インターネットから学んだ事例Ⅲのエッセンス by かわけん

皆さん、こんにちは。
「人と会社を健康で幸せにする」、体と心と会社の医士(医師+中小企業診断士)のかわけんです。
自分の専門である、医療、労働衛生、メンタルヘルスの分野から皆様に役立つ情報を発信したいと考えています。特に、私と同じような方(高齢、独学、初学者)の助けになれば幸いです。よろしくお願いします。

あと2次試験まで45日ですね。勉強の進捗状況はいかがでしょうか?
初学者の方はそろそろ2次試験の様子が理解できるようになり、そのつかみどころなさに困られているかもしれません。しかしそれは受験生みんなが通る道ですから全く心配ないですよ。
頑張れば最後には2次試験のコツがわかるようになってきます。あきらめずにコツコツ努力していきましょう。

今回、いただいたテーマは事例Ⅲです。受験時の事例Ⅲはやや印象の薄い科目でした。2次試験当日の感想と実際の得点結果を比較します。 

 試験の感想  Ⅰ良い   Ⅱ普通   Ⅲちょい悪 Ⅳ惨敗
 実際の結果  Ⅰ48   Ⅱ72   Ⅲ66   Ⅳ70

破天荒な結果だったⅠやⅣと比べ、ちょっと悪いと感じながらも66点と全く普通でして、得意でも不得意でもない何とか合格点の取れた科目です。しかも独学・初学者であるため、皆様に披露するような深い知識を持っているわけでもありません。そんなわけで今回のブログに何を書くかはちょっと悩みました。

もともと私は独学です。ただ当然ですが自分ですべて考えたわけではありません。基本的に教科書を参考にし、悩みや疑問点はタキプロブログなどのネット情報を加えながら勉強を行いました。ネット情報は玉石混交ですから、その中から自分で納得できるものを取り入れて来ました
それらの私が困ったポイントは、おそらく受験生の皆さんも悩んでおられるのではないか思います。

そこで今回は自分の困ったポイントについて、ネットから私が学んだこと「インターネットから学んだ事例Ⅲのエッセンス」をお届けします。
困ったポイントはほとんど過去問をやっている時に出てきました。そこで事例Ⅲの過去問の分析も行いました。私は過去問を11年分解いてましたので、それに令和2年度を加えた過去問12年分の分析です。
今回のブログはエッセンスを並べたので、つながりに乏しい知識の羅列になっていますがその点はお許しください。
それから今回のブログには私の再現答案が入っていますが、これは単なる私の答案であり正解と言うわけではありません他人が答案を書くプロセスを見ていただければと思います。
またこれはあくまでもかわけんの私見です。誰かに体系的に教わったものではありませんし、誰かと議論した結果出てきたものでもありません。参考にされる時は十分にご注意ください。

いつものように伝えたい思いの強さから、かなりの長文になってしまいました。ブログは気軽にサクッと読みたいと思われる方には申し訳ありません。
長いのはイヤと言われる方は、F. おまけだけでも読んで帰ってください。
これから2次試験に望まれる皆さんに、私の経験が皆さん役立てば幸いです。よろしくお願いします。

私は今まで以下のような投稿をしています。興味のある方はご覧ください。
※どれも長いですm(_ _)m
1回目 合格体験記
2回目 令和二年の事例Ⅳ、どうすべきだった? かわけんの経験より分析してみた!
3回目 ITを活用した効率良い勉強方法 by かわけん
4回目 運営管理の勉強で使った副読本 by かわけん
5回目 まだ1次試験に間に合います。気合を入れて最後のラストスパート! by かわけん
6回目 事例1・幸の日も毛深い猫とモチベーション by かわけん
7回目 独学・初学者のための2次試験の解き方 by かわけん

■はじめに

事例Ⅲは中小企業診断士の試験案内には、「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」と記載されています。一般的に事例Ⅲは、基本の考え方が身に付いていれば良く、そのパターンも他事例と比較しても限られていて得点源にしやすいと言われています。

