ワンランク上の受験生は、経営情報システムをさらりとこなすー! by ないち

読者の皆様、こんにちは! ないちです。

そろそろGWがやってきますが、受験生の皆様も、受験勉強にギアを上げ始めるところかと思います。
体調に気を配りながら、進めてください。

さて今回、私は、1次試験「経営情報システム」について語っていきます。

経営知識の中のIT分野として分類されるこの科目。
この分野に精通しているか否かで、得意不得意がはっきり分かれる科目だと思います。

そして、この科目は、各テーマに踏み込むと、めちゃくちゃ奥が深いです。
データベース、ネットワーク、セキュリティ・・・。
そういう意味では、経営法務に近い部分がありますね(個人的感想)。

実は私は、8年前までSEとして働いていて、その後転職を2度繰り返し、去年からまたSEをしております。
そのため、1次試験の7科目の中では、得意科目になります。

もう15年近く前になりますが、ソフトウェア開発技術者試験(現:応用情報技術者試験)の資格を取得しました。
科目免除もできたのですが、この科目で点数を稼ごうと思い、あえて受験しました。

ただ、この科目に合格したのは実は3年前の話で、どうやって勉強したのか、実はあまり覚えていないんです
おそらく、そこまで本腰いれていなかったかと。。。

なので改めて、テキストと過去問を見ながら、私なりに感じ取ったポイントを、5つ述べます。
この5つのポイントを意識すれば、ワンランク上の受験生になれます。

■1.テキストをさっさと浅読して、過去問から覚える

正直、この科目を乗り切るなら、これが一番手っ取り早いです。
テキストをまず読書感覚でさらっとで良いので、全て読んでみてください。
理解しきれなくてもよいので、全体的に肌感覚をまず把握することが必要です。
そして、過去問を解きながら、対象テーマを理解する、という戦略です。

全般的にIT系の試験問題って、結構、習うより慣れろ的な部分が大きいです。
理系的な要素があって、理屈を理解していないと解けないって印象があるかもしれませんが、
実は、意外と真逆です。

また、この科目は2次試験とのシナジーも薄いため、苦手な方は深みに入るのはあまりお勧めしません。

■2.略語を正式名称と一緒に頭に叩き込む

これは鉄板な攻略法です。
この科目は、アルファベット略語が多数出てきます。
めんどくさいからって略語だけ覚えようとしている人は、一旦ストップ!
正式名称と一緒に覚えれば、意外とすんなりイメージできることがあります。

例えば・・・
・LAN(Local Area Network)・・・限定された範囲のネットワーク
・WAN(Wide Area Network)・・・離れた場所でもつながるネットワーク
・VPN(Virtual Private Network)・・・インターネットを通して仮想的に作った閉じたネットワーク
・FTP(File Transfer Protocol)・・・ファイルを転送する規格
・DFD(Data Flow Diagram)・・・データの流れを示す図式
・UML(Unified Modeling Language)・・・記法の統一化をしたモデリング言語
・TCO(Total Cost of Ownership)・・・コンピューターの導入~維持・管理までの費用総額

■3.仕組みを図で描く

データベース、ネットワーク、セキュリティ。
この3つのテーマは、特に一見さんには非常に厳しいと感じます。
ただ、このテーマはある程度問題で出題されるので、避けては通れません。

攻略のためには、イメージをすることが大切です。
そのためには、図を描いて頭を整理します。テキストの図をそのまま映しながらで良いです。
システムの中で、情報がどのように動いていくのか、描きながらイメージするのです。
そうすると、仕組みがだんだん理解できます。

以下は、私が実際に書いてみた手書きの例です。(光の加減で少し見づらくて恐縮です)

■4.システム開発もモノづくりの1つと捉える

「システム」という単語で身構えてしまう方もいると思いますが、これも1つのモノづくりです。
機械と違って、目には見えませんが、開発アプローチの本質は一緒だと考えています。
「モノを作る」という視野で、この科目を学んでください。

システム開発手法については、まずは、ウォーターフォールの流れを理解してください。

  要件を決める → 計画する → 大まかに設計する → 細かく設計する → 実装する
→ 細かいテストをする → 大まかにテストをする → 業務として運用する

文章を書くのも一緒ですよね。

  書くテーマを決める → 内容の大枠を決める → 細かく文章化する
→ 表現が適切かチェックする → さっと見て読みやすいかチェックする

開発の基礎であるウォーターフォールの流れが理解できれば、アジャイル開発とかも、意味が理解できます。
そして、このような開発の流れを上手く推進していくのが、プロジェクト管理です。

■5.最悪、他の科目で稼ぐ

どうあがいても、やはり苦手意識がある、という方は、足切り回避程度にと割り切って
他の科目で稼いでください。
正直、この科目を深くまで理解するよりは、企業経営理論・財務会計・運営管理をキッチリやったほうが、
2次試験に活かせます。

■今日のおさらい

今回は、1次試験「経営情報システム」について、語らせていただきました。

IT分野の知識は、企業経営には必須の分野です。
これを機に、興味をもっていただくことは、今度のキャリアのためには非常に良いと考えています。

中小企業は、間違いなくITに精通した人材を欲しています。
企業としてITを知らないと、この時代、経営が成り立っていかないのは、周知の事実です。
今この記事を読んでいるあなたが、とある中小企業にIT導入支援をすることもあると思います。


最後に。
今日はこれを覚えて帰ってください。

1.テキストをさっさと浅読して、過去問から覚える
2.略語を正式名称と一緒に頭に叩き込む
3.仕組みを図で描く
4.システム開発もモノづくりの1つと捉える
5.最悪、他の科目で稼ぐ


以上!

次回はどぅーさんの登場です。
お楽しみに!

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