【事例Ⅲ】事例Ⅲは安定的な得点が可能な理由 by ながさわ

事例Ⅲ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のながさわと申します。

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■はじめに

まずは1次試験を受験された方、本当にお疲れさまでした。
そして2次試験勉強を開始されていると思いますが、タキプロ情報を参考の一つにして頂ければ幸いです。

ちなみに私も昨年1次全教科受験→2次試験を行いましたが、1次から2次では使う脳作業が異なるようで2週間くらい時間が掛かりました。
情報詰め込みで挑む1次と思考力を要求される2次ですので、勉強方法も変える必要にご留意ください。

■苦手意識がある方へ

事例Ⅰ~Ⅳで皆さんの現在の得意な事例と苦手な事例は何でしょうか?
今回のブログ内容は事例Ⅲが特に苦手意識がある方に向けた内容です。

そして、断言できます。
「試験日直前には事例Ⅲが安定的な得点取得が可能である。」ことに皆さんが気付くことを。

まずは苦手意識を払拭しようじゃありませんか。

■安定的な得点が可能な理由①「回答の方向性が明確」

・短納期を目指す。
・高品質を目指す。
・生産性向上を目指す。


事例Ⅲにおける回答の方向性はほぼこの3つ。
原価低減達成して安い値段で数多く生産するといった方向性はないです。

中小企業は経営資源が限られているため、効率化で付加価値を高めていくのが事例Ⅲの基本的な考えです。
(※近年、国が目指す高付加価値化において、効率化の優先順位は少し下がりつつあるような気もしますが、事例Ⅲなので気にしない。)

事例Ⅲの苦手意識が高い方は生産、製造プロセスそのものを社会人経験でないからと言うのが多いかと思いますが、
2次試験で求められる知識は1次試験の試験範囲で十分なのです。それ以上は必要ありません。
そして、求められる知識範囲も限定的ですよ。

■安定的な得点が可能な理由②「C社の問題点が”明確”に与件文に書いてある」

他の事例と異なり事例Ⅲは与件文にはっきりと!明確に!C社の問題点が記載されています。
これはとても重要なことで、設問に対応する与件文の問題点を繋げれば良いのです。

設問と与件の内容を繋げるのはそんなに難しくありませんよね?

大丈夫。今は出来なくとも過去問を何度も解く勉強をしていると試験日直前期にはしっかり出来るようになります。

■安定的な得点が可能な理由③「回答の基本方針が単純=因果の流れで書く」

2次試験の回答は対象企業の社長への助言です。
事例Ⅲの回答の基本方針はC社社長へ「出来ていない所をやってください」と助言することです。

与件文の内容からC社出来ていない事を探す(問題点、課題)回答文「〇〇が出来ていないので」「〇〇を改めて」
C社に「これをやってください」と助言する。回答文「△△(一次知識活用した施策、対策)を実施し、□□(効果)を上げる。」

よって、回答文(対策、助言)は「〇〇を改めて、△△を実施。□□の効果を上げる。」となります。

因果の流れで書くメリットは採点者(C社長)が「読みやすく、与件文内容を使うため一般論とならず具体的な提案内容になる」ことです。

■安定的な得点が可能な理由④「設問のレイヤーが判断しやすい」

レイヤーとは設問がどのテーマについて問われているかです。
事例Ⅲのレイヤーは以下の通りです。

1.SWOT強み(弱み)の要因、強み(弱み)の記述
2.生産管理生産計画、生産統制(進捗、余力、現品管理)、外注管理、外部調達の課題を解決する問題
3.製造現場工場内や作業工程など現場作業のオペレーションの効率性改善(生産性含むQCD改善)
4.IT情報システム活用、情報共有によるオペレーション効率化(DRINK)
5.生産戦略強み×機会、弱みの克服×機会で成長戦略を助言

そして、重要な点として、事例Ⅲの設問はどのレイヤーに対して問われているのかとてもわかりやすい!ことです。
これは過去問を何回も解いていくと、自然と理解できるようになります。

設問のレイヤーがどれか判断し、そして回答の方針に従い回答文を作成する。
とてもシンプルな作業です。事例ⅠやⅡよりも断然対応しやすいと思いませんか?

■おわりに

以上、2次試験まで2カ月以上あります。まずは苦手意識を無くした上で学習されると、理解度、習熟度の上がりやすさが格段に良くなるはずです。
(実際私がそうでした。)

もちろんレイヤー毎の1次知識を活用した施策内容等の知識を付ける必要はあるため、是非学習を深めて頂ければ幸いです。


次回ははっせーさんの登場です。
お楽しみに!

■お知らせ(セミナー告知)

最後に読者の皆さんにお知らせです。

8月20日(日)13:00~15:00、「二次試験スタートダッシュセミナー」

を開催します!

今回は二次試験を初めて受験される受験生に向けたセミナーとなっており、

・試験の全体の流れのご説明
・合格者によるオススメの勉強法等が聞ける「科目別座談会」
・個別のお悩みにお答えする「よろず相談会」

の構成で実施いたします。

一次試験から二次試験までの期間は2か月と少し、「いかにスタートダッシュを切るか」が非常に重要です。華麗にスタートダッシュを決めたい受験生の皆様、セミナー受講をぜひご検討ください!

下記、セミナー情報となります。

・日時:2023年8月20日(日) 13:00-15:00
・場所:Zoomでの完全オンライン開催
・参加費:無料
・定員:100名(先着順、50名枠追加!)
・申込期間:8月6日(日)-8月13日(日)

参加をご希望の方は、上のバナー、または以下の「こくちーず」リンクより申し込みをお願いいたします。皆様のご参加をタキプロメンバー一同お待ちしております!

参加申し込み「こくちーず」リンク
https://www.kokuchpro.com/event/9055fe834587e5f7adef6d604ac51f5d/

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