今一度、試験案内を読みましょうbyたなち

==========================


こんにちは。タキプロ12期のたなちです。過去ブログはありません。
本番まであと1週間となりました。そろそろ当日をイメージしながら持ち物の準備をしたり不安になったりしているのではないでしょうか?
今日は、昨年私が一次試験の出発準備をしようと試験案内を開いた時、たまたま目に入って開眼した「試験科目設置の目的と内容」のページを中心に今一度、試験案内の読み合わせをしていきたいと思います。試験案内で読むべきところは持ち物や集合時間だけではありませんよ。
*個人の感想です。効果効能を保証するものではありません。

■自己紹介

今回初めてブログに登場します。まずは自己紹介。
年代/性別  :40代後半/男性 香川県民だけど大阪単身赴任中です。
職種     :銀行員
受験歴    :1次8回(H25から毎年)、2次7回(H26から毎年)
勉強時間   :わかりません。とてもたくさんの時間。通勤電車で、家で、お出かけ先で毎日勉強していました。中小企業診断士試験の勉強はどの科目も仕事に役に立つ内容で全く苦痛になりませんでした。
勉強方法   :主なスクールは経験済み。最後の年は勉強会のみ。
1次8回、2次7回受験していて、誰よりも中小企業診断士試験に詳しいアラフィフ銀行員男子です。勉強を始めたころ小学生だった息子たちは2人とも大学生になってしまいました。「勉強せい」とは言ったことないけれど、2人とも志望校に進んだので、テキストを持ち歩く姿や自己採点で一喜一憂する姿を長く見せられたおかげと自負しております。

■試験案内に書かれていること

中小企業診断士試験は誰でも受験できる国家試験です。どの受験生にもチャンスは平等でなければいけないし、採点には公平性や客観性があるはずです。問題作成と同時に模範解答も作られているでしょう。
お手元に一次試験と二次試験の試験案内をご用意ください。(今年度の一次試験の案内はこちらから/二次試験の案内はこちらから)

二次試験の試験案内には、1.試験の目的および方法の欄に「中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし~」とあります。

決してコンサルティング能力を試されているのではありませんね。

次に一次試験の試験案内には、1.試験の目的および方法の欄に「中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定する事を目的とし~」とあります。

なので、二次試験は一次試験で求められた学識について応用能力を有するかどうかが判定されていることになります。

また、一次試験試験案内には、14.試験科目設置の目的と内容の欄に各科目の設置の目的と科目の内容が細かく書かれています。

二次試験の模範解答はこの「試験科目の内容」を事例企業(与件文)にあてはめて作られているのではないかというのが去年のひらめきです。

えっ?そんなの当たり前?

■各事例にあてはめてみよう

そんなの当たり前なんていわないで。
このことになかなか気づけなかったから7回も二次試験を受ける羽目になったんだから。
以下、去年のひらめきに今年の妄想を加えたものです。

まず、二次試験の設問はどのようにつくられるのかを妄想してみました。

二次試験はⅠ~Ⅳまで「診断と助言」の試験です。だから現状分析は訊かれて当然でしょう。
企業経営理論の内容の欄で「外部環境分析・内部環境分析」は経営戦略論に分類されています。

なんとSWOTで現状分析し、クロスSWOTで今後の方針を考えるのは経営戦略の問題になるのですね。これで「戦略の問題か分析の問題か区別つかんよー」とか「分析の問題がないやん」という悩みは無用になりますね。

事例Ⅳもこれまでやってきたことが財務諸表に表れているので、経営分析は経営戦略の問題と言えます。

企業経営理論と事例Ⅰ

企業経営理論の内容は、大項目で1.経営戦略論、2.組織論、3.マーケティング論、の構成となっています。

そのうち事例Ⅰに当てはまるのは1.経営戦略論と2.組織論です。

2.組織論の中項目では、(1)経営組織の形態と構造、(2)経営組織の運営、(3)人的資源管理、となっています。

なので事例Ⅰの設問は、現状分析(経営戦略)、今後の方針(経営戦略)、組織についての設問(組織の改善)、人についての設問(人の改善)で構成されているのではないでしょうか?

企業経営理論と事例Ⅱ

事例Ⅱに当てはまるのは、企業経営理論の大項目3.マーケティング論です。

その中項目は、(1)マーケティングの基礎概念、(2)マーケティング計画と市場調査、(3)消費者行動、(4)製品計画、(5)製品開発、(6)価格計画、(7)流通チャネルと物流、(8)プロモーション、となっています。

事例Ⅱでは、誰が言い出したか知らんけど、「誰に、何を、どのように」で解答を書くことが推奨されています。よく見ると、(2)(3)が「誰に」、(4)(5)が「何を」、(6)(7)(8)が「どのように」に該当します。

なので事例Ⅱの設問は、「誰に、何を、どのように」のそれぞれを、一次知識を使って正しく選択することが求められているのではないでしょうか?

