【事例Ⅳ】直前期の追い込みの結果、事例Ⅳに救われた話 by フジサン

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目次
■はじめに
2次試験まで、あと1か月。
この時期、こんな気持ちの方はいませんか。「事例Ⅳが全然できるようにならない」「過去問を回しているが手応えがない」「そもそも勉強時間が取れない」。
まだまだ大丈夫です。今日は、残り1か月を事例Ⅳ得点最大化に向け最大限に使うための実体験を共有します。
■まず結論:私の得点開示
事例Ⅰ:51点、事例Ⅱ:66点、事例Ⅲ:54点、そして事例Ⅳ:77点。
見ての通り、事例Ⅰ〜Ⅲは平均60点に届いていません。事例Ⅳの高得点だけに支えられて、ギリギリ合格したというのが実態です。だからこそ、この時期のあなたに伝えたいことは明確です。残り1か月、迷ったら事例Ⅳに時間を割いてください。
理由は単純で、事例Ⅰ〜Ⅲは水物だからです。私自身、複数の再現答案サービスで採点してもらいましたが、結果はかなりバラつきました。一方、事例Ⅳの計算問題は、やればやるだけ確実に点が積み上がります。直前期の投資効率が最も高いのは、間違いなく事例Ⅳです。
私も5月頃に『30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集』に手を出しましたが、10日目あたりで完全に心が折れました。歯が立たない。絶望。同じ経験をしている方、今まさに絶望している方、いると思います。
そこから私を引き上げてくれたのが、「事例Ⅳ 攻略マスターガイド」と「過去問マスターガイド」(https://master.sun-smec.com/ )です。
直前期の事例Ⅳ対策として、この教材は圧倒的に効果的でした。
何がいいのか。マスターガイドは、パワーポイントのスライド形式で計算過程を一歩ずつ解説してくれます。テキストの解説を読んで「なぜここでこの数字が出てくるのか分からない」と詰まる、あの体験がありません。あの複雑怪奇なNPV問題ですら、一段ずつ階段を上るようにゴールに近づく感覚で、再現手順を自分のものにできる。本当によく考えられた教材です。
私は9月からのラストスパート期間を事例Ⅳ集中対策期間と定め、マスターガイドを用いて過去10年分の過去問を何度も回しました。あれほど歯が立たなかった問題が、確実に解けるようになっていく。振り返れば、この1か月の集中投資こそが合格のカギでした。
事例Ⅰ~Ⅲは、過去問の内容を徐々に覚えていき、記憶で解答してしまうため、何度も繰り返すことができません。しかし事例Ⅳはそんなことはなく、直前期に何度も何度も繰り返すことで確実に本番に備えた計算力が向上します。(ちなみに私は同年の1次試験の財務・会計は64点でしたので、事例Ⅳの77点はまさに直前期の追い込みの結果と思っています。)
今から新しい教材に手を出すことに抵抗がある方もいるかもしれません。でも、事例Ⅳで手が止まっているなら、今からでも遅くありません。
■【今すぐ効く】自己採点にAIを使う
もう一つ、直前期にこそ効く話を。
私自身は2次試験が終わった後の再現答案採点の時期に初めて知ったのですが、AIによる答案の自己採点が一気に実用レベルに達しています。
「もっと早く知っていれば」と本気で思いました。だから、これから受験される皆さんには今すぐ試してほしいのです。
というのも、ふぞろいを使ったキーワード採点には構造的な限界があります。キーワードが入っているかどうかは分かる。でも、自分の答案のどこが悪いのか、因果関係がどうねじれているのかは、キーワードの有無からは見えてこないのです。「キーワードは拾えているのに点が伸びない」という壁にぶつかっている方、まさに今この時期に多いのではないでしょうか。
この弱点は、AIでカバーできると思います。答案を読ませて「因果関係は通っているか」「与件のどの根拠に基づいているか」「設問の要求に答えられているか」といった観点で指摘してもらえば、キーワード採点では拾いきれない自分のクセや論理の飛躍が見えてきます。残り1.5か月で事例Ⅰ〜Ⅲの答案の質を上げたいなら、ふぞろい+AIの併用が最短ルートだと思います。
■【環境を整える】iPad + Apple Pencil ~エミリーさんのメソッド~
直前期は、1回転あたりのスピードが勝負を分けます。
2次試験は「紙に書く感覚」が必要だと考え、私も最初は過去問をコンビニで印刷し、ファイリングしていました。しかし、これがどうにも非効率。印刷の手間、かさばる紙の束、過去の答案を見返しづらい……。
タブレットで効率化できないかと調べてたどり着いたのが、エミリーさんが公開されているiPadによる2次試験対策メソッドでした(https://emily-study.hatenablog.com/entry/iPad/02 )。
読んだ瞬間「これだ!」と確信し、Apple Pencilを即購入(iPadは元々所有していました)。手書きの感覚を保ったまま、印刷・管理の手間がゼロになる。過去問も自分の答案も全てiPadの中に集約され、隙間時間にすぐ見返せる。この効率化が、限られた時間での回転数を確実に押し上げてくれました。
今から環境を変えるのは勇気がいるかもしれませんが、残り1か月で何十事例も解くことを考えれば、初期投資は十分に回収できます。
■【時間がない方へ】朝4時起床という選択肢
「そもそも勉強時間が取れない」という方へ。私の当時の状況をお話しします。
当時は育児真っ最中で、毎晩子どもの寝かしつけをしていました。しかし子どもの生活リズムは日によってバラバラ。「今日は21時から勉強するぞ」と決めても、寝かしつけが長引いたり、夜中に起こされたり。夜に安定した勉強時間を確保することは、事実上不可能でした。
そこで発想を変え、子どもと一緒に21時に寝て、毎朝4時に一人で起きるスタイルに切り替えました。朝4時から7時までの3時間は、家族全員が寝ている完全な静寂タイム。誰にも邪魔されない、極上の勉強時間です。
ここで一つ技術的な問題がありました。一緒に寝ている子どもを起こさずに自分だけ起きるにはどうするか。音の出る目覚ましは論外です。解決策として購入したのが、GoogleのFitbit。振動(バイブレーション)で手首だけを起こしてくれるアラーム機能があり、これが完璧に機能しました。同じ悩みを抱えている育児中の受験生には、心からおすすめします。
時間が「ない」のではなく、時間の「場所」が悪いだけかもしれません。残り1.5か月、まだ発想の転換は間に合います。
■直前期の過去問スケジュール
参考までに、私が組んだスケジュールを。H29〜R6の8年分×4事例を3回転、合計96事例。平日1事例、土日3事例のペースで、ちょうど8週間で完走できる計算です。朝の3時間があれば、平日1事例は十分に回せます。
今から3回転は難しいかもしれませんが、「1日1事例」のペースを死守するだけでも、本番までに30事例以上に触れられます。大事なのは量よりも、毎日途切れさせないことだと思います。
■おわりに
残り1か月でやるべきことを、私の経験から3つに絞るなら——
- 事例Ⅳに最優先で時間を割く(マスターガイドが効きます)
- 事例Ⅰ〜Ⅲの答案はAIに見てもらう(因果の弱点が見えます)
- 学習環境と時間帯を整える(回転数が変わります)
私の合格は、正直「事例Ⅳの一本足打法」でした。だからこそ言えるのは、事例Ⅳ対策は、やり過ぎるということがないということ。
そして何より——1か月の集中投資でも、間に合います。私がそうでした。
皆さんの合格を心から応援しています。
次回は、リョウタロウ さんの登場です。
お楽しみに!
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