確かにパターンに沿って理論的で、理系の私には書きやすいと感じることもありました。その反面、微妙な設問や与件文の違いが散りばめられており、受験生が混乱しやすいような構成になっています。そんな微妙な違いに、私も受験生時代は悩まされてきました。
今回お話しするのは、私が困ったポイントについてネットで調べて知ったことです。
全体的な総論と設問別の各論について順にポイントをお話ししようと思います。

A. 総論

事例Ⅲに登場するC社は山のように欠点を抱えており、これらが与件文の中にバラバラに記載されています。まさに実際コンサルする企業さんのような感じです。
そのC社の欠点を整理して見える化し、欠点を良くして本来のあるべき姿とし、最終的に戦略につなげるのが事例Ⅲの全体の流れになります。
すなわち基本的な出題パターンは以下のようになります。

設問1:SWOT分析
設問2,3:Wをよくする策
設問4:経営戦略

となっているものが多いです。
 

A 設問を解く順序
事例Ⅲの設問を解く順序は、3つのパターンがあります。これは基本的に設問1 SWOT分析と設問4 経営戦略ダイレクトにつながっているからです。すなわち設問1で見える化した強みを活かしてまたは弱みをカバーして、設問4で戦略を組み上げるということになります。
そこで設問1と設問4をどの順で解くかで、全体の設問を解く順序が変わることになります。

  • 1→4のパターン:SWOTを見える化し、悪いところを良くして、経営戦略につなげる設問通りの順です
  • 4→1のパターン(2と3は順不同):最終戦略を決めて、それにあわせた強みと弱みを選ぶ順です
  • 難易度の順を考え解くパターン:得点できそうな設問に時間を割りあてて順に解きます

メリットとデメリットを表に見える化すると以下のようになります。

私自身、最初は難易度順に解いてました。しかし設問の難易度と繋がりがよくわからなかったので、なかなか正しい順序を決めることができませんでした。そこで前回のブログで書いたように1→4のパターンにしました(独学の初学者にはそちらのほうがわかりやすかったです)。最終的にはそのまま2次試験を受けました。4→1のパターンを試した事はありませんが、興味のある方は試してください。たまにブログで見かけます。
どれも理屈は正しいように思えます。ご自分の知識や経験に合わせて、自分にあった方法を選択すればいいと思います。
 

B. 各論)設問1

それでは各設問の分析に入ります。まずは設問1です。
設問1はC社のSWOTを解答させるものです。与件文の中にバラバラに記載された要素をピックアップして見える化します。
一見すると簡単そうに見えますが、制約条件があったり、変わった設問形式にしてあったり、字数制限が厳しかったりでどれも一筋縄では行きません。
各ポイントを考えていきます。 
 

B-1 制約条件
2次試験の設問文には制約条件が課せられることがあります。例えば「○○における」といったものです。
制約条件とは解答の縛りのことです。解答がばらけることが想定される場合、出題者はばらつきを回避し採点を容易にするために、制約条件を盛り込みます。基本的に制約条件を外すと点数は望めません。したがって制約条件に合わせたSWOT分析をしなければなりません。
過去問の分析では、制約条件は以下のものが認められました。これらの制限条件を決して忘れることなく解答しましょう。

  • 事業変遷を理解した上で(2019)
  • カット野菜業界における(2016)
  • 自動車部品分野に参入する場合(2015)
  • 精密小型部品加工業界における(2014)
  • 事業変遷を理解した上(2011)
  • 自動車業界における(2010)
     

B-2 変わった設問
また設問1では、一風変わった設問があります。過去問の分析では以下のものです。

  • 業績が維持されてきた理由(2018)
  • 首都圏市場への参入で活用すべき競争優位性(2013)
  • 成⻑要因(2012)
  • 生産技術面と営業面での特⻑(2011)
  • 安定的な業績を維持している理由(2009)

