2次試験2回目の年の決意 by たんぽぽ

メッセージ

タキプロ14期、地方公務員(♀)たんぽぽ です。

2次試験合格発表の1月11日。
Xのタイムラインでは、悲喜交々のニュースが流れていましたね。

その次は、協会から送られてくる結果通知とともに開示された科目別の得点。
合格ラインである240点に数点足りなかった方や、なかなか届かなかった方、ともすれば前回試験より得点が下がり「一体いつになればこの試験には合格できるのか・・・」と途方に暮れる方。

私自身も1回目の2次試験の年は、合格発表欄に自分の受験番号を見つけることはできませんでした。

当時は、得点開示は自分から請求しないといけないシステム。
開示請求したところ、4点不足。

後悔ウサギ

ああ、事例Ⅳであと1問解けていれば合格できていたんじゃないか!?

との悔しさも込み上げます。

でも、この試験。
1点の得点差に何百人いるかわからない試験です。

不合格は、不合格。あの点数が、あの時点での自分の実力。

そして感じた自身の敗因は、

自分には圧倒的にロジックが足りない

② 80分で解答するための作法を身につけなければならない

③ 合格ライン付近に多くの受験生が集中するこの試験、240点取れる勉強法では足りなく、260点ぐらい取れる勉強法でなくてはいけない

ということでした。

さて、今日はラストの投稿です。
2回目の2次試験に向けて這い上がった自分自身の足取りを受験生の皆さんへのメッセージとさせていただきます!!

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■新たな通信教育との出会い

1回目の2次試験で不合格となった2022年1月。

各種予備校の2次試験解説を見る中で、自分の中では圧倒的に響いた「EBA」。
ただただ「すげーっ」とうなる解説で、3時間・・・いや、4時間?超にも及ぶナマ配信解説が終わる時には思わず画面の中のE先生に

感激ウサギ

ありがとうございました・・・なんまんだぶ。

と、頭を下げてしまっていたのです(笑)

1月中には「もうここしかない!」と思いEBA信徒となって、2回目の2次試験に向けて勉強を開始しました。

カリキュラム的には、80分の過去問をいきなり回す・・・ということでなく、最初は50分とか60分ぐらいの基礎問題とかから始まるのですが、オリジナル問題で基礎から演習、応用と階段を上がるようなカリキュラムとなっており、自分としてはEBAと心中するぐらいの思いで臨みました(笑)。

E先生も、(本番さながらの)いきなり80分で解答する勉強をしたくなるだろうけど、それではダメ。このカリキュラムで考え抜いているから信じてほしい・・・的なことをおっしゃっていたように思います。

また、再チャレンジへの意欲やボルテージが高まってくると、あれこれ問題集にもあたってみたくなりますが、通信教育に費やす費用もそれなりです。だから「あれこれ手は出さず、ここの教材を使い倒す」をスタンスとして、EBAの教材は各々3〜4回ぐらいは回していると思います。(そして時々ふぞろいで過去問を回す)

すっかりE先生の(おそらく年代近いな・・・と思わせる)「結局、南極」「時間が余るフィー」などの定番な言い回しにも慣れてきました。

■学習曲線の上昇ポイント

2022年は、コロナ3年目の年でしたが、休日は概ね

真面目ウサギ

勉強しか、してません(自信)!

と、言えると思います。

コロナ禍でオンラインイベントとかも盛り上がり、使い方も参加の仕方も慣れ、ある意味、オンラインで魅惑的なイベントになんでもかんでも参加できるようになってしまった・・・というのもありますが、

今、自分の優先事項は何なのか

ということに、集中できたと自負しています。

ちなみに、2回目の2次試験で絶対受かる!という決意のもと、1次試験の保険受験も行いませんでした。

1/5ウサギ

この年の保険受験は、自分的には「経営資源の分散」になってしまうとの判断。

また、この時の時間の使い方で、決断力や忍耐も磨かれたような気がしますし、診断士勉強中の2020〜2022年の3年間はそのままコロナ禍にかぶりますが、私の場合、生活スタイルそのものを「早寝早起き」スタイルに改革し、仕事が終わった後〜寝るまでの時間を不要に浪費しなくなりました。
全体的には生活の健康度は向上した気がしています。

