2次試験中でもできる1点でも点数をアップ方法byうにこ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のうにこ@webライターと申します。
これまで何度か登場しています。

最初は合格体験記。→こちら
2回目は、1次試験の企業経営理論。→こちら
3回目は、2次試験全般。→こちら

また、絶賛掲載中のタキプロ+で、女性座談会(前編後編)やらアナログ学習のコーナー(こちら)でもあれこれ書いてます。

さて。
この記事を読んでくださる方の中には、2次試験まであと1週間という方がほとんどではないでしょうか。
「ああもう、あと1週間しかない!」
と焦ってたり、不安になったりしていませんか。

でも、大丈夫。
今回は、ファイナルペーパーを含め、いまからでもすぐにできる「点数アップのテクニック」について紹介します。
ぜひご覧ください。

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■ファイナルペーパーはどうするのか

皆さん、ファイナルペーパーは作っていますか。
私も例にもれず、2次試験のときはファイナルペーパーを作りました。

といっても、直前期に作ったわけではありません。
私は2次試験の過去問を解きながら、その場で自分に足りなかった知識や考え方を随時ノートにまとめていました。

間違えるポイント、書かないといけないのに書けていないキーワードなどは、だいたい同じようなことが多かったのです。
そのため、同じ言葉でも繰り返し書き留めていました。

「でももう、あと1週間しかないよ」
と思われるかもしれませんが、可能なら、これまで解いてきた過去問の解答用紙を引っ張り出してきてみましょう。
間違えたところは、なんらかのチェックをつけていませんか?

それをノートやルーズリーフ、アプリなどに、事例ごとにまとめておくといいですよ。
要は、すぐに見直しできる状態にしておいてください。
試験開始の10分前、ちょっと見るものがあるだけでも、かなりの安心材料になります。

余裕がなければ、市販のテキストなどでもいいのですが、自作のファイナルペーパーのいいところは、
自分にとって、大事な情報がくどくどと書いてあること
に尽きると思っています。

市販のものを否定するわけではありませんが、どの情報も同じ濃度で書かれています。
しかし、自分にとって必要な(=苦手としている)情報といつでも書ける情報とでは濃度が違うはずです。

この濃さは、自分にしかわかりません。
いまさら、形式がどうこうと考えている時間ももったいないです。
「これがいつも書けてないんだー」
という知識やキーワードを、殴り書きでもいいので、メモしておきましょう。

きっと、試験当日、あなたの強い味方になってくれるはずです。

■書く内容に困ったら与件文全体を「読み直す」のではなく「見直そう」

過去問を解いているとき、大問によっては、
「全然書くための情報が集められていない・・・」
ということはありませんか。

実は、私がそうでした。

そんなときは、与件文全体を「見直して」みてください。
いいですか、「読み直す」のではありません(そんな時間はありません)。
プリントしたものをならべて、全体的にひろげて「見て」みるのです。

すると、情報が集められていない人に限って、与件文の中にチェックが全く入っていない段落があったり、ペンやえんぴつで線を引いていない大きな部分があったりします。

2次試験の与件文は模試などでは到底再現できていないほどレベルが高く、本当にうまく作られています。
つまり、必要な情報は与件文全体に、とても上手に、散らばっているのです。
ですから、もし情報が集められていないのであれば、必ず見落としがあります。

おそらく、与件文には線を引いたり、印をつけながら読んでいるかと思います。
もし、解答を書けるだけの情報が集まっていないのだとしたら、そういうチェックがついていない、もしくは少ない部分がきっとあるはずです。

「そんな短絡的な・・・」
と思われるかもしれませんが、これ、意外と確率が高いんですよ。

80分という時間の中では、与件文をしっかり読めるのは1度だけ、と考えておくべきです。
一方で、1回の読みですべての情報を集めきるのは難しいという現状もあります。
気持ちが焦ると、どうしても自分で線を引いたり、「これを使うぞ」と決めた情報にばかり目がいきがちです。
(私がまさにそうでした)
しかし、線を引いた部分だけでは不足しているのに、そこだけ見ていても、結局新しい情報は見つけられません。

そこで、10秒ほどでいいので、与件文全体をざっと見てください。
きっと、真っ白な部分があって、あなたの欲しい情報が隠れていますよ。

■マス目は点数と思え!

当たり前のことかもしれません。
しかし、本当にこれなんです。
マス目は点数と思え
つまり、マス目を空欄で出すということは、点数はいらない、と採点者に伝えていることと同じ。
なので、絶対に埋めないといけません。

過去問の感覚がつかめてくると、与件文からマス目に入りきらないくらいの情報を集められるようになります。
少なくとも、マス目に入るくらいにはなっているはずです。

しかし、ときには情報がどうしても見つからないこともあります。
私は、令和3年度事例Ⅲの第3問がそうでした。

「製品企画面」と「生産面」の課題を書かせる問題でしたが、「生産面の課題」はたくさん書けそうなのに、「製品企画面の課題」は1つしかわからなかったのです。

こういった問題は同じくらいの分量で書くことが理想です。
問題も、それを想定して作られていると考えるべきであり、配点が20点だったので、企画:生産=10点:10点だろうな、と思いました。
しかし、私の書ける情報は、企画:生産=1:4くらい・・・。

時間的にも、企画面の課題を探している時間はありません。
私は腹をくくって、企画:生産=1:4で書きました。

このときの私の思考の道筋はこうです。
生産面の課題は書けるだけ書こう。そしてできるだけ10点分に近い点をもらえるようにしよう
企画面は1つでも書いておけば、2点くらいはもらえるはず
これで、うまくいけば12点もらえる。最悪、10点くらいはなんとなる

なので、生産についてはぎっしり書きました。
企画:生産=1:1で書こうとすれば、必ずマス目があまります。
「マス目は点数。マス目は点数」
と思って、生産に対してたくさん書いて、マス目を最後まで埋めました。
結果は、事例Ⅲは69点だったので、この作戦が功を奏したのだと思っています。

■どうしてもマス目があまってしまうときのすぐできるテクニック

情報をしっかり集められる人は言っています。
「長い言葉は、省略して書く」
「余分な言葉はどんどん省く」

たしかにこれ、そうなんです。
与件文からしっかりと情報を集められる人は、書くことがありすぎてマス目に入りきらず、「情報の取捨選択に悩む」そうです。

でも、極度に緊張している中で初めて与件文を読んだとき、必要な情報をすべて集められる人ばかりではありません。
「うう、なにを書いたらいいんだ・・・」
とパニックになる人もいるでしょう。
私もそういうタイプです。

もちろん、さきほど書いた与件文を「見直す」ことも必要ですが、それでもダメなときがあります。

そうなったら、仕方がありません。
書ける情報で、少しずつ文字数を稼いでください。

たとえば、「売上拡大を図る」と解答しているなら、
売上拡大を図る(7文字)
継続的な売上の拡大を図る(12文字)
継続的な売り上げの拡大を全社的に図る(18文字)

これで、たった7文字が18文字まで増えました。

「納品の遅延」とある場合は、
資材の納品が遅延(8文字)
資材の納品が遅れている(11文字)
資材の納品の遅れが常態化している(16文字)

これで、8文字は16文字に変身です。

これが本当に効果があるのかどうか・・・といわれると確信があるわけではありません。
ただ、マス目がいくつも空いている解答と、マス目が埋まっている解答なら、絶対に後者のほうが採点者には見てもらえるでしょう。
2次試験の採点方法はわかりませんが、仮に相対評価だとしたら、空欄の目立つ解答用紙は、その段階ではじかれる可能性があります。
私はなにがなんでも合格したかったので、少なくともスタート地点で採点者に見てもらえないような解答用紙にはしたくなかったのです。

こういう気持ちは、絶対に解答用紙に表れます。
その気持ちが、文章にも表れます。

もちろん、
士気→モラール
情報交流→コミュニケーション
DB→データベース
と書くのもOK。

いいじゃないですか、なりふりかまわず書きましょう。
そして、マス目を埋めるんです。
何が何でも書くぞ、という強い気持ちで、2次試験に臨んでください。

■大問1つ全部空欄で出しちゃった

ネタのような、冗談のような安心材料をひとつ。

私、こういう人を知っています。
実務補習を一緒に受けたメンバーが言っていました。
たしか、事例Ⅰで大問をまるまる1こ空いたまま提出したと。
本当に、書く時間がなかったそうです。
気がついたら、80分が終わっていた
というなんとも恐ろしい・・・。

その人はこのときに、
「俺の2次試験は、ここで終わった・・・」
と思ったとのこと(たしかに)。

でも、一緒に実務補習を受けました。
事例Ⅰのそれ以外の部分がしっかり書けていたことや、それ以降の事例で気持ちの立て直しを図ったのでしょう。
私だったら、挫けていたかもしれません。

マス目は点数だという思いは変わりませんが、万一こういうことがあっても、諦めなければなんとかなるんだな、というのを教えてもらいました。
タイムマネジメントや書き方などを練習しても、本番ではどんなミスが起こるかわかりません
しかし、そこで諦めることなく、たとえ小手先の技術であっても点数を取りに行く、という強い気持ちで受験してください。

皆さんの合格を、心から祈っています

■おわりに

細かいことばかりを書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

しかし、この時期になにかを大きく変えるというのは時間的も難しく、精神的な負担も大きいでしょう。
そのため、ちょっと意識すればできることや、失敗談など、
「なんとかなるぞ」
という視点で書かせていただきました。

少しでも、受験生の皆さんの合格の後押しができていれば幸いです。

次回はみっちーさんの登場です。
お楽しみに!

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