単純に強みではなく、このような聞き方をされるとギョッとしますが、基本的には強みを答えればいいと思います。
 

B-3 設問1の解答の基本パターン・文頭と文末
2次試験の解答は、設問のオウム返しが基本です。
設問1の書き出しは、強みを書くものは(強みは)、弱みを書くものは(弱みは)が基本です。
そして文末は、強みを書くものは、強みから導かれ(で優位性があること)で終わるのが理想かと思います。ただし字数によってはこの語句が書けないこともあります。一方、弱みの文末は関しては特に意識しませんでした。
B-2変わった設問の文頭はこちらもオウム返しで、(理由は)・(競争優位性は)・(成長要因は)・(特徴は)になります。また文末は(理由は)関しては(であるから)になります・
 

B-4 字数制限
これが設問1の最大のポイントです。字数は年度によって様々で20から100文字の間です。100文字もあればかなりいろんなことが書けますが、20字なら本当に内容を絞らないといけません
字数制限に関して私が学んだポイントを列挙します。

  • 文頭と文末を省略:文頭の(強みは)や(弱みは)を省略して、いきなり内容を書き出します。また文末も(で優位性があること)を省略します。
  • 番号制:番号制なら句読点を省略できます。それに加え、箇条書きなので文を構成する思考プロセスも省略できます。
  • 体言止め:体言止めの採用で、接続詞や「です・ます・だ・である」を省略し、字数を節約します(ただし体言止めを否定する意見もあります)。
  • ○○力や○○性などの語句を活用:○○力と○○性という表現は、少ない文字数で簡潔に言いたいことをまとめられます
    具体例
    ○○力:営業力・提案力・ニーズ把握力・顧客獲得力・対応力・運営力・企画力・開発力・技術力・生産管理力
    ○○性:柔軟性・多様性・互換性・脆弱性・信頼性・流動性・新規性・収益性・商品性・安定性・適合性・一貫性・利便性・妥当性・安全性・将来性・確実性・積極性
     

B-5 かわけんの基本パターン
私はB-1から4を意識し設問1の基本パターンを決めていました。また私は前回のブログで書いたように2次試験を全般で字数を節約し、要素をできるだけたくさん入れることにしていました。
設問1の基本パターンは具体的には
S:(強みは、)1○○、2○○、3○○(で優位性があること)
W:(弱みは、)1○○、2○○、3○○

です。
 

B-6 かわけんの再現答案の分析・令和2年第1問

設問:C社の強みを40字以内で述べよ
解答:①高い溶接や研磨技術力②設計・制作・据付けの一貫体制③高度な装飾に対応した技術者(40字)

  • 40字なのでかなり字数が厳しかったです。
  • 3つの要素を入れようと考えました。
  • 文頭の(強みは)と文末の(で優位性があること)を省略、いきなり番号で書き出しました。
  • 句読点なし・体言止め・○○力を使い字数を節約しました。
     

C. 各論)設問2と3

設問2と3はC社の悪いところを見つけ、なおす問題です。
簡単そうに聞こえますが、私はある程度過去問をやり込んだところでかなり迷いが出てきました。それは設問のパターンや解答の方向性に微妙な違いがあることです。順にポイントを考えていきます。
 

C-1 設問2と3の基本パターン
まず、悪いところを聞くパターンが、問題点・課題と2種類あります。
そして直す方法を聞くパターンが、改善策・対応策・検討・在り方・内容・活用策・改革…といろいろあります。中でも多いのは改善策と対応策です。
またメリットやリスクを聞いている問題もあります。
最近の12年の出題傾向を調べてみました。

年度ごとにほぼどちらかに統一されていますが、2013年のように改善策と対応策がどちらも聞かれている年度もあります。そうなると問題点と課題、改善策と対応策の違いを意識して、答案を変える必要があります