ちなみに、ものづくり補助金の公募要領で参考にするよう勧められている「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」にも「誰に、何を、どのように」で考えるとズバリ書かれています。これは経済産業省から出されているものです。

運営管理と事例Ⅲ

運営管理の大項目は、Ⅰ生産管理 Ⅱ店舗・販売管理となっています。

そのうち事例Ⅲに当てはまるのは、Ⅰ生産管理です。Ⅰ生産管理の中項目は(1)生産管理概論、(2)生産のプランニング、(3)生産のオペレーション、となっています。

なので事例Ⅲの設問は、現状分析(経営戦略)、今後の方針(経営戦略)、プランニングについての設問(生産計画を改善)、オペレーションについての設問(生産実務を改善)で構成されているのではないでしょうか?

財務・会計と事例Ⅳ

財務・会計の「科目設置の目的」の欄に

「企業の現状把握や問題点の抽出において、財務諸表等による経営分析は重要な手法」

「中小企業が資本市場から資金を調達したり、成長戦略の一環として他社の買収等を行うケースが増大することが考えられることから、割引キャッシュフローの手法を活用した投資評価や、企業価値の算定等に関する知識を身につける必要もある」

と書かれています。確かにこんな内容の問題が出題されていましたね。

私は銀行員なので財務会計にはなじみがありました。だから財務会計はできました。

でも事例Ⅳは苦手。理由は設問が何を言ってるのかわからないから。私は、日本語が何を言っているのかわからないのは税理士や経理マン、銀行員が事例Ⅳだけで合格してしまうのを防ぐためだと思っています。これこそ公平性を確保するための出題者側の配慮ではないでしょうか。

何を言っているのかわからない日本語対策は、やるだけ無駄です。

だけど、実務においては、廃業かM&Aかの場面では企業価値の算定、経営計画を作る場面では予想損益計算書が必要です。必須の知識が試されているのでよくできた試験だと感じます。
事例Ⅳ90点越えのタキプロメンバーは「事例Ⅳもストーリーの理解が大切」だと言っていました。

■模範解答の加点要素を妄想する。

解答は、設問で求められた通りに正しい日本語で書くということは皆さんご承知の通り。
それに加えて、設問をきちんと区別して正しく一次知識をあてはめて解答を作るとぐっと加点されやすくなると思います。

さらに、事例企業で起こっていることに対して一次知識を使って助言・診断をする試験なので、与件文のどの部分について述べているのかをはっきりさせた方が良いと思います。「与件文の言葉+一次知識で分析・助言+効果」は私が5回目、7回目受験の時に心掛けた書き方です。それぞれAAAD、AAABだったのでハズレではないと思っています。また、助言せよの設問には効果を書くようにしていました。効果の説明なしにオススメされてもだれも動いてくれないでしょうから。

解答に書く際には、一次知識を正確にあてはめることはもちろん、施策と効果は合致していないとダメです。頭の整理では、効果を得るための施策①、施策②という風に逆からまとめるとすっきりします。

文章は一文を短めにして読み間違いのしようがないものを心掛けました。その結果、箇条書きに「である」をつけた程度のほぼカタコトの日本語になりました。私は二次試験では、「見たらわかる文章」=〇、「読んだらわかる文章」=△、「読んで考えたらわかる文章」=×、「読んで考えてもわからない文章」=論外、だと思っています。

長い受験生活でメジャーな教材は経験しました。試験を終えて思うことは、鷺山先生も山口先生も江口先生も三好先生も思い描く理想の解答は同じだということです。それぞれ与えてくれるトレーニングの仕方が違うだけです。

■おわりに

いかがでしたでしょうか?
私はベテラン地方銀行員で中小企業のことはよく知っているとうぬぼれていました。だから二次試験当日は、勉強した内容に自分の経験、昨日までの時事ネタを総動員して熱意溢れるコンサルティングをしたら採点者はきっとわかってくれると思いこんでいました。「試験」であることが全く分かってなかったのですね。これでは模範解答にかすりもしないのは当たり前です。
11/7に開催されるのは「中小企業診断士第二次試験」という競技です。競技にはルールがあります。今一度、ルールを確認して試合に臨みましょう。
来週の試験本番を迎えるにあたって、皆さんの、特に超多年度の方の心が整いましたなら幸いです。

次回はわたさそさんの登場です。
お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

にほんブログ村

皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

Follow me!

今一度、試験案内を読みましょうbyたなち” に対して2件のコメントがあります。

  1. ナベチン より:

    私は今度で六回目の二次受験となりますが、たなち様が7回受験まで心が折れず挑戦し続けられたとの事で頭が下がります。
    最後の先生のお名前、AAS, TBC, EBA, TAC とお顔も思い浮かんでしまう時分に苦笑いでした。
    試験案内を再確認して頑張ります!

    1. ナベチンさん、コメントありがとうございます。

      たなちです。
      私はもう最後の方は落ち慣れてしまってましたね。これはアカンです。
      合格した年はブログの要領で「合格答案はきっとこんな感じ」と具体的にイメージしてました。
      これは、他の年度とは明らかに違っていたことです。
      自分なりに合格答案の仮説を持って試験に臨むことはとても大切だと思います。
      ナベチンさんが既に今年の合格答案仮説をしっかり持っておられるなら、その通りに本番に臨んでください。
      もし、まだ腹が決まっていないということでしたらたなちの説もご検討ください。
      これまで十分に勉強されてきているのですから、実力は間違いないでしょう。
      ぜひ、心穏やかに本番を迎え、当日はフルパワーで頑張ってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です