事例Ⅳにおける「守り」の鉄則 by 湯豆腐

皆様いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
タキプロ17期の   湯豆腐 と申します。  

勉強会開催!
★参加応募受付中★
詳しくは下記バナーをクリック!!

■はじめに

いよいよ1次試験が目前に迫ってきましたね。 1次試験が終わると、息つく暇もなく2次試験対策が本格化します。これから2次試験の過去問演習を進めていくと、皆さんはきっとこんな「事例Ⅳあるある」に直面するはずです。

  • 第1問の経営分析で、計算したはずの指標が選択肢になくてパニックになる。
  • 第2問のCVP計算にドツボにハマり、気づいたら残り時間が15分しかない。
  • 「営業外収益」の足し忘れや、「税率30%(×0.7)」のかけ忘れで大失点する。

本番の極度の緊張感の中では、誰しも頭が真っ白になる瞬間があります。事例Ⅳで最も恐ろしいのは、一度パニックに陥ると普段なら絶対にしないようなイージーミスが連鎖し、一気に足切りラインまで転落してしまうリスクがあることです。

他のタキプロメンバーが「NPVの攻略法」や「解答スピードの上げ方」「直前期のテクニック」といった素晴らしい攻めのノハウを公開していますので、私は少し視点を変えて、「事例Ⅳにおける『守り』の鉄則」についてお話しします。

「致命的な計算ミスを防ぐ工夫」と「記述問題で確実に部分点を拾う戦略」こそが、合否を分ける大きな鍵を握ります。今回は、私が実践していた具体的な鉄則をお伝えします。

■事例Ⅳは「計算」だけじゃない!記述問題の命綱

事例Ⅳ=電卓を叩く計算科目、というイメージが強いですが、実は記述問題の配点も少なくありません。

例えば、第2問・第3問の設問後半で問われる「経営課題」や、新規投資・外注化の「財務的効果」「非財務的リスク」。ここでこんな「あるある」はありませんか?

  • 「前半の計算が解けなかったから、その後の記述も書けない…と白紙で出してしまう」

これは非常にもったいないです! 計算問題は答えが合わなければゼロ点になるリスクがありますが、記述問題は与件文の活用によって定性的に書けることが多く、計算が苦手な方にとっての貴重な得点源(=命綱)になります。

たとえ前半の数値が分からず絶望的な気分になったとしても、何とか知恵を絞って部分点を狙う。その粘り強さが合否を分ける1点に繋がります。設問の意図から大きく外れていなければ部分点がもらえる可能性は十分にあります。絶対に白紙で出してはいけません。

■部分点を確実にもぎ取る「記述」の型

では、どう書けば部分点をもらえるのか。採点者が一読して理解できる「型」を使って書くことが重要です。事例Ⅳの記述は40〜60字程度と短いため、「PREP法(結論・理由・具体例・結論)」を極限まで圧縮して構成します。

意識すべきは、以下の3要素です。

  1. 結論(実行すべきか否か、最大のメリット・デメリットは何か)
  2. 根拠(与件文の事実、または計算結果・指標)
  3. 効果(結果としてD社はどうなるか)

【具体例:投資判断の記述(40字)】

  • △もったいない解答 「投資すべきである。なぜならNPVがプラスになるためである。」(28字:D社にどう貢献するかの「効果」が抜けている)
  • 〇負けない解答 「投資すべき。理由はNPVが〇〇百万円と正のため、収益性の向上が見込めるから。」(39字:結論+根拠+効果)

もし計算が解けず「〇〇百万円」が書けなくても、「初期投資の負担は大きいが、外注費削減により収益性が向上するため投資すべき。」と、与件文から読み取れる効果を書くだけで、部分点を拾える可能性がグッと高まります。

■計算ミスをカバーする「プロセス残し」と「検算」テクニック

事例Ⅳで一番恐ろしいのは、最初の設問での計算ミスが次の設問へと連鎖することです。これを防ぐために、以下の「守りの所作」を徹底しましょう。

1. 計算プロセスは「誰が見ても分かるように」余白に残す あるある:「余白に書いた自分のメモの字が汚すぎて、後で見返しても何の数字か分からない」 これを防ぐため、問題用紙の余白に「どの数字とどの数字を使って計算したのか」を必ず書き残します。

  • 千円、百万円を混同しないように「100(百)」などと単位を丸で囲む。
  • NPVなら「0〜5年目のタイムライン」、CVPなら「売上・変動費・固定費のボックス図」をサッと描く。

「いちいち図や式を書くのは時間がもったいない」と感じるかもしれませんが、本番のプレッシャー下では頭の中だけで数字を操作すること自体がハイリスクです。あえて丁寧にプロセスを視覚化しておくことが、結果的に見直しのスピードを上げ、誤りに気づく一番の近道になります。

2. 異なるアプローチでの「1分間検算」 計算が終わったらすぐに次の問題へ行くのではなく、別の角度から答えが妥当か確認します。

  • CVPの逆算:損益分岐点売上高が出たら、そこから変動費と固定費を引いて本当に「利益がゼロ」になるか電卓を叩く。
  • 常識的感覚のチェック:「初期投資が1,000万円で毎年200万円しかCFが出ないのに、3年プロジェクトのNPVがプラスになるはずがない」と気づけるか。

この「たった1分の検算」で得られる『これで間違いない』という確信は、極限状態の試験本番において、メンタルを安定させる最高の特効薬になります。

■おわりに

事例Ⅳは、攻め(難解な計算を解き切る)の姿勢も大切ですが、それ以上に守り(大崩れしない、部分点をかき集める)のバランスが合否を直撃します。

試験終了5分前。もし解けない計算問題があっても、焦って電卓を叩くのはやめましょう。それよりも、「書ける記述欄に空欄はないか?」「単位(%、回、千円)の書き間違いはないか?」を落ち着いて見直すことに時間を使ってください。

「書ける記述は必ず埋める」「計算はプロセスを残して検算する」という基本を貫けば、必ず道は開けます。 まずは目前の1次試験、そしてその先の2次試験に向けて、皆様の合格を心から応援しております!

次回は、ぴょん さんの登場です。 

お楽しみに! 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村

皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA