勝ちに不思議の勝ちあり byへの

読者の皆様、こんにちは!
タキプロ12期の「への」です。
2回目のブログ投稿となりました。
今回のテーマは「合格体験記」です。
令和2年の2次試験終了後、すっかり意気消沈して不合格を確信していた私が、まさかの合格にたどり着けた要因は、さて何だったのでしょうか? 
2次筆記試験の合格発表から口述試験のまでの道のりを時を戻してお伝えしたいと思います。

■誰だって公私ご多忙

「への」は、岡山県倉敷市在住の50代女性、京都の短大を卒業後、Uターン就職した地元の学生服メーカーに勤めている会社員です。業務的に日々全国をウロウロしておりまして、今日は札幌、明日は博多、明後日は長野・・貧乏暇なしの東奔西走、まぁそれなりに多忙な日々を送っております。(昨年はコロナ禍で大幅に出張が減りましたが、それでも年間の出張日数は111日ありました)私の受験遍歴につきましては、前回のブログの自己紹介をご参照いただければ幸いです。

この試験に取り組んでいる人って、何故かご多忙な方が多いんですよね 所属している会社の業務が超激務だったり、自ら経営者として会社の舵取りに忙殺されていたり、出産・育児の真っ只中で自分の時間が、ほとんど取れない状態だったり・・ 中には海外からわざわざ試験のために日本に帰国しなければならない方もいらっしゃいますよね。超ご多忙でハードな日々を送っていながらも診断士試験に取り組み、ガッツリ合格を掴みとっている方が沢山いらっしゃいます。


きっと、もう気が付いてらっしゃる方も多いと思います。厳しい言い方になりますが、中小企業診断士の試験に受かりたければ「忙しいから・・」は全く言い訳にならないのです。

■2020年10月25日(日)17:30頃

令和2年の全ての2次筆記試験が終わったとき、事例Ⅳのあまりの出来なさに心がポッキリと折れてしまい、呆然自失状態になっていました。 次が無い2回目の2次試験。年齢的にも50代半ばを過ぎたので、これが最後と心に決めて「気力」「体力」「財力」を、一年間つぎ込んできました。この日のために出来ることは全部やろうと、頑張ってきた今までの私の努力は一体何だったんだろうか? やはり私ごときが中小企業診断士の試験に合格するのは、分不相応だということなのか・・

広い試験会場の片隅で、力なく帰り支度をしていた時でした。ドサッバサッドザバサバサ・・ かなり派手な音をたててリュックの中身を全部床にまき散らしてしまいました。事例Ⅳショックで気が抜け過ぎて肩に背負う前にリュックのファスナーを閉め忘れていたのです。あまりの大きな音に私のことを心配してくださったのでしょう、「大丈夫ですかー」と、見るからに人の良さそうなおじさまが、近づいてこられました。床にまき散らしてしまったテキストを一緒に拾ってくれながら、「あ、この表紙、もしかして名古屋の鷺山先生のところで勉強してたの? 僕も同じところで勉強したことあるんだよ。実は、ほとんどの受験校を経験してるんだけどね。」と親しげに話しかけてくれました。
「はい、見守り通信(AAS名古屋)でお世話になりました。出来る限りは頑張ったんですけど、私の実力では、あの事例Ⅳで足切り確定です・・ 親身になって指導してくださった先生方にも申し訳ない・・」
「僕は定年までに受かりたいと思って受け続けているのだけど、これで11回目。既に定年も過ぎたので診断士試験へのチャレンジは、ついに人生のライフワークになってしまったよ。」
「そうなんですか・・ 私は今回が2回目です。来年1次からまた受けなおすかどうか、今はまだ考えられないです・・。どの事例も空欄だけは避けようと解答を埋めるだけは埋めたんですが・・」
「それならきっと大丈夫だよ。今年の事例Ⅳはかなり難しかったから下駄履かせてくれるからね受験番号0001番でしょ。だからあなたはきっと受かってるよ

なんですって?! 下駄って何? そんな都合の良いことってあるんだろうか・・手応え的には事例Ⅳは30点にも届きそうにありません・・ そして0001番って合格しやすい番号なの・・?

