事例II 落とし穴からの脱却 byはなねこ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のはなねこと申します。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。私は受験生時代、このブログを読むことで活力を頂いていましたので、
少しでも皆様にお役に立てるような情報発信をしていければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!

■はじめに

まずは、「はなねこ」の自己紹介です。

性別:女性
職種   :情報機器メーカーの商品企画
受験歴  :1次1回、2次2回
勉強時間 :1次 1,000時間、2次 400時間(1年目) 400時間(2年目)
勉強方法 :1次 スタディング、2次 独学(タキプロ)(1年目)MMC(2年目)

2歳と6歳の2児の母です。典型的な夫婦共働き家庭です。夫婦共にフルタイム勤務&残業多めなので、毎週のお迎えシフト争いは真剣そのものです。子煩悩な夫の多大なるサポートにより、週末に試験勉強時間を確保して、試験を乗り切ることができました。私は、第2子の育休期間に診断士の勉強を開始して1年目の1次試験をパスし、2次試験前に会社復帰してストーレート合格を目指して猛勉強したものの、あと一歩届かずで涙を飲み、2年目は2次試験に集中することで何とか合格することができました。家事・育児・仕事で忙しいけれど、診断士になりたいと思っていらっしゃる、子育て世代の読者の方に少しでもお役にたてる情報を提供していければと思っております。

■事例IIの落とし穴⁈

さて、今回のテーマである、事例IIについてのお話をしたいと思います。
事例IIは、マーケティングに関する事例 ですね。普段、私はマーケティングに関する仕事をしているので、知識や実務経験は豊富な方だと思います。
仕事と直結するテーマなので、得意なのでは?と思われるかもしれませんが、恥ずかしながら、実は4つの事例の中で、最後まで点数が伸び悩んだ、つまり、落とし穴にハマった⁈事例です。

令和2年 事例II 51点
令和3年 事例II 61点
とても、胸を張って得意ですといえる状況ではないですね(汗)。
私はいわゆる、大企業に属する企業のマーケティングに関与しているのですが、中小企業のマーケティングとは、考え方が異なります。1年目は、そのことに気づけず、点数が6割に到達できませんでした。得点開示して、なんで点数低いのだろう?と思ったのが、率直な感想でした(4つの事例中で、最低点)。

1次試験の企業戦略理論は、大企業に当てはまる基礎的なマーケティングの内容が多々出題されますが、2次試験は、事例に登場する、中小企業のために有用な助言をしなくてはいけません。
大企業は経営資源を豊富に持っていますが、中小企業の経営資源には限りがあります。
経営資源として代表的なものは、ヒト・物・金・ブランド・技術etc ですね。
限られた経営資源の中で、中小企業の強みを活かして、大企業との差別化戦略をとる必要があるのです。
2次試験は、事例にでてくる会社(事例IIはB社と呼びます)、B社の社長の気持ちに寄り添うことが大事とよく言われます。
中小企業においては、潤沢な経営資源はないと考えるのが一般的です。つまり、現在、持っていない資源の獲得&活用を安易に提案することは避けたいです。どうしても必要な場合は、協業先とコラボして、資源を補完することが得策です。B社にとって、現実的かつ実行可能なプランを立てることが重要です。

このように、中小企業に寄り添うマーケティングの考え方は、長年、事例II出題委員を務めてこられた、岩崎先生の本を読むと理解が深まると思います。

(岩崎先生は令和3年度に出題委員から退任されましたが、特に傾向が大きく変わってはいないと思われますので、参考図書としては、今後も大事な1冊であると思います。)

<参考図書>スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム 岩崎 邦彦 (著)

1次試験後の直前期には、本を読む余裕はないと思いますので、今の時期に、さらっと目を通しておくことをお勧めします。特に、事例IIの中小企業のイメージ像がつかめない方は、ぜひ、読んでいただければと思います。

■6割突破のボーダーラインはどこにある?

