事例Ⅳは銀行員でもさほど有利にならない!? byたべちゃん

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のたべちゃんと申します。

仕事で決算書を見ることがなく、事例Ⅳに苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか?
「銀行員は有利だからいいよな~」なんて思っていませんか?

元銀行員として中小企業への融資を担当していた私から言わせると、銀行員であることは事例Ⅳにおいて、さほど有利にはなりません。

今回は、元銀行員の私が2次試験の事例Ⅳを受けてみて感じたことと、私なりの事例Ⅳの対策方法について紹介します。

■アドバンテージは用語や電卓に慣れていること

私が元銀行員でよかったと思ったことの1つは、経営分析に関する用語に慣れていることでした。

貸借対照表や損益計算書に出てくる言葉はもちろんのこと、経営指標に関しても、計算式がすべて頭の中に入っていたわけではありませんが、見たり聞いたりしたことのあるものばかりでした。したがって、用語の意味や計算式を覚えるというステップは省略することができました。

もう1つ元銀行員でよかったと思ったことは、電卓に慣れていることでした。試験を受けたときは銀行を退職して数年が経過していましたので、全盛期(?)ほどのスピードで打つことはできませんでしたが、一般の人よりは早く打つことができました。

またノールックで電卓を打つことができるため、目線を問題用紙に置いたまま集中力を切らさず計算しきることができました。さらには、右手でも左手でも打つことができるため、右手で計算した結果を左手で検算するというやり方で計算ミスを減らすことができました。

■銀行実務ではCVPやNPVを使わない

逆に、その他に有利になったと実感できるようなポイントはありませんでした。銀行実務においてCVP分析やNPV分析をすることは、ほとんどないのです。

CVP分析は他の検定試験などで少し触れた経験はありましたが、事例Ⅳほど高度な内容は初めてでしたし、NPV分析に関しては、ほぼ知識ゼロの状態から勉強をスタートしました。

事例Ⅳで毎年出題されるような問題でいうと、唯一経営分析で少し有利になるくらいですが、経営分析においても、銀行実務と事例Ⅳで見るポイントは全くと言っていいほど違います。たとえば、最も代表的な経営指標である当座比率や流動比率を見ることなんて、ほとんどないのです。

いかがでしょうか?
用語や電卓に慣れていることを大きなアドバンテージと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、全体からすれば大したアドバンテージにはならないというのが私の実感です。

■4事例の中で最も勉強時間を割く

次に、私が考える事例Ⅳへの対策についてです。

まずは、とにかく勉強時間を割くことでしょう。2次試験全般に言えるかもしれませんが、やはり問題に慣れるために一定の時間は必要です。

事例Ⅰ~Ⅲは問題形式が似ているため相乗効果が狙えますが、事例Ⅳは全く問題形式が異なるため、全体の半分くらいは事例Ⅳに割くべきと思います。
元銀行員として多少アドバンテージがあった私でも、2次試験の対策として260時間勉強したうち、120時間を事例Ⅳ対策に充てていました。(結果として本番では69点)

事例Ⅰ~Ⅲは、各30~40時間程度勉強すれば、他の人と変わらないくらいの実力はつけることができ、正直問題との相性や本番でのひらめき次第で60点を超えるかどうかが決まるような印象があります。

一方、事例Ⅳは対策をしなければ全く点数は取れませんが、対策をすればするほど安定して点数を取れるようになると思いますので、そういった意味でも4事例の中で最も重点的に対策すべきだと考えています。

■経営分析では先に財務諸表から見る

本番中のテクニックとして、経営分析の問題では、与件文より先に財務諸表を見るようにしていました。

先に同業他社(もしくは過去決算)と比較して、特に優れている指標や劣っている指標にあたりをつけてから、与件文を読むという流れです。
先に与件文を読む方が多数派だと思いますので、意見が分かれるところかもしれませんが、私の流れで問題を解くメリットは大きく2つあります。

1つは与件文の返り読みを減らせるということです。先に与件文を読んでもすべてを頭の中に入れておくことは難しいため、計算をしてから改めて与件文を確認することになると思います。また、与件文で協調されていた部分に関する指標だけ計算する流れだと見落としのリスクもあります。

一方、先に経営指標にあたりをつけておくと、アンテナを張った状態で与件文を見るため、見落としが少なく、返り読みをする程度も減らすことができました。

2つめのメリットは、試験開始直後に他の受験者のほとんどが静かに与件文を読んでいる中、電卓の音を試験会場に響かせることで精神的に優位に立てることです!(笑)

■おわりに

今回は、私なりの事例Ⅳを受けた感想と対策についてでした。

事例Ⅳに苦手意識を持たれている方も、皆スタートラインはほぼ同じということを知って、少しでも前向きに取り組んでいただきたいという思いで書きました。

また、大した対策は書けませんでしたが、正直経営分析以外の問題は、毎年必ず変化球がきますので、本番でどれだけ粘れるか勝負です。本番で粘るためには基礎が大事ですから、結局は繰り返し問題を解いていくしか対策のしようがないと考えています。

教材は「30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集」と「事例IVの全知識&全ノウハウ」の2つだけで十分でした。

皆さんの合格を心よりお祈りしております!


次回は一陽人さんの登場です。
お楽しみに!

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