実務補習(15日間コース)に参加してみてbyたとな

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のたとなと申します。

4月に続いて2回目の投稿となります。
(1回目の投稿はこちらをご確認ください)

6月に入り読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

1次試験まであと2ヵ月となり、1次試験から受験される方の中には勉強が思うように進んでおらず、焦りが出ている方もいらっしゃるとは思いますが、今からの勉強で十分遅れは取り戻せますので、体調に気を付け勉強に取り組んでいただければと思います。

今回の私の記事は試験対策の話ではありませんが、今の皆様に少しでも役に立つ記事になればと思い書いていますので、箸休め程度にご覧いただければと思います。

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■はじめに

今回のテーマは実務補習です。

実務補習は、2次試験合格後中小企業診断士として登録(私は5月に登録できました)するために必要ないくつかある実務を体験する手段の1つで、多くの方が参加されていますが、受験勉強中の今の皆様にとっては馴染みが薄いかもしれません。(私も受験生時代の昨年6月は、実務補習についてはあまり考えたこともなく、良く分かっていませんでした)

ただ、実務補習(15日間コース)に実際に参加してみて、昨年6月に知っておけば良かったかなと思う点は何点かありました。

そこで、受験勉強でお忙しい皆様にとって、現時点において私が知っておいた方が良いかなと思う点を、「実務補習前」「実務補習中」「実務補習後」に分けてご紹介します。

「実務補習前」

申込を2次試験の合格発表前にする必要がある

私は、令和5年2月実施・東京地区15日間コース(2月3日(金)~3月13日(月))に参加しましたが、申込期間が1月13日(金)~1月17日(火)で、合格発表2月1日(水)前に申込完了が必要でした。

令和6年2月実施・15日間コースも似たような感じの日程ですので(実務補習スタート2月2日(金)、合格発表1月31日(水))、2次試験の合格発表前に申込をしなければならない可能性は高いと思います。

なので、会社への休暇申請等の際、「2次試験に合格したので実務補習に参加します」とは言えないのでご注意ください。(もちろん、ここでいう合格は2次口述試験の合格ですので、ほとんどの方は合格するとは思います)

受講料等がかかる

私が参加した15日間コースでは、18万円弱受講料がかかりました。

その他に交通費・食事代等もかかりますので、ある程度の出費は考えておいた方がいいと思います。

ノートパソコンは必須

当たり前の事かもしれませんが、実務補習では企業等の診断報告書を作成したり、zoom等で打ち合わせをしたりするのでノートパソコンは必須ですが、特に貸与されるわけではありません。

勤め先から貸与されているノートパソコンとスマホで事足りていて、自分のノートパソコンを持っていない(もしくは、相当古く性能が低いノートパソコンしかない)という方は事前に準備が必要だと思います。

「実務補習中」

日程はかなりタイト

私が参加した実務補習は以下のような日程でした。

第1日目(金):企業等への訪問・調査
第2日目(土):グループでの打ち合わせ
(日)~(金) :自主学習
第3日目(土):診断報告書の作成
第4日目(日):診断報告書の作成
第5日目(月):企業等への報告

15日間コースは以上のような日程を3回繰り返すことになるので、月曜日から金曜日まで働いている方は少なくとも会社を6日間休む必要があります。

また、第3日目(土)、第4日目(日)は診断報告書の作成となっていますが、これは各自が作成した診断報告書の全体調整が中心なので、各自の診断報告書の担当部分は自主学習の期間に作成する必要があります。

なので、実務補習期間中は仕事との両立はかなり大変になりますので、ご自身の仕事に関しての事前調整は必須だと思います。

移動時間が長い

この点は個人差があるかもしれませんが、打ち合わせ場所、診断する企業等が自宅からかなり離れた場所にあり、移動時間がかなり長いと感じました。

仕事で移動が多い方は問題ないと思うのですが、在宅勤務が中心であまり外に出ることが少ない方(私もそうです)は、実務補習期間前にある程度体を慣らしておいた方がいいかもしれません。

コミュニケーションが活発

実際にグループで打ち合わせをする日はもちろんですが、自主学習の日においてもメール、zoom等でのコミュニケーションは頻繁に行われました。

メンバー間のコミュニケーションにより様々な気付きがあり、担当部分のブラッシュアップが出来ただけでなく、診断報告書全体のクオリティも格段に向上したと思います。

「実務補習後」

素晴らしいメンバーと出会えた

私のグループは6人で、年齢・職種・業界等様々でした。

日頃会社では、ある程度年齢・職種が近い人と仕事をする機会が多い私にとって、年齢・職種が違う人達と同じ立場で診断報告書を作成した経験は新鮮で、多くの気付きを得ることが出来ました。実務補習後もLINEでのやり取りがあり、今後もお互い助け合いながら診断士の活動を進めていければと考えています。

経験豊富な指導員と出会えた

実務補習は指導員の指導のもとで実施されますが、私のグループは指導員2人、副指導員3人の方にお世話になりました。

指導員の2人の方は指導実績も豊富で、診断報告書完成に向けグループをうまく導いてくれました。また、休憩時間や食事の合間に話されたお話は、今後診断士として活動する上で参考になるものばかりでした。

副指導員のうち2人は企業内診断士で1人は独立診断士の方でした。3人とは年齢が比較的近いこともあり、お互いの仕事の話などさせてもらい、刺激を受ける点が多くありました。

現実の中小企業というものが理解できた

2次試験では、経営資源が乏しい小規模な企業であるが強み(経営者の能力等)はあるといった企業が事例企業としてよく登場すると思いますが、私が実務補習で診断させてもらった企業はまさにそういった企業でした。

2次試験の勉強中は、事例企業はあくまでも問題を作るための架空の企業で、実際の企業とは程遠いものではないかと思っていた面もありましたが、実際はそんなことはなく、現実にある中小企業の実態に即したものであると理解することができました。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。事前の準備もある程度必要で実施中もかなり大変でしたが、会社だけの生活では決して会うことがなかった様々な方々と貴重な時間を過ごすことができ、自分自身の成長を実感することができましたので、今となっては参加して良かったと思っています。

実務補習については、先輩方の記事も多くありますので(こちら)、勉強に疲れた時などの気分転換にご覧いただければと思います。

次回はながさわさんの登場です。
お楽しみに!

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