最初はこの違いがわかりませんでした。そこでネットで各々の語句の意味を調べました。
まずは問題と課題です。事例ⅢといえばJIS(日本産業規格・Japanese Industrial Standards)です。そこで問題と課題JISで検索しました。

JIS Q(JISのうち、管理システムの分野の規格)9024『マネジメントシステムのパフォーマンス改善―継続的改善の手順及び技法の指針』の概要3. 定義(主要な用語のみを示す)
3.2 問題 :設定してある目標と現実との、対策として克服する必要のあるギャップ
3.6 課題:設定しようとする目標と現実との、対処を必要とするギャップ

関西ISOマネジメントセンター(JIS Q 9024:2003 (kansai-iso.com))

JISなので正しい定義かなと思います。上記のようですが、対策や対処など微妙な言葉が使われており、なんやら違いがよくわかりませんね。
もう少し調べると別のサイトでは以下のようになっていました。

問題:現状があるべき姿になっていない阻害要因
課題:問題を解決するための行動

問題が阻害要因で、課題が解決行動です。これはわかりやすいですね。これをみるとJISの定義も理解できそうです。

次に改善策と対応策の違いを調べてみました。改善策と対応策とJISと組み合わせて検索しても正しくヒットするものはありませんでした。他のサイトを総合すると以下のようになっていました。

改善策:悪い点を改めて善くすること
対応策:何かに対して応じること

どちらも文字通りです。ただ他も調べると改善策が根本からの対策、対応策は根本かは別として何らかの対策というのが一般的なコンセンサスになりそうです。
これらの問題点と課題、改善策と対応策の組み合わせは4つあります。おおむねどの組み合わせも成り立ちそうですが、課題と改善策の組み合わせは解決行動を善くすることなので、なんとなく腹に落ちません。実際の過去問分析を見ると課題と改善策のセットはないようです。基本的にこれを除く3つの組み合わせです。

さて概念だけではわかりにくので実例で示してみます。事例に対する問題点と課題、改善策と対応策です。

事例:部屋の電球が切れているので本が読めない。

問題点:電球が切れて本が読めないこと
課題:本を読むために明るくすること


改善策:電球を交換して明るくする(して本が読めるようにする)
対応策:①電球を交換する②カーテンを開けて日光を取り入れる③電気スタンドを準備する④明るい場所に移動する(して、本が読めるようにする)

かわけんの理解では、上記のような感じになると思います。
問題と課題は明らかに違います
一方、改善策と対応策はちょっと微妙ですね。何を善くするかによって策の内容が変わってきます。「何を」は、A. 切れた電球を改する、B. 暗い部屋を改する、C. 本が読めないのを改する、と3つの改するパターンが考えられます。文例は「A. 切れた電球を改する」で書きましたが、「C. 本が読めないのを改する」で書くとと対応策と同じになので、対応策の中に改善策が含まれると思います。ちなみに「B. 暗い部屋を改する」で書くと、対応策の①②③になります。根本的なことを改して善くする改善策に対し、何らかの方法で応じる対応策ということですが、改善策と対応策の区別は微妙な気がします。問題と課題ほどの区別は必要ないかもしれませんね。
これ以上は調べてもわかりませんでした。これはあくまでもかわけんの理解なので厳しいツッコミはしないでくださいねm(_ _)m。
余談ですが、最近テレビでアナウンサーが「よく〇〇が課題です」と言ってますが、あれってほどんど問題点のことですよね。診断士試験の経験者としてはとても気になっています。定義に沿って正しく使ってほしいですm(__)m

結論として、
問題と課題は区別が必要
改善策は根本的から善くする策だが、対応策との違いは少ない

という感じで私は捉えてました。
 

C-2 その他の設問パターン
C-1で書いたように、なおす方法を聞くパターンがその他にも、検討、在り方、内容、活用策、改革とあります。いきなり聞かれるとドキッとしますが、あまり深く考えず文字通り答えればいいと思います。基本的には(問題点と)対応策でいいでしょう。
またメリットやリスクを聞いている問題もあります。メリットは以下のものを考えていました。リスクを聞かれた時は、メリットの裏返しで答えます。