■2020年10月25日(日)18:05頃

「ついでだから駅まで送ってあげるよ」親切なおじさまのご厚意により、迎えにこられた奥様の車で広島駅まで送っていただくことになりました。
「〇〇ちゃん(奥様のお名前)、ゴメン、今年もダメだった・・本当にゴメン、また失敗しちゃった・・本当に申し訳ない・・」助手席に座るやいなや、おじさまは平身低頭、奥様に何度も何度も謝られました。
診断士受験は、勉強のために、休日の家族との時間が犠牲なるなど、ある意味、公私の生活全てを巻き込む過酷な試験 金銭的にも受験料や教材代だってバカになりません。そんな受験生活を奥様として10年以上も支えられてきたということは、並大抵なご苦労ではなかったんだろうな・・と、容易に想像できました。

「やっぱり再現答案は、毎回すぐに作られてるんですか?」 去年、1回目の2次試験後は、どうしてもやる気が起きず、来年頑張るからいいや。。。と自分に言い訳をして、再現答案を作りませんでした。2次試験ベテランのおじさまはどうされてるんだろう?と、興味本位でお伺いしてみました。「僕はね、再現答案は作らない主義なんだ」おじさまは、きっぱり即答されました。すると今まで口数少なくクールな面持ちで運転されていた奥様が、急に口を開かれました。「お父さん、ずっと思ってたけど、再現答案を作らないからダメなのよ。 それをしないから毎年、合格に届かないんじゃないかな。受かった人は、再現答案、ちゃんと作ってると思うわ。」 おぉ!流石、長年ご主人の受験生活を支えてこられた奥様だけあって、お話に説得力あるなぁ・・と、妙に感心いたしました。

帰りの新幹線の中から、お世話になった受験校に、力及ばず申し訳ありませんでした・・のお詫びと、今までのご指導への感謝を伝えるメールを出しました。すぐに鷺山先生から「本当に良くがんばりましたね。この試験は蓋をあけるまではわかりません。 今はともかく休んで、また再現答案をみせてくださいね」との労いの返信をいただき、慰められたのでした。

■2020年10月31日(土)22:00頃

試験翌日の26日には、Twitter上では「再現答案作ったどー」のツィートがタイムラインを賑やかせていました。みんなすごいなぁ!こんなにすぐに再現答案作るんだ・・でも、あぁ嫌だ・・再現答案の作成なんて傷口に塩を塗り込むような作業じゃないか・・ どうせダメだったんだから、そんな辛いことからは逃げ出してしまいたい。作ってみたところで、採点もできないし、得点が解るわけでもないし・・。長い間頑張ってきたんだから、今は少しくらい自分にやさしくしてもいいじゃないか・・。お世話になった受験校に提出するためにも再現答案を作らなければ・・と、頭では解ってはいるのですが、自分に都合の良い言い訳ばかりでなかなか取り掛かることができません。

しかしながら試験から数日経つと、流石に記憶があいまいになってきました。このまま再現答案から逃げていては、私は一生変われない。今年、診断士試験に本気で取り組んだ「自分の想い」を成仏させるためにも、ちゃんと再現答案を作ろう・・。なんとか気持ちを震いたたせ、再現答案作りにとりかかることにしました。6日ぶりに開いた問題用紙には、その日のために訓練してきた多数のメモやマーキング。あの80分を走り抜けた激戦の跡が生々しく残っていました。あぁ、どうしてあの時、ここのわざわざ表現にもっと気が付かなかったのか・・・どうしてもっと因果を解りやすく書けなかったのか・・・どうしてもう少し気の利いたスマートな言い回しができなかったのか・・・見れば見るほど後悔ばかりが押し寄せてきます。それでも何とかメモとマーキングと記憶を頼りに、傷口に塩どころかレモン汁を擦り込む想いで再現答案を作りました。(事例Ⅳだけは、あまりにも傷が深すぎたので、これ以上、傷を広げると精神の致命傷になりかねないと、ここは自分を甘やかして作りませんでした。)

■2020年12月11日(金)11:00頃

前から行ってみたかったスーパー銭湯で一人残念会&お疲れ様会を開き、2次試験の疲れを癒そうと、合格発表日(正しくは口述試験を受ける人の発表ですね)は、有給休暇を取ることにしました。地元で人気のスーパー銭湯も平日なので良い感じに空いています。計画通り、朝からサウナ→水風呂の3回転ループでゆる~く整った後、まぁ一応、合格発表も見ておこうか・・と診断士協会の合格者掲載ページをスマホでチェックすることに。何といっても受験番号は0001番たくさんの番号の羅列の中からドキドキしながら探す必要は全くありません。うっかり見間違うことすらありません。まぁ最後の儀式として落ちた現実を心して受け入れようと、恐る恐る広島会場をタップしました。

え?・・ ある?! えっ? ある?! え? うそ! ほんとに?? 