私は1年目に独学で2次試験に取り組んでいましたが、2年目はMMCの通信講座を活用して、弱点である事例IIの対策を行いました。予備校の模試や本試験結果をもとに自己分析した、個人的な各点数ラインのイメージは、以下になります。

40-50点台 がんばろうライン: 
全5問中、1-2問、正確に問いに答えられていない。
制限事項を外した答えをしてしまっている。
各設問の回答要素は、1-2個になっている。

60点 ボーダーライン
全5問中、すべての問いに答えられている。
制限事項を外した答えはない。
各設問要素は2-3個程度は入れることができている。
回答要素は、毎回使う頻出施策ワードが入っている。

60点後半―70点台 花丸ライン: 
全5問中、すべての問いに答えられている。
制限事項を外した答えはない。
各設問要素は3個確実に入れられている。
回答要素は、毎回使う頻出施策ワードが入っている。
加点要素となる、飾りワード(具体的な商品名・提携すべき相手の名前など)が入っている。

私の本試験結果を例にお伝えすると、令和2年度は、制限事項を外してしまい点数を落としました。また、中小企業を意識した、回答要素をいれることができていませんでした。
令和3年度は、5問すべての問いに回答し、制限事項を外してはいないと思われるので、6割は死守できました。一方で、加点要素になり得る、和菓子屋との協業など、具体的なワードを入れることができず、点数が伸びなかったと自己分析しています。当日の回答メモには、加点要素のワードも抽出できていましたが、80分で回答を完成させなければいけない状況下では、最低限の無難な回答をして、なんとか乗り切ったというのが、当日の感想です。
そのため、おそらく6割ぎりぎりだろうと思っていたのですが、得点開示の結果は想像通りでした。

■6割死守するためのお勧め勉強方法

上記でご説明したように、6割とるためには、最低限、設問の問いを外さない、制限事項を必ず守ることが大変重要になります。私は、過去問や予備校の試験問題の中で、設問分のページのみをコピーしたものを、オリジナルで用意し、与件の本文は見ずに、設問に対する回答要素を想像して、余白に記載するという勉強方法を2年目に実践しました。
この勉強方法は、設問解釈のみを行い1事例15分程度で完了できるため、まとまった勉強時間がとれない方にもおすすめです。
この勉強方法を取り入れてからは、模試等で、設問から外した答えを書いてしまうこと無くなり、少なくとも6割以上の安定した点数が取れるようになりました。

■事例IIのリアル体験

2022年2月に2次試験に合格し、この3月に1回目の実務補習5日間コースを受けました。対象企業は、従業員が30人規模の建設関連会社でした。6人チームで経営診断を行い、私は、営業・マーケティングを担当しました。事例IIの筆記試験、紙面上の2次元の世界から、3次元の世界をリアル体験することになったのです。
実際、事例IIの勉強の中で培った、現状分析(SWOT)を行い、会社の強みや市場の機会を明確にして、強みを機会に活用できる施策を提案するという、そのままの流れを体感しました。2次試験で学んだ分析の切り口を活用して診断報告書を作りましたので、事例IIの勉強はリアルでも大変役立ちます。
また、実務補習を終えての一番の気づきは、マーケティングの施策をいくつか提案したものの、それを実行できる人材がおらず、社長が片手間で進めることになりそうだという、人的資源不足の現実です。社長の気持ちに寄り添い、実現可能な施策を提案することの大切さを痛烈に実感しました。

■おわりに

試験勉強中は、経営診断の実務体験ができないので、中小企業の気持ちを思い描くことは難しいかもしれないのですが、皆さんの身の回りにある、小さな会社(パン屋さん・美容院など)をイメージした時に、実際、営業・マーケティングは誰が実行するんだろう?その資金やノウハウをどのように獲得するんだろうか?を考えてみると、事例IIの勉強に役立つのではないかと思います。

診断士の試験を乗り越えた先には、リアル経営診断という、ワクワク体験が待っています!
私自身、2年目の2次試験では様々なプレッシャーで、心が押しつぶされそうな時がたくさんありましたが、今は、あの時、諦めずに頑張ってよかった!と思っています。
このブログの読者の皆様は、仕事やプライベートで忙しい中、毎日コツコツ勉強されている方が多いと思います。タキプロの勉強会・セミナー・ブログを活用して、2022年度試験、ぜひ合格を勝ち取っていただけるように、応援して参ります!


次回はガーナさんの登場です。
お楽しみに!

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