  • 利益向上(売上増加・費用削減)
  • 稼働率向上
  • 生産性改善
  • 無形資産獲得:信頼・ブランド・こだわり・技術・ノウハウ・知識・経験(ゴロあわせ・しぶこぎのちけ)
  • 大口顧客依存の解消、リスク分散
  • シナジー効果、相補効果、規模の経済、範囲の経済、経験曲線効果

解答例
メリットは①〇〇②〇〇で売上増加、①〇〇②〇〇で費用削減で、利益が向上すること
リスクは①〇〇②〇〇で売上減少、①〇〇②〇〇で費用上昇で、利益が低下すること

 

C-3 設問2と3の解答の方向性
次は設問2と3の解答の方向性について考えます。具体的には改善策もしくは対応策としてどんな答えを書くかということです。
一般的に設問2と3の解答の方向性は、生産管理と生産性が双璧と言われています。またITも最近増えています。そこで過去問12年分を分析しました。(分類はあくまでかわけんの判断です)

やっぱり生産管理と生産性がたくさん出ていますね。それから近年はITも多いです。この3点について解答を用意しておくと良さそうです。
私が悩んだのはここからです。
 
【解答の方向性・生産管理と生産性のどちらの方向性で解答するか?】
解答は前もって用意してあるので、方向性を決めれば解答も決まります。そこでまずは方向性を決める必要があります。設問に、「生産管理上の」とか、「生産性改善のために」とか書いてある場合はわかりやすいです。そうでない場合も、自分で考えて簡単に分かる場合は大丈夫です。
問題は、設問に記載がなく考えてもどちらかわからない場合です。こんな場合が絶対あります。私はそのために2つの手段を用意していました。

  • 聞かれたことを素直に答える:区別に悩む時間が惜しいので、わからないものは方向性を決めず、そのまま答えました。
  • 現場のことは生産性、それ以外は生産管理で答える:誰かがネットに書いていました。本当かは全くわかりません。ただ限られた時間の中で答案を書き切るには、これくらいの割り切りがあってもいいのかなと考えていました。
     

C-4 設問2と3の答案に書く内容
解答の方向性が決まったら、次はその内容です改善策や対応策で答案に書く内容は以下のものが鉄板です。
生産管理:生産計画と生産統制
生産性改善:作業標準化または情報共有

ただしこれだけでは、答案に書くボリュームが足りません
そこで私は以下の語句を用意し、与件文に合わせた内容を選択するようにしてました。

■生産管理に関して

  • 需要・受注・生産・納入・資材調達:DRINK-Z、頻回に見直し、専門部署
  • 外注管理:品質、納期、教育、カムアップ
  • 品質管理:多能工・多台持ち化、QCサークル、市場クレームを活用
  • 生産統制:DRINK-Z、頻回に見直し、精緻化
    • 手順計画・作業手配
    • 工数計画・余力管理
    • 日程計画・進捗管理
    • 在庫計画・現品管理:定期発注と定量発注の区別

生産性に関して

  • 共通:DRINK-Z、QCサークル、部品・材料・工具の共通化
  • ムダ:SLP、5S、ECRS、後工程引き取り、設備効率や保全の改善、歩留まり向上、ロスの解消、IE、各種分析(製品工程・作業者工程・運搬工程・連合作業・稼働と時間)
  • ムラ:標準化ーマニュアル化ー教育(OJT、Off-JT)、多能工や多台持ち化(ジョブローテーション)、情報共有化
  • ムリ:人材の流動化、ロッドサイズ、段取り、ラインバランシング、ボトルネック、IE
  • CAD、CAM、CAE:データー共有、再利用、カタログベース化、ミス防止

