事例Ⅲの得点力を高めるための知識 by としぼう

事例Ⅲ

タキプロ17期の   としぼう と申します。
4回目の投稿となります。今回は、事例Ⅲについてお話します。

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■はじめに

事例Ⅲを苦手とする受験生は少なくありません。その理由の一つとして、1次試験の知識が十分に身についておらず、与件文の内容を正しく理解できないことが挙げられます。

そこで今回は、事例Ⅲで役立つ知識の一部をご紹介します。もちろん、ここで紹介する内容だけですべてをカバーできるわけではありません。過去問演習などを通じて、必要な知識を少しずつ補充していってください。

■4M

4Mとは、Man(人)・Machine(機械)・Material(材料)・Method(方法・ノウハウ)の4つの視点を表します。

事例Ⅲの問題を解く上で、非常に重要な考え方です。例えば、人材育成はMan、設備更新はMachine、材料の見直しはMaterial、作業標準の整備はMethodに当たります。
解答を書く際は、「4Mのどの視点の改善策なのか」を意識すると、漏れの少ない答案を作りやすくなります。

■QCD

QCDとは、Quality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)の3つを表します。

事例Ⅲでは、「品質向上」「コスト削減」「納期短縮」のいずれが課題なのかを意識して与件文を読むことが大切です。また、改善策がQCDのどの項目につながるのかを意識して記述すると、説得力のある答案になります。

4MとQCDは、事例Ⅲの基本となる考え方です。ぜひ意識しながら過去問演習に取り組んでみてください。

■リードタイム

リードタイムとは、ある工程の開始から終了までに要する時間のことです。生産だけでなく、調達や輸送にもリードタイムがあります。

例えば、生産リードタイムは「生産開始から生産完了まで」、調達リードタイムは「発注から納品まで」の期間を指します。事例Ⅲでは、どのリードタイムを指しているのかを意識して与件文を読むことが大切です。

■付随作業と準備段取り作業

付随作業とは、加工そのものではなく、運搬や検査、清掃など加工に付随する作業を指します。一方、準備段取り作業とは、生産を始める前の工具交換や機械の調整などの作業です。

どちらも直接付加価値を生む作業ではないため、改善によって時間を短縮できれば、生産性向上につながります。

■汎用機と専用機

汎用機は、さまざまな製品に対応できる汎用性の高い機械で、多くの場合、作業者が操作して加工を行います。一方、専用機は特定の製品や工程専用に設計された機械で、自動化しやすく、生産効率が高いという特徴があります。

■機能別レイアウトと固定式レイアウト

機能別レイアウト(工程別レイアウト)とは、同じ機能を持つ設備や機械をまとめて配置するレイアウトです。多品種少量生産に適している一方、製品の移動距離が長くなりやすいという特徴があります。

一方、固定式レイアウトとは、製品を移動させず、作業者や設備が製品のもとへ移動して作業を行うレイアウトです。船舶や航空機、建設工事のような大型製品の製造で採用されます。

■QC7つ道具

1次試験で頻出の「QC7つ道具」は、まれに事例Ⅲでも問われますので、少なくともそれぞれの役割は押さえておきましょう。

①層別:データを条件ごとに分類し、原因を分析する手法
②パレート図:問題や不良の原因を大きい順に並べ、重点課題を把握する図
③特性要因図(フィッシュボーン図):結果(特性)と原因(要因)の関係を整理する図(魚の骨図)
④ヒストグラム:データのばらつきや分布を確認するグラフ
⑤散布図:2つのデータの相関関係を確認する図
⑥管理図:工程が安定した状態にあるかを確認する図
⑦チェックシート:データを収集・記録しやすくするための帳票

余裕があれば、新QC7つ道具も含めて1次試験のテキストを復習しておくと安心です。

■MRP(Material Requirements Planning:資材所要計画)

MRP(資材所要計画)とは、生産計画、部品表(BOM)、在庫情報をもとに、製品の生産に必要な資材の必要量と必要時期を算出するシステムです。

事例Ⅲでは、必要な資材を必要なタイミングで手配することで、欠品や過剰在庫を防ぎ、生産を効率化するための仕組みとして押さえておきましょう。

■おわりに

いかがでしたか。すべて理解できていれば、順調に学習が進んでいます。もし抜けている知識があれば、この機会にしっかり補充しておきましょう。

事例Ⅲは、学んだ知識や過去問演習の積み重ねが、得点につながりやすい科目です。ぜひ、得意科目を目指して取り組んでみてください。

最近は、新しい切り口の問題も出題されています。今後はAIなどの新しいテーマが取り上げられる可能性もありますが、基本的な知識をしっかり身に付けていれば、落ち着いて対応できると思います。

次回は、湯豆腐 さんの登場です。 

お楽しみに! 

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