また、学習アプリ「Studyplus」で、勉強時間の積み上げ棒グラフが、月毎に伸びていくのが快感にもなりました。

一方で、通信教育や時々受けていた模試が夏頃までなかなか振るわないことに、焦りも感じていました。

でも学習曲線って、1次関数みたいに比例して上昇しないんですよね。

私の場合、あれっ?きたかっ?というのが、8月ごろありました。通信教育の宿題の点数がアップしてきたのです。

そして2回目の2次試験直前の模試は、EBAともう1社受験しましたが、両方とも平均より良く、まずまずの位置にありました。

これは、ひとえに「継続は力なり」ということかもしれませんが、ただ今でも、世にいう「開眼」というのが何なのか?は、実感がありません。

■2回目の2次試験

ここを逃せば、後がない。

リラックスしているつもりでも焦りは訪れるもの・・・
それがいきなり、まあまあ普通に好きな科目でもある、しょっぱなの、事例Ⅰの最中に訪れました。

動揺ウサギ

あれ、なんか問題入ってこないかも。
書けなかったらどうしよー⁉️

そこを、ウンっと踏ん張って奮起、立て直し。

私が2次試験にあたって自信を持っていたのはこの点です。

① 脱・箇条書き。○○なので、●●という論理を示して記述する。

② キーワード詰め込むよりも、論理による説得&納得感。

そして試験中のキーワードはこれ。

勝負ウサギ

1点で泣く試験だから、1点をもぎ取りにいくっ‼️

私が受験した令和4年度試験の「事例Ⅳ」は、まさかの生産性指標や、経営分析についても「優れている点、劣っている点」でなく、「劣っている点」に着目して記述するなど、いろいろと予定調和が崩されてきた年でもありました。

本当に「頭が真っ白になる」「1分も余裕のない」80分で、翌日に首の後ろがふたこぶラクダのように腫れ上がりましたが、1点でも取りにいくっ!!何でも書くっ!!というすがりつきの根性だけは最後までギリギリ保っていたように思います。

・・・いや、けれども。

「書けていない欄がポロポロある」という事実、「足切りかもしれない」というこのショックはなかなかのものです。

絶望ウサギ

・・・や、ちょっ、待っ。
この事例Ⅳのために、また1年後っ??

事例Ⅳが終わって最寄駅まで、とっぷりと暮れた西空に向けて歩くその時間、果てしなく、果てしなく長く、本当に泣けてくる時間でもあり、その時の私の様子はこの言葉がぴったりで、何度も相方に向けてこう言いました。

尻子玉抜かれたわ・・・

普通電車で帰宅する気力もなく、急遽、特急で帰りました(笑)

■再現答案採点サービスで途方に暮れる

とはいえ、期待するのが人間です(笑)

一縷の望みをかけて、4社ほど再現答案サービスに申し込みました。

それがまあ、ことごとく「パッとしませんでした」

加えて、自分が心中するつもりでやってきた教祖EBAでの再現答案採点も平均より下だったんです。
さすがにこれはショックでした。

そしてこの間、Xのタイムラインには「再現答案サービスでA判定!」という投稿が目白押しとなります。そこに合わせて投稿されている他の受験生の再現答案を見て、「この人、絶対受かってるわー、ええなあ😭」というのも目にします。

悶絶ウサギ

いやしかしこの間、合格発表までの「悶々期間」がある意味、最後の地獄。

それでも私の例のように

最後まで分からないのが、中小企業診断士2次試験です。
各種予備校の再現答案採点サービスは、その予備校の視点でしかなく、診断士協会の視点ではありません。

そしてまた、合格したから言えることでもありますし、あくまでも私自身の感想でしかありませんが、私はやっぱり「基本の論述力」が絶対に問われていると感じるのです。

キーワードは、そこに使う道具でしかありません。

中小企業診断士は、ものづくり補助金や事業再構築補助金の申請支援等にも携わる場合があります。
そしてお客さんである企業で働いているわけでもないのに(笑)、外部からしゃしゃり出てきて、経営分析なんかしちゃって「こーしたら?」と助言し、その行動を変容させる役割もあります。

その時に「言葉で」「納得してもらって(心を動かして)」「行動変容を起こす」って、「知ってるキーワードいっぱいあるで」では無理だと思うのです。

そして、地方公務員としていろいろな書類を受け取り、承認する立場でもある中、企業さんから出てくる(またそれをサポートした経営支援機関の書いた)申請書を見ていると、

できる企業さんの申請書は、きれいでシンプルだ、と思います。

■おわりに

先日、最後の実務従事を終え、2次試験合格から1年たった今、やっと経産省中小企業庁に中小企業診断士の登録申請を行いました。

私自身は地方公務員として商工振興課でこの資格を活かしたいと考えていますが、中小企業政策や制度に身近な仕事であるからこそ、これからの仕事にもワクワクしています。

やっぱり、費やす時間もお金も相応の資格ですので、とってみると視野が広がることは間違いありません。

2次試験の筆記に合格し、EBAで直前口述セミナー(オンライン)を受けているとき、終了間際に教祖E先生が画面の向こうに登場しておっしゃった一言が忘れられません。

教祖さま

筆記に受かった人は、採点者との相性とか正直「運」もあるかもしれない。でも、今日、ここにいる人は「運」を勝ち取るだけの実力を積み上げてきた人。(こんなニュアンス)

運を変える。そのために習慣を変える。そんなことも大切かもしれません。
それぞれの受験生の方のお立場で、この資格が花開きますようお祈り申し上げます。

さて次回は、2回目の実務補習を一緒に受講し、1月には新年の同窓会で近況報告などをしあった(笑)とっしゅ さんの登場です。 

お楽しみに! 

1年間、読んでいただき、ありがとうございました!
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