*DRINK-Z:全社(Z)でデーター(D)を随時(R: Real time)一元化し(I)、ネットワーク(N)で共有化(K)。※かわけんはももいろクローバーZのファンなので、一般的な切り口DRINKの最後にZを付加しました。(昔、娘と一緒にももクロのファンクラブに入ってました。ちなみに娘は緑推しで、私はピンク推し
 

C-5 設問2と3の字数制限に対抗する工夫
設問2と3にも字数制限があります。設問1と同じく内容をたくさん入れるためには、字数を節約する工夫が必要です。
そこで、○○化という語句を活用しました。名詞+化という表現も動詞を省略することで文章のマス数削減になります。ただつい適正化や最適化という言葉を多用してしまいがちになります。これらの語句は万能ですが具体性に乏しいので注意してくださいね。
具体例
○○化:有効化・最適化・自動化・一般化・汎用化・短サイクル化・一元化・標準化・共有化・共通化・定型化・流動化・統一化・週次化・同期化・短期化・収益化・モジュール化・具体化・簡素化・容易化・精緻化・集約化・省力化
 

C-6 かわけんの再現答案の分析・令和2年度の第2問の設問2
設問
第2問 C社の大きな悩みとなっている納期遅延について、以下の設問に答えよ。
設問2 C社の製造部門で生じている(a)問題点と(b)その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。

再現答案
a 問題点は①グループ間の技術の差から適正な生産計画ができないこと②空間の問題でモノの移動に時間がかかること。(53字)
b 対応策は①標準化・マニュアル化・共有でグループの技術の高度均一化②5S・運搬工程分析・SLPで円滑な移動を図り納期遅延を改善(62字)

  • どちらも字数制限は60字なのでけっこう厳しいです。
  • 設問には生産管理の問題か生産性の問題かの指定がありません。製造部門なので現場のこと、基本的に方向性は生産性と判断しましたが、素直に問題点を挙げました。対応策はC-4の生産性の中から選択しています。

a 問題点

  • 設問は問題点なので阻害要因を答えています。課題との区別が必要です。
  • 書き出しはオウム返しで問題点です。
  • 番号制と句読点の省略で字数を節約していますが、53字なのでもう少し余裕を持っても良かったですね。最後に句点を入れました。
  • 答案の2はスペースが狭いという表現の字数を節約するために、空間の問題という語句を使いましたが、振り返るとわかりにくいですね。おそらく減点になったと思います。

ちなみに設問で問題点ではなく課題を問われたら、以下のように変更します。問題を裏返しして行動を入れます。
課題は①グループ間の技術差を解消し生産計画を適正化すること、②空間の問題を解消しモノの移動時間を短縮すること(54字)
行動を書くため少し長くなりました。

b 対応策

  • 問題点に対する対応策で、aの番号に合わせました
  • 書き出しはオウム返しで対応策です。
  • 番号制と句読点の省略で字数を節約しています。62字になっていますが、英数字は一マスに2つ書けるのでなんとか押し込んだと思います。
  • ①の前半は決め台詞です。後半の効果は技術の高度均一化と○化を活用しました。高度に均一化するより3字節約しています。
  • ②の前半は1次試験の知識を入れました。ちょっと詰め込みすぎたかもしれません。後半の効果は円滑な移動です。
  • 納期遅延に対し、応じた策と各々の効果を記載し、最終的に納期遅延改善につなげています。

こんな感じの答案です。ここは思う通りにかけました。ちなみに正解かはわかりません。
 

D 各論)設問4

設問4は設問1と2・3を受けて、S×О「強みと機会をマッチング」させ製造面と営業面を成長させる戦略を助言する問題とされています。
過去問を12年分析しました。

  • モニュメント製品事業の充実、拡大の助言 2020
  • 工場が稼働したあとの戦略 2019
  • 立地環境や経営資源を生かして付加価値を高める戦略 2018
  • 高付加価値な事業を実現するための方策 2017
  • 新事業を提案する理由、成功に導く社内対応策 2016
  • 国内生産を維持するため強化すべき点と理由 2015
  • X社との取引を高める一方で、X社以外の販路開拓を行う提案 2014
  • 失敗の要因と今後の留意点 2013
  • 克服して収益性を高めるY 社との新規取引以外で実現性の高い提案 2012
  • 具体的なものなし 2011
  • 独自の経営の方向性と対応策についてアドバイス 2010
  • 見込生産と受注生産の違いを、重視すべき情報と管理ポイント 2009

