【2次試験共通】採点者が思う、記述解答を書く時に大切なこと by まい

こんにちは。タキプロ17期の   まい と申します。  
今回は、予備校の2次模擬試験の採点を担当する中で感じた、「記述解答を書く際に大切なこと」をご紹介します。

あくまで個人的な感想ではありますが、本番の採点も”人間”が行います。共通する部分も少なからずあると思いますので、参考程度に読んでいただけると幸いです。

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■大切なこと その1:解答用紙はできる限り埋める

採点者に与える第一印象として、「解答用紙をしっかり埋めること」は非常に重要です。

ぱっと解答用紙全体を見たときに、採点者が担当している設問以外も含め、文字がしっかり書かれている答案は、「理解できている受験生だな」という印象を持ちやすくなります。

一方で、設問が丸ごと空白だったり、例えば100字制限で10字以上空いているような、空欄が目立つ答案は、「あまり理解できていないのではないか」という印象を持たれやすくなります。こうした第一印象が、結果として評価に影響してしまう可能性もあります。

もちろん、内容が伴わないまま無理に埋めるのは望ましくありません。しかし、「何も書かない」のではなく、与件文から拾える要素を使って、できる限り記述するという心構えを持つことは重要です。

また、1つの設問の中で空欄が多くなってしまう場合は、重要なキーワードや論点が抜けている可能性が高いです。その点でも、「まだ書けることがないか」を意識するようにしてみてください。

■大切なこと その2:題意は絶対に外さない

設問で問われている内容(題意)を正確に捉えることは、最も重要なポイントの一つです。

例えば、「~の課題は何か」と問われているにもかかわらず、「問題点は~」で書き始めてしまったり、「課題は~」と書いていても中身が問題点になっている場合、採点者は最初の段階で違和感を持ってしまいます。(※)

こうした場合、書いている内容自体が大きく間違っていなくても、「設問の意図を外している」と判断され、点数が伸びにくくなってしまいます。
(※)診断士の2次試験では、「問題点」と「課題」を明確に区別することが必要です。問題点は、現状とあるべき姿とのギャップ、課題は、問題点を解決するためにすべきこと、になります。

題意の確認は、多くの方が最初に行っていると思いますが、実際に書き始める直前にも、もう一度確認することをおすすめします。「最後にもう一度見る」だけで防げるミスは意外に多いです。

■大切なこと その3:採点者に推測させない

記述解答では、「採点者に意図を推測させないこと」が非常に大切です。

例えば、接続詞や論理のつながりがないまま、3つの文が並んでいる解答があったとします。書かれている内容は正しくても、「それぞれの文がどういう関係なのか」が分かりにくい場合、採点者は解釈に迷います。

少数の答案であれば意図を汲み取ることもできますが、実際の採点では何百枚、何千枚と答案を見ていきます。その中で、すべての解答に対して丁寧に意図を汲み取ることは現実的には難しく、採点のブレにつながる可能性もあります。

そのため、

  • 因果関係を明確にする
  • 適切に接続詞を使う
  • 必要に応じて箇条書きや番号を活用する

といった工夫を行い、「誰が読んでも同じ意味に取れる解答」を意識することが重要です。

また、意外と見落とされがちですが、「文字の読みやすさ」も大切な要素です。どんなに良い内容でも、読みにくい字では正しく伝わりません。

試験本番では手が疲れて字が崩れることもありますが、普段から「他人が読んで理解できる文字を書く」ことを意識して練習しておきましょう。文字の印象は、その1で述べた「第一印象」にもつながります。

■おわりに

今回ご紹介した3点は、いずれもテクニックというより「基本的な姿勢」に近いものです。しかし、採点者の立場で答案を見ると、こうした基本ができているかどうかで印象が大きく変わると感じました。すぐに実践できる内容ばかりだと思いますので、ぜひ日々の演習から意識してみてください。少しでも参考になれば嬉しいです。

次回は、エイト さんの登場です。 

お楽しみに! 

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