り替え」というのは、なるほど確かにそうだな、と思いました。「外から見て助言するか」、「内から当事者として実行するか」、その切り替えは自分でも意識して行動していきたいと思います。あと、皆さんが挙げられている通り、MBAと中小企業診断士の取得により、人脈がとても広がったのは間違いありません。MBAと中小企業診断士の2つの過程を通して知り合った方々とは、これからも、ゆるく繋がっていけたらと考えています。またいつか、どこかで、何かの形でご一緒できる機会もあるかもしれないですから。

私の場合も、大学院よりも中小企業診断士の勉強を始めたのが一年ほど先でした。ライズさんのお話を聞いていて思い出したのですが、中小企業診断士の「企業経営理論」の科目のテキストが、MBAのレポート課題を書くのに非常に役に立ちました。フレームワーク等が体系的にまとめられていたため、企業の分析を行うのに有用でした。2つの過程を経験したことによるシナジーや強み、と呼べるほどのものは、残念ながら、今のところまだちゃんと自分の中では見つけられていません。今日、皆さんからお聞きした様々なご意見を踏まえて、自分なりの強みを発掘していきたいと考えています。

hide_kingdom

タキプロ13期の三人は今年からの活動となりますので、シナジーや強みは希望や想像で言わざるを得ないところがあるかと思いますが、いずれ成果が出せたらいいですね!

■中小企業診断士受験生の皆様へ

hide_kingdom

最後に、中小企業診断士の受験生へのアドバイスをお願いします。
大学院に行くとプラスアルファで強みとなる点も含めてお願い致します。

ライズ

中小企業診断士を受験する人へのアドバイスですが、中小企業診断士を受験するということは、経営に対する興味をお持ちで、経営について学びたいと思う気持ちがあるということだと思います。MBAの勉強は自分の視座が広がるそんな授業がたくさん用意されています。そういう意味では、今取り組まれている中小企業診断士の勉強をさらにブラッシュアップするのに、MBAを手段として使うということも選択肢の一つとして頭の中に入れて頂ければ良いかなと思います。まずは中小企業診断士試験に合格する、ということ目指して頂いて、さらにその先の成長、ということでMBAも考慮して頂ければと思います。

tanayan

中小企業診断士とMBAは似ているように思われるかもしれないですが、違うものです。ご自身の成長に対する欲求が強い方は中小企業診断士だけでなく、MBAにも是非チャレンジしてみて頂けたらと思います。ただ、両方並行で進めるのはとてもしんどいので、まずはどちらかを取得されてから、もう一つに挑戦するのがいいかなと思います。

すっすー

中小企業診断士試験の受験生向けに、ということならば、「MBAを取ることはマストではない」と思います。私はMBAを取った立場なのであったほうがいいと思いますが、絶対的に必要かというとそこはもう「人それぞれ」だと思います。中小企業診断士を取得された後、司法書士とか社労士とか他の資格を取るという選択肢もあると思います。

ただ、経営全般に関する知識と理解の土台をもっと固めて、幅を広げる、視野を広げる、という意味では「中小企業診断士×MBAホルダー」というのは強みになると思います。先ほどライズさんやtanayanさんもお話されていましたが、MBAの取得により視座・視野が広がるのは間違いありません。

今日のお話の中でも話題になりましたが、大学院では、ディスカッションとか、グループワークがたくさんあります。プレゼンテーションももちろんあります。人前で話をする、相手の意見を聞いて、それを解釈して共感するところがありながらも、ときには反論して、自分の意見を正しく伝える。そのような訓練ができるのが大学院の良いところです。ですからその意味で、大学院に通うことで自分の価値を高めることはできると思います。

ただ、時間とお金はそれなりにかかります。国内でMBAを取るにしても最低2年は通う必要がありますので、なかなかハードな道のりですが、機会があればトライしてもらいたいと思います。MBAも中小企業診断士もそれなりに長い勉強時間が必要になります。ですが、そのハードなところを乗り越えた先に見えてくる、自分のキャパシティの広がりというものを体感して頂きたいと思います。睡眠時間が短くても生活できるようになりますし、体を壊さない程度にハードワークに耐えられるようになると思います。そのような世界にご興味があれば、ぜひ挑戦して頂きたいと思います。

hide_kingdom

そうですね。ハードワークも楽しんでやっていると、時間の経過を忘れて夢中になってしまうんですよね。寝不足でも頑張ってしまいますね。
最後は私からです。中小企業診断士試験を受験している方へのアドバイスになります。中小企業診断士試験に合格したければMBAにも通った方がいいのか、というと、多分そういうことはありません。もし、中小企業診断士試験の合格だけがゴールであれば、予備校に通学された方がいいと思います。

皆さんがお話しされたように、大学院のメリットとして、「内側と外側の視点の広がり」もありますし、「ディスカッション能力」や、「プレゼンテーション能力」が身につく、ということもあります。それから先ほど私が申し上げたように、論文執筆を通じて、「ロジカルシンキングの能力」やエビデンスを収集する「リサーチの能力」が高められます。総じて、経営という分野の地盤固め、基本を身につけるという意味で大学院の学びは良いと思います。

「MBAと中小企業診断士、どっちがいいの?」というご質問を頂くことがありましたが、今回このテーマを座談会で取り上げたのも、「両方取ったらいい」と言いたかったのです。両方持っていることでシナジーを生み出せますし、経営に関するさらに強固な地盤固めができる、ということですね。今回はそういうお話をさせて頂きました。受験生の皆さんが中小企業診断士試験に合格された後に、MBAや経営系の大学院に通うとご自身のプレゼンスを高めることもできると思います。非常に意味のある学びになることは間違いないと思います。逆に、MBAや経営系の大学院に通った方(通っている方)が中小企業診断士に挑戦するのもよいと思います。ぜひご検討頂けたらと思います。

つっこミン

そうやで~両方取ったたらええんやで~
ミンもこれからは「ツッコミ」と「ボケ」の二刀流をやってみるわ~
メジャーリーグでMVP獲れるよう頑張ってみるわ!

■おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はタキプロ12期生と13期生のコラボ企画でお届けしました。タキプロでは先輩、後輩の壁もなく活発に交流しています。受験生の皆様が合格されたらタキプロに参加して受験生支援を通じて、いろいろな経験と人脈を獲得されることを期待しています。
次回の「タキブロ+」は2次試験の時短対策法です。
お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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