過去問を12年分分析しましたが、結構バラバラですね。設問2・3のように決まったパターンはなさそうです。
タキプロブログを検索しましたが、設問4に関しては明らかなポイントは指摘されていませんでした。やはりS×О「強みと機会をマッチング」で戦略を作るしかなさそうです。
再現答案の分析を行ってみます。
 

D-1 かわけんの再現答案の分析・令和2年度の設問4

設問
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。

再現答案
戦略は①複雑な曲線に対する製図理解と加工技術の向上②3DCADの導入で設計イメージの立体化とNC加工機との連携で製作期間の短縮③生産量を平準化する生産リードタイムの短縮と営業力の改善④大型個別注文に対応する建屋の改装を行い事業の充実と拡大を図る(123字)

  • 書き出しはオウム返しが基本ですが、「助言は」ではなく「戦略は」にしています。振り返ると助言のほうが良かったかかもしれません。
  • 番号制と句読点の省略で字数を節約しています。123字になっていますが、英数字は一マスに2つ書けるのでなんとか押し込みました。
  • 解答要素は4つです。与件文から選択し抜粋しました。良くも悪しくも与件文の解答要素はできるだけ多く入れる私のパターンです。
  • 設問4は設問1とつなげたほうがいいと言われますが、結果的には選択した解答要素のうち①~③がつながっていました。A-1でポイントして記載した設問1から順に解く解法でもうまくいきました。
  • 私の解法の基本パターンは、与件文の抜粋+(行動)+効果なのですが、①③④は効果+抜粋と逆になっています。大いなる反省点です。
  • また設問は、充実と拡大を聞いているのですが、まとめて答えています。これも大いなる反省点です。充実は質、拡大は量のことでしょう。そうなると①~③は充実で、④は拡大にすべきでした。

これらの反省点を考えると、答案は以下のようにすべきでした。
戦略は①製図理解と加工技術の向上で複雑曲線に対応可能化②3DCADを導入し設計イメージの立体化とNC加工機との連携で製作期間の短縮③生産リードタイムの短縮と営業力の改善で生産量を平準化し事業の充実④建屋の改装で大型個別注文に対応し事業の拡大を図る(124字)

正解かはわかりませんが、私なりに筋の通った答案になりました。ただまだごちゃごちゃしててわかりにくいです。解答要素を3つに減らしたほうがいいかもしれません。こうやって振り返るとまだまだ反省点がかなりあります。どうしても2次試験は時間に追われるので、思った通りの答案がかけないものです。
ただ重要なのは「推敲を重ねて満点の答案を作成することではなく、時間内に必要な点数の取れる答案を作成すること」です。これは2次試験全般に共通です。絶対肝に銘じといてくださいね
 

E. 先人たちのアドバイス

今回、参考にしたネットのサイトについて列挙します。色々調べていますが、主なものだけリストアップしました。もう今となっては元ネタがわからない情報も結構あります。それらは列挙できませんでした。また受験生時代だけではなく今回のブログを書くにあたってずいぶん調べ直したので新しいサイトも入っています。ご了解ください。
ネットに情報をあげてくださった素晴らしい先人たちの珠玉のアドバイスのおかげで本日のようなエッセンスを学ぶことができました。
本当にありがとうございました

Tochiro的 正しい!?診断士の成り方④事例Ⅲで3回平均70点取る方法

2次試験解答ルーチン③ 文章型 を用意しよう! byのぶ

事例Ⅲが不得手だった私の対策 by 五鉄

私流!事例Ⅲの心構えbyナナセ

事例Ⅲは設問との対応付けが全て byぶらんち

【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎

企業活動のキホン【改善活動の基礎講座-カイゼンの基本編:第1章】

F. おまけ

私はITを活用した効率良い勉強方法で報告したように、調べた情報をiPhoneの暗記カードアプリに読み込んで、すきま時間を見つけて憶えるようにしていました。使っていたアプリはiOSアプリ単語帳アプリの単語帳メーカーで、エクセルデーターから読み込んで使います
そのデータそのものをおまけとしてつけておきます。表面に、メデポタカとカタカナが入ってます。これは、メリット、デメリット、ポイント、対応策、課題の略です。このデーターには問題点と課題、改善策と対応策の区別はせず書いています。ご了解下さい。
これはいろいろな資料から私が独自にまとめたものです。使われる際は十分に検討の上でお願いします。正誤に関しての責任は持てません。 

■おわりに

今日は「インターネットから学んだ事例Ⅲのエッセンス」についてお話しました。
事例ⅢのC社には明らかに悪いところが多数あります。これが他の事例と比べて明確な違いだと思います。この悪いところを直して将来の戦略につなげるのが事例Ⅲの全体の流れです。

私が2次試験を通じて感じたのは、決まったプロセスを制限時間内に実行して答案を完成させる工程を習得することは、まさに事例Ⅲの解き方と同じかもしれないということです。なぜ経験しないであろう生産・技術現場のことを事例Ⅲで問われるのかという理由は、ロジカルに作業プロセス改善の手法を学ぶためのような気がします。
皆さんの答案作成プロセスにもまだまだ改善の余地があるでしょう。そのプロセスを事例Ⅲの知識で改善しましょう。私も2次試験の解き方で悩んだ時事例ⅢのECRSを導入して解き方のプロセスを大幅に変更しました。ただこうやって再現答案を見直してみると、句読点を省略して内容を詰め込みすぎたかもしれませんね。もう遅いですがまだまだ改善の余地はありそうです。
今は解き方に悩んでおられる受験生の方も多いと思います。最後にはしっかりできますから地道に努力しましょう

私はずっと独学でした。悩んだ時、誰かに聞くことができないので、自分でネットで調べることになります。ネットは本当に便利で自分が調べたい情報がすぐ見つかります。ただ問題点はネット情報は玉石混交で正しいかどうかわからないことで、ネットリテラシーの能力が必要になってきます。自分にその能力があるかわかりませんが、自分で納得できる情報を取り入れ勉強を進めました。その結果が今回のブログになっています。本当に情報発信してくださっていた皆さんにはとても感謝しています。またこのブログが受験生の皆さんの調べる手間を少しでも省くことができればとても嬉しいです。

今年からタキプロで自分が情報発信する立場になりました。受験生の皆さんに正確で役立つ情報を届けるため、皆さんのネットリテラシーの能力の有無に関わらずしっかり理解してもらえるように毎回ブログを書いています。思いの強さからブログが長すぎるのが玉に瑕でしょうか(笑)
今回ははっきりしたテーマを決めず、自分が学んだエッセンスを手当たり次第並べたので少し雑多なブログになってしまいました。ちょっと申し訳なかったです。私の受験生支援はタキプロだけで、今年度いっぱいで終わるのから、自分が学んだことを可能な限りブログにいれるようにしています。最後まで自分の経験をすべて伝えますね

今回記載した私のやり方をそのまま真似する必要は全くありません。このブログの中に少しでも皆さんに役に立つことがあれば、診断士試験対策のコツ「パクってカスタマイズ」していただければ幸いです。

もう2次試験まで45日です。
あきらめずに頑張ってくださいね!

最後まで長文を読んでいただきありがとうございました。かわけんでした。
次回は、でこぽんさんの登場です。
お楽しみに!

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