ミスなく解くための「ポカヨケ」対策 by はまん

事例Ⅳ 財務・会計

タキプロブログ読者のみなさま、こんにちは。

3度目の登場、多年度生応援団の「はまん」です。

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1次試験まであと1ヶ月余りです。みなさま、勉強は順調でしょうか。蒸し暑い日々が続いていますが、体調を崩してはいませんか?まずは健康が第一、無理は禁物です。新型コロナウイルス感染症も再拡大しています。「調子が悪いな」と思ったら、休むことも重要です。体調を崩して試験を受けられなくなるようなことがないように気をつけましょう。

さて、本日は事例Ⅳについて、私が本試験で「どうすればミスを防ぎつつ全ての問題に解答できるか」を追求し実践したことをご紹介します。

■「あーっ!」「しまったー!」の原因を知る

受験予備校では、毎回演習が終わると解説講義がありました。その講義の前に演習の解答が配布されます。解答用紙を提出した後、配布された解答を確認するわけですが、事例Ⅳは、他の事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲと比較して、周りの受講生からの「やってしまったーっ!」「間違えたー!」といった嘆きの声が多く聞こえてきます。

そんな私も他の受講生同様、何度も過ちを繰り返してきました。毎回毎回必ず何らかのミスをしていて、前回失敗したところを修正できたと思ったら別のところで間違えた、といったことが続きました。

これを無くすため、私なりに対策を考えました。

まずは、事例Ⅳで失点した箇所について、その原因を調べてみました。演習や模試、過去問を行った後は振り返りノートに記録をしていましたが、この振り返りノートの記載内容を読み返すと、原因は以下の3点に集約されました。

①初見の問題で対応できなかった

②設問要求や縛りを無視してしまった

③プロセスは合っているが、計算ミスをして解答が合わなかった

■具体的な「ポカヨケ」対策

まず「①初見の問題で対応できなかった」については、「しっかり復習し、次に出てきた時には解けるようにしておく」「これまでもあまり問われていない論点であれば、軽く見直す程度で深追いしない」のどちらかです。

ただし、例えばNPVの問題でも、解答として求められるものが違う場合がありますので、それについては解けなかった場合はしっかりと復習し、次回以降に対応できるようにしました。

問題は②③の場合です。これらは言ってしまえば「うっかりミス」であり、防ぐことができる失点です。ファイナルペーパーにも「エラー防止策」として書いていました。

②設問要求や縛りを無視してしまった

実際に失敗した例を挙げると

・小数点以下切り捨てで解答すべきところをそのまま(小数点第○位まで)解答してしまった

・「安全余裕率」を問われているのに「損益分岐点比率」を解答してしまった

・「限界利益率」を問われているのに「変動費率」を解答してしまった

などです。また、単位を間違えたり、四捨五入を間違えたりしたことも多々あります。

これらの防止策としては

・問われていることには印(△)をつける

・「単位・四捨五入・桁・税率」の記載にはマーカー(私の場合は「緑」)でチェック

・単位を間違えない対策として、単位を解答で求められているものに合わせる

 (ただし、小数点が出てくる場合は要検討)

③プロセスは合っているが、計算ミスをして解答が合わなかった

このパターンは、余白に計算式などメモを書いている場合は「転記ミス」など特定ができますが、それ以外は特定が難しいです。しかし、ほとんどは「電卓の操作ミス」と思われるので、電卓の使い方で対応しました。

防止策としては

・余白は大きく、広くつかう

表紙の次のページ(「試験問題は、この用紙をめくった右のページ(1ページ)から始まります。」と書いてあるページ)を定規を使って切り取り、計算用紙として使用しました。このページは、事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲでもメモ用紙に利用できます。ページがバラバラにならないように、定規を使いこのページだけ切り取るようにしました。

・電卓を使う回数をできるだけ減らす

1次試験と異なり、2次試験では電卓の使用が認められています。しかし、求められる計算は1次試験よりはるかに複雑で、計算過程を示した上で解答することが求められます。

ミスの要因が電卓操作にあるのであれば、「できるだけ電卓を使う回数を少なくするきるだけ計算間違いをしないような電卓操作を身につけることを考えました。

できるだけ電卓を使わない方法としては、暗算でできるものや計算しなくても答えがわかるもの(第1問の経営分析、数値の大小など)についてはあえて計算しない、などです。

そして、電卓操作に関しては、次のような対応をとりました。

■電卓操作での対応

「GT」キー、「M+」キーを使いこなす

電卓を使う回数を減らす目的は、入力回数を減らすことにより入力ミスするリスクを減らすことにあります。よって「GT」キー、「M+」キーは多用したいところです。私の場合、「GT」キーは回収期間法、「M+」キーは第1問の経営分析でよく使いました。

(具体的な使い方はインターネット等でご確認下さい。ここでは省略します。ご了承下さい。)

・「年金現価係数」の計算

NPVの問題を解く際には、割引計算が必要になります。このとき、割引率と共に「現価係数」を与えられます。ここ数年は「複利現価係数」のみ与えられるパターンが多く、「年金現価係数」を使う場合は自分で計算する必要があります。

年金現価係数の計算ですが、5年の年金現価係数を求める場合、1年~5年の複利現価係数を足し算すれば求められます。例えば、令和2年度の第2問では利子率8%の複利現価係数が与えられています。

 1年2年3年4年5年
現価係数0.9260.8570.7940.7350.681

この時、5年の年金現価係数は

0.926+0.857+0.794+0.735+0.681=3.993

と求められます。

※整数部分が「0」なので、電卓操作の際0は入力不要

しかし、ここで避けたいのは「電卓の操作ミス」です。小数点があるし、利子率(割引率)8%は演習や過去問でもあまりお目にかかっていません。

仕事柄、電卓を操作することは非常に多いですが、小数点を使うことはほとんどありません。「なるべくなら操作したくない」と思いました。

そこで、私は次のような計算のやり方をしていました。

(926+857+794+735+681)÷1000=3.993

少しだけ操作が多くなりますが、小数点を操作することがなく、むしろ速くミスなく算出できる方法として実践していました。

今回の場合は小数点第3位まで書かれていますので最後に1000で割りますが、小数点第2位までの場合は最後は100で割ることになりますので、注意が必要です。何回か試してみて慣れる必要がありますが、訓練すればそれほど時間をかけることなく使いこなせるようになると思います。

■得点を積み上げるためのヒント

これまでミスによる失点防止策について触れましたが、最後に「得点を積み上げるためのヒント」について触れたいと思います。

事例Ⅰ~事例Ⅲでは、解答用紙を見た(分析した)際、求められる解答文字数と配点で得点になりそうな要素をいくつ盛り込めばよいかを推定すると思います(例えば、配点20点で解答文字数100字以内なら、要素は4~5つ、など)。

事例Ⅳも解答用紙にはヒントが隠されています。計算過程を求められる問題の記入欄の大きさは、どれくらいの内容を文字や式で書く必要があるのかを推定する上で、大きなヒントになります。

例えば、平成30年度の第2問(設問1)では、「①加重平均コスト(WACC)」「②吸収合併により増加した資産に対して要求されるキャッシュフロー」の値(a欄)と、計算過程(b欄)を求められました。

解答用紙を確認すると、計算過程を書くb欄は値だけを求められているa欄と同じ上下幅しかありませんでした。よって「計算過程として書く量は多くない」「書いても1~2行程度」と推定することができます。これができるだけで、心理的にかなり楽になります。1行で書ける程度の計算過程とは、公式がそのまま当てはまる程度の量です。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございます。

事例Ⅳは2次本試験の最後に解く事例です。事例問題3問を解いてすでに相当の疲労が蓄積している状態で、最後に計算問題を含む事例を解くことになりますので、そもそもミスが起こりやすい状態にあります。そのような中でも、ミスをなくし獲るべき問題をしっかり獲ることができれば、グッと合格に近づきます。仕事が終わった後の疲れきった状態で事例問題を解いてみてどれくらい解答ができるか、一度は試してみるのがいいと思います。頭がクリアな状態で計算問題を解くのとどれくらい差がでるか、知っておくとその後の対策の一助にもなるのではないでしょうか。

次回ははまんさんの登場です!!

えっ、次もですか?

すみません、次回もおつきあいくださいませ。

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