第1問を制する者は事例Ⅱを制す!? byいまさき

事例Ⅱ


皆さんこんにちは。最近、ビジネス系Youtuberにハマっているいまさきです。
自分の知らない業界や、知らない職種のお話が聞けるのは、診断士活動に似た面白さがあります。


さて、二次試験では1問1問を切り離して考えるのではなく、事例を通しての繋がりや一貫したテーマを意識した方が良いという話を聞きます。私は、事例Ⅱでは「第1問に注目することで、事例のテーマが見えてくる」のではないかと推測し、過去問を見直してみました。その理由などをこれからお話していきます。

その関係上、問題を紹介していくことになるので、完全に初見の状態で過去問に取り組んでみたいと思っている方はご注意下さい。

■事例Ⅱの第1問とは

平成29年以降の第1問では、以下の様に環境分析をする問題が出題されています。(簡単に説明するために問題を改変しています)


平成29年
自社の強みと競合の状況を説明せよ

平成30年
現状について顧客、競合、自社の観点から説明せよ

令和元年
現状についてSWOT分析をせよ

令和2年
現状についてSWOT分析をせよ


ところで、そもそも何のために環境分析をするのでしょうか。それは、「状況を正確に把握して分析し、課題の抽出や戦略/施策の方向性を決めるため」です。ということは、「第1問で環境分析を行い、その結果を踏まえて第2問以降で施策を打っていく」というストーリーになることが考えられます。これが、「第1問に注目することで、事例のテーマが見えてくる」のではないかと、私が考えた「理由」になります。

■第1問は作問者からのメッセージ?

環境分析は毎年問われていますが、その内容は少しづつ異なっています(令和元年と令和2年は連続してSWOT分析が出題されていますが)。その違いを意識」することで、何にフォーカスを当てた環境分析なのかで、その後の問題でどんなことを解答させたいのかという作問者からのメッセージが見えてくるのではないでしょうか。

平成29年で聞かれているのは、「自社の強み」「競合」です。これは、ターゲットとする顧客や、施策を考えるときに、「自社の強みを活かして競合と差別化できているかを考えろ」というメッセージではないかと思います。自社の強みを活かせているかということに関しては意識できている人も多いかと思いますが、競合が獲得できていないターゲットか、競合が扱っていない製品かということまで意識できているでしょうか?


平成30年で聞かれているのは、「顧客」「競合」「自社」です。新しく「顧客」という要素が追加されています。また事例の本文を読んでいくと、競合は付近にはないと書かれています。このことから重要度は「顧客」≧「自社」>「競合」であるといえ、ターゲットとする顧客や、施策を考えるときに、どのような顧客が増えているか、その顧客は何を求めているか、その顧客に自社は何ができるかを考えろ」をというメッセージではないかと思います。実際に、この年は「顧客」「強み」が複数書かれており、どの問題でどの「顧客」をターゲットとするのか、どの「強み」を使うのかを判断するのが難しい事例でした。


令和元年、令和2年ではSWOT分析として「強み」「弱み」「機会」「脅威」について聞かれています。SWOT分析の後は、クロスSWOT分析を行って戦略案を練っていくことになります。クロスSWOT分析では、4項目の組み合わせに合わせて、「強みを活かして機会を掴む」、「機会を逃がさないように弱みを補強する」、「強みを活かして脅威の影響を最小限にする」、「速やかに撤退するなど被害を最小限にする」という対応を決めていきます。このうち、「速やかに撤退するなど被害を最小限にする」は問題にし辛いですが、そのほかの3つの対応に当てはまるような問題が出題されていくと思われます。私は令和2年の試験では、この問題はクロスSWOTならどの対応だろうか?ということを意識していました。

また、今までは明記されていなかった「弱み」という項目が個別で出てくるため、いかに「工夫して弱みを補強していくのか」が重要になっていると思われます。令和元年では第3問設問1が、令和2年では第3問設問2が、B社の弱みを補強することがテーマの問題であると言えます。

■メッセージをどう活かしていくか

二次試験ではどの問題から解答していくかの制限はありません。そのため、解答を作りやすいと感じた問題から順に取り掛かっていくことが良いと言われています。事例Ⅱにおいても例外ではなく、必ずしも第1問から解答していく必要はないと思います。しかし、最終的に用紙に記入する解答の作成は後回しにするとしても、第1問の解答候補となるような要素の洗い出しは先に行うことをお勧めします。


そうすることで、この問題では何のためにこの施策を行うのか、なぜこの課題を設定したのかということが見えてきます。問題文に書かれている施策や課題の背景まで読み取ることで、解答の方向性を絞ることができます。他の問題で悩んでしまった時には1度冷静になって、第1問で行った環境分析の内容を見直すことで、解決への糸口がつかめるかもしれません。

■最後に

今回は、私が過去問を分析して想定された解答や、事例のテーマを元にお話ししました。しかし、二次試験の解答は公式に発表されないため、私の考えている事例テーマと全然違っている可能性も十分あります。みなさんが考えた各問題の解答と、第1問の特徴に関連性がありそうだなと思えましたら、参考にしてみて下さい。

さて、次回はじぇんさんの登場です。
お楽しみに!

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