ITコーディネータのカンファレンスに行こう by うえぬ

タキプロ17期の うえぬ と申します。
勉強会開催!
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■はじめに
経営情報システムの勉強は進んでいますでしょうか。英字略語のラッシュだったり抽象化された理論だったり、楽しくない部分があるかと思います。
ITが経営に対し具体的にどのように活用されているか、お話を聞く場があれば(ちょっとは)やる気が出るのでは、と思い、今回はITコーディネータの勉強会を紹介します。
■ITコーディネータとは
ITコーディネータはご存知でしょうか?私はたまたま御縁があってITコーディネータの知り合いがおり、その存在を知りました。ということで私もあまり詳しくないですが、簡単に紹介します。
公式ウェブサイトによる説明では以下のとおりです。
ITコーディネータ(ITC)は、企業存続や組織の成長のために、変革構想立案からシステム導入・評価改善までを一貫して推進・支援し、デジタル経営とDXを実現するプロフェッショナル人材です。
経営理念の達成に向けて、様々な経営課題と向き合い、ITを利活用してビジネスの変革を図り、DXを推進する役割を担います。
https://itc-shikaku.itc.or.jp/ より引用
経済産業省が推進する、経営とITの橋渡しとなるプロフェッショナル、とのことです。
ITコーディネータには資格があり、その維持には更新が必要です。維持のためのポイントがもらえるカンファレンスがしばしば開催されています。
ITコーディネータ以外が聞きに行ってもいいの?と思うかもしれませんが、私の自治体で開催されるものはむしろウェルカム、なんとポイントが不要であれば無料、という待遇の良さ。
カンファレンス情報は、各自治体のよろず支援拠点や商工会議所・商工会などでアナウンスされるようです。
■カンファレンスその1
ITC富山公開セミナー2023兼IT経営カンファレンスinTOYAMA
https://toyama-yorozushien.go.jp/seminar/seminar-240222/
2社の基調講演が行われました。
1社目は行政向けAIチャットボットを提供するビースポーク様。当時は生成AIが広く普及してきた頃です。生成AIにより労働がどのように変わるか、という外部環境分析から、どのようなプロンプトが役に立つか、という実務レベルまで広くお話されていました。チャットボットの裏側にある自然言語処理(NLP)の進化を感じさせるものでした。
2社目は福井県の老舗文房具屋であるホリタ文具様。少子化・ペーパーレス化・EC化と外部環境が厳しい文房具屋業界ですが、経営者の交代により方針を刷新。人材確保のため多様な働き方を推進、それにより勤務形態の違いが生じ情報共有が難しくなったところでIT活用をして補完。また、POSデータが整理されず活用しきれていないという問題に対し、ITに強い若手をデータ管理者に抜擢し3S(Simplification, Specialization, Standardization)を推進して在庫管理を適正化。これらで得た資源を活用し、店舗イメージ刷新でのブランディングや店内イベント強化によって差別化実施、といったお話でした。2次試験で使われそうな要素がてんこ盛りです。
比較的近場なので、後日実際にホリタ文具に行ってきました。

文房具屋に見えないですね。中はアロマの香り。
この裏で実はITが活躍しているわけです。
■カンファレンスその2
ITC 富山公開セミナー デジタル経営カンファレンス in TOYAMA『”稼ぐ力” =デジタル×経営 いまこそ、変革の時』
https://toyama-yorozushien.go.jp/seminar/2026-2-17
基調講演、特別講演、パネルディスカッションの3本立てでした。
富山大学の教授による基調講演では、DXとは企業の変容をもたらすものであるとし、DXの成否を①動的ケイパビリティ(企業経営理論の過去問ではダイナミック・ケイパビリティという言葉で出題されました)および②意図せざる影響、の2点から評価していました。特にパス解析という手法を使い動的ケイパビリティを統計的に評価する、というアプローチは想像もできなかったため、とても刺激的でした。
続くモンスターラボ様の特別講演では、地方DXをテーマにITコンサル現場のお話で、特に地方は独特の文化や強みを持っているのでそれを活かしたDXをする、という実践的な内容でした。
最も面白かったのがパネルディスカッションです。出自の異なる3名がDXの文脈において、稼ぐ力とはなにか、その障壁はなにか、などテーマに沿って各人の意見を交わしました。うち1名は中小企業診断士資格を持っており、お話されている内容を、これはSWOTの観点、これはゆでガエル現象、これは補助金活用、など分類する遊びをしながら聞いていました。
■おわりに
一見退屈に感じる「経営情報システム」の学習内容も、実際のビジネスや地域のDXの現場でまさに今活用されています。
こうしたカンファレンスなどに参加すると、机上の知識と実際の業務が接続されモチベーションが高まるかもしれません。是非いかがでしょうか。
次回は、あおなぎ さんの登場です。
お楽しみに!
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