【事例Ⅰ】人事系未経験者でも大丈夫!ココだけ押さえて! by ぴょん  

事例Ⅰ

タキプロ17期の   ぴょん と申します。

5回目の投稿テーマは、「2次試験-事例Ⅰ-」です。
私自身、2次試験の対策は試験前2週間しか勉強しておらず、さらに事例Ⅰは「組織・人事」に関わる出題のため、新卒かつ人事担当でない私にとっては何も分からない世界でした。
2次試験で出題される4つの事例の中で、最も苦手な分野だと思っていました。

しかし、結果は69点であり、全事例の中で最も高い得点でした。
運が良かったのもありますが、自分の事例Ⅰの勉強法について共有いたします。

なお、私は、2026年3月から中小企業診断士試験に関するブログを4本執筆しております。
お時間あれば以下の記事もあわせてご覧ください!
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① 2026/3/18
【合格体験記】短期集中・気楽に試験にチャレンジしよう! by ぴょん
② 2026/4/2
【対策本・道具】合格したいならコレを使いこなせ!1次試験ver. by ぴょん
③ 2026/5/18

【財務・会計】苦手な受験者へ!試験の本質を理解して、10問正解を狙え! by ぴょん
④ 2026/6/16
【7科目共通】1次試験と2次試験の繋がりを考えて勉強しよう! by ぴょん

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■はじめに

改めて、私の自己紹介と2次試験の結果を共有いたします。

 年齢:20代 (化学系の院卒 / 現在 社会人2年目)
 職種:システムエンジニア
受験歴:1次試験→2回、2次試験→1回

事例Ⅰ(組織・人事)  :69点
事例Ⅱ(マーケティング):63点
事例Ⅲ(生産・技術)  :65点
事例Ⅳ(財務・会計)  :67点
        合計 :264点

本ブログの公開時期である7月は、1次試験の直前期です。
受験生の皆さんは、2次試験のことを気にする余裕はないかもしれません。
自分もその1人でしたから。

したがって、1次試験を終えてからでも良いので、事例Ⅰで悩んだら本ブログを参考にしていただけたらと思います。

■そもそも2次試験の事例Ⅰとは?

事例Ⅰは、約3ページある「組織・人事」に関する長文から、4~5問を回答する形式です。
各設問は100字程度でまとめることが多く、近年は第1問としてSWOT分析を求められています。
特に、各企業の強みと弱みは必ず問われるため、問題文のどこに書かれているか注意深く読みましょう。
第2問以降は、「人材面」「組織面」「事業面」の3つの観点で問われます(後述)。

各設問は、以下の2つに大きく分けることができます。
診断系設問:問題文に載っている根拠を分析・組み立てることによって答案を作る
助言系設問:問題文に載っている根拠を基に今後の改善策を提案する

診断系設問は、根拠を漏れなく抽出した上で、1次試験で得た組織・人事に関する知識を肉付けしてあげれば良いため、比較的解答しやすい設問タイプです。

一方で、助言系設問は、問題文に「助言せよ。」と記載があり、今後の改善策を書くことがメインとなります。
学習した知識を総動員して答案を作り上げる必要があるため、答案作成が難しく、得点差が出る設問と言えます。

■事例Ⅰの歴史(過去6年分)

ぴょん独自の目線で、事例ⅠのR2年度(2020年)~R7年度(2025年)に関して、問題テーマと設問別の分析をまとめたものを示します。

年度
(問題テーマ)
診断系設問
(=状況把握)
助言系設問人材登用
人材育成
組織構造事業拡大
事業承継
経営統合
その他の観点
R2年度
(酒造業)
4問1問
(第4問)
情報システム
R3年度
(印刷業)
3問2問
(第4問・第5問)
ファブレス化
R4年度
(農業)
1問4問
(第2問~第4問)
R5年度
(蕎麦屋)
3問3問
(第3問・第4問)
戦略差別化
R6年度
(物流業)
4問1問
(第4問 設問2)
R7年度
(木材加工業)
5問2問
(第3問・第4問)


毎年、事例Ⅰに採用される問題テーマは、BtoBからBtoCまで多種多様な業種が出題されているため、どのテーマが今後出題されるかは予想できません。

また、診断系設問と助言系設問の出題バランスも毎年異なります
受験生からしたら、診断系設問の数が多い方が嬉しいでしょう。
ただし、中小企業診断士の実務上では、診断した上での助言が大切です。
したがって、助言系設問でも、しっかりと答案を仕上げることができるようにしましょう。

第2問以降の設問は、「人材育成・人材登用」「組織構造」「事業拡大・事業承継・経営統合」の3つに分けることができます。
事業面の設問は毎年出題されており、過去問を解くことによって拡大・承継・統合の3パターンを全て網羅できると思います。
人材面・組織面の設問も、ほぼ毎年出題されているため、念入りに対策しておく必要があります。
人材面では、「なぜA氏がリーダーとして採用されたのか」パターンと、「どのように人材を育成/配置すればよいか」パターンがあります。
組織面では、「どのような組織体制がよいか」について問われることが多いため、各組織形態(事業部制組織など)や、良い組織の条件を押さえておきましょう。

■事例Ⅰの超基本的な解き方【3選】

①解答は「宝探し」である。
 問題文を丁寧に解読して、出題者が求める必須ポイントを漏らさずに記載しましょう。
 特に、事例Ⅰは、問題の設定が長期間にわたっています
 例えば、「1970年代はAが起こり、2000年代にはBが起こり、2026年現在はCという変化が起きている」というような具合です。
 したがって、問題文に書かれている企業がどのような経緯をたどっているのか、時系列を正しく整理しながら各設問に取り組みましょう。
 頭の中で整理するのも良し、問題の余白に簡潔にまとめるのも良し。

②問題文の5W1Hに沿って答案を作る。
 Q. 狙いは何か。→ A. ~をさせる/すること。
 Q. ~はなぜか。→ A. ~から。
 各設問は、5W1H(なぜ、なに、どのように)で問われるため、その問われ方に対応した文末で締めることが重要です。
 国語の基本的なルールですが、いざ試験になると意外と忘れがちです。
 この原則を忘れると出題者の意図と全く異なる答案を作ってしまうため、私はミスを防ぐために設問中の5W1Hの部分に〇を付けて強調するようにしていました。
 なお、助言系設問は、ほとんどの場合で「どのように」で問われ、解答の仕方は設問に沿った形式で綺麗にまとめましょう。難しく考えてはいけません。

③答案作成の裏技
 事例Ⅰで答案作成に困ったときは、以下のキーワードを組み込むとまとめやすいです。
 ただし、あくまでも私が試験勉強中に独自にまとめたものであり、保証はできません。

答案作成のキーワード(事例Ⅰ)

  • (共通) :段階的に、全社的に、継続的に、計画的に
         変革を行う際は、「計画的に段階的に進める」
  • (人事面):適正化/最適化、事業部間の人事異動、経営者教育、当事者意識
  • (組織面):組織の一体感、連携強化、目的意識の共有、帰属意識
  • (事業面):企業体質、事業体質、収益構造、事業変革、シナジー効果

■おわりに

事例Ⅰは、他の事例と比較して、人事担当者や経営者以外の方にとっては関わりが無いため、イメージがしにくい分野です。
しかし、対策すべき範囲は限られており、過去問5年分を3周ほど解くことによって、押さえるべきポイントを明確につかむことができるでしょう。
苦手意識を持たず、気楽に問題文を読んで状況を頭の中で思い浮かべて、事例Ⅰで60点以上取れることを祈っております!

次回は、まっく さんの登場です。 

お楽しみに! 

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