思わず目を疑いました。合格者掲載ページの表示と同時に私の0001番が目に飛び込んできたのです。正に「勝ちに不思議の勝ちあり」が起こったのです。たちまち心臓はバクバク、顔はニヤニヤが止まらなくなりました。何かの拍子にこのページが消えてしまっては大変と、すかさず合格者番号の画面をスクショ。そして、やっぱり幻かもしれないと何度も何度も合格者掲載ページにアクセスしなおし、見間違えることのない0001番を確認したのでした。

それからは、口述試験対策です。2日後の日曜日には名古屋に飛び、受験校で同期合格のメンバーと一緒に模擬面接の練習をしました。口述試験前日には、前泊先のホテルでタキプロの口述試験セミナーをZOOMにて受講。(これが本当に役立ちました!) そして、この試験の最後の関所である口述試験を無事乗り切りることができました。

年が明けての2021年1月5日(火)、晴れて2次試験合格。
得点開示では、事例Ⅰ▶72点、事例Ⅱ▶68点、事例Ⅲ▶60点、事例Ⅳ▶44点(神様、下駄をありがとう)の合計244点でした。

3月に実務補習15日コースを修了。
官報掲載と中小企業庁から中小企業診断士の登録証が送られてくるのを、首を長~くして待っているところです。←今ここ

■負けに不思議の負けなし

ここまで私の令和2年の試験日当日から、今までを振り返ってきました。正に「勝ちに不思議の勝ちあり」で、合格を掴んだ私ですが、翻って令和元年の時を考えると「負けに不思議の負けなし」であったということも解りました。
さて、令和元年と令和2年にはどんな違いがあったのでしょうか?
私の心の声を比べてみてください。

その1:覚悟を決めた

令和元年:診断士試験に受かりたいな。。でもこんな難関試験には、どうせ受からないから試験に取り組んでること自体、恥ずかしくて誰にも言えないなぁ・・

令和2年:これが最後の挑戦。このチャンスを生かして何としても受かりたい! 中小企業診断士になりたい! 恥ずかしがってる場合じゃないぞ、試験を受けていることを口に出して周りにも宣言しよう。退路を断って覚悟を決めるんだ!


その2:大切なのは、守・破・離の「守」

令和元年:2次試験は正解が解らない試験。ちょっとネットをググってみたら2次試験対策って、いろんなやり方があるんだなぁ・・このやり方も良さそう、あのやり方も良さそう、時間も無いし、とりあえずいろいろつまみ食いしてみよう・・

令和2年:2次試験は正解は解らないけど、解き方にはロジックがある。この受験校のやり方を信じて、まずは、守・破・離の「守」ができるよう素直に真摯に取り組もう!


その3:諦めないメロスの気持ち

令和元年:事例Ⅳ 試験の中盤で)財務、やっぱり苦手だな・・この問題わからないから空欄でもいいや、もう諦めてしまおう・・

令和2年:事例Ⅳ 試験の中盤で)なんじゃこりゃぁ・・財務ムズ過ぎる・・もう無理だ・・ここで試合終了・・投げ出してしまおう・・ボーゼンとすること5秒・・ハタと我に返る→諦めるな!粘るんだ!少しでも答案を埋めて誠意と熱意を採点者に伝えるんだ! それは、まるで「いや、まだ陽は沈まぬ」と最後まで諦めずに走り通したメロスの気持ちでした。



■おわりに

ここまで読んで下さった読者の皆さま、私のつたない長文へのお付き合いありがとうございました。
今回のブログは私の「合格体験記」について書きました。

合格までの道のりは十人十色、百人百様なのが、この中小企業診断士試験です。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」は野村克也監督の座右の銘ですが、診断士試験の合格者の中には「落ちたと思っていたのに、なぜかまぐれで受かってた!」という不思議の勝ちを経験をした人が少なくありません。

実は昨年、合格したらタキプロに入って、私も受験生に向けたブログを書いてみないなぁ・・と、密かに思っておりました。受験勉強の中で面白いエピソードがあれば、これはネタになる!と、心のネタ帳にためておりまして、このおじさまとの出会いのお話もその中の一つです。

そして、来年のタキプロブログを書くのは、次に合格するあなたです!

来年のために、合格後をイメージしながらブログのネタを集めてみませんか? ワクワクしてモチベーションも上がりますよ!ぜひ、お試しあれ!


次回ははまんさんの登場です。
お楽しみに!

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