【タキブロ+】苦手を克服!GWを「ゴーカクのウィーク」に!byたにけい

読者のみなさん、こんにちは。
毎朝投稿のブログとは別に、お昼の時間にお届けする特別企画「タキブロ+」
(「タキブロ+」って何?と思われた方はこちらもご確認ください!)
今回のテーマは「ゴールデンウィークの過ごし方」です。

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■はじめに

いつもタキプロブログをご覧くださりありがとうございます!!
タキプロ13期のたにけいと申します。ブログ執筆は2回目となります。(前回の執筆記事はこちら
今日は4月30日土曜日、ゴールデンウィークの2日目をいかがお過ごしでしょうか。

診断士試験は働きながら受験される方が多いですが、今日はお休みで診断士試験の勉強の合間にブログを読んでくださっているのでしょうか。観光・サービス業など「連休は稼ぎ時」という方、製造業など「会社カレンダーは連休と無関係」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は地方勤務の国家公務員なのですが、昨年のゴールデンウィークの直前期を振り返ると、仕事では霞が関の本省(本社)主催で全国の地方支分部局(支社)の偉い方(役員クラス)が出席する我が省的に重要な会議があり、その偉い方用のプレゼン資料作りなどで心身クタクタになっていました。

そんな緊張から解放された貴重な連休です。本来なら心身を休めるところですが、8月の1次試験に向けてまとまった勉強時間を確保できるラストチャンスと考え、診断士試験の勉強に捧げることにしました。

そんな私がゴールデンウィークの過ごし方をお伝えすることで、読者の皆さんのゴールデンウィーク(GW)が「ゴーカクのウィーク(GW)」となり、合格可能性を1%でも高めることにつながれば幸いです

■ゴールデンウィークの状況

読者の皆さんのワークライフバランス、試験勉強の進捗状況は千差万別と思います。
まず、私の昨年のゴールデンウィークの状況を書き出します。

(プロフィール)
・年代/性別:40代/男性
・受験歴:1次1回、2次1回
・勉強時間:1次1000時間、2次150時間(2020年5月~1.5年計画)
・勉強方法:診断士ゼミナール(通信受験校)+独学(市販問題集)

(ワークライフバランスの状況)
・4/25~5/11「まん延防止等重点措置」の対象地域(愛知県在住)
・カレンダーどおり休めるが、有給休暇をプラスする余裕はない
・毎年、7/1付の定期人事異動のことが心配になってくる時期
・高校生の息子は部活があり、いつもどおりの弁当づくりがある(おかずには”肉”がmust)
・5/3は共働きの妻が仕事(医療系)、家事がワンオペ

(試験勉強の進捗状況)
・令和2年5月13日の勉強開始から約1年が経過!(令和2年度試験は受験していません)
・4月から勉強を始めた中小政策の暗記量に心が折れそう
・中小政策以外の科目はとにかく問題集を回転させてはきたけど、苦手テーマが嫌すぎる
・連休明けから診断士ゼミナールの2次試験対策講座が配信開始~2次試験の対策も何かやらなきゃ
5/29~30開催のTAC「1次公開模試」を申込済!

■ゴールデンウィーク前までの勉強スタイル

基本的に診断士ゼミナールの講義配信ペースに沿って勉強を進めていました。
片道1時間半(!)の通勤時間や昼休みを利用して、診断士ゼミナールの教材をメインに、科目によってはサブ教材として「過去問完全マスター」(同友館)や「スピード問題集」(TAC)を回転させていました。

そして、次のように曜日に科目を割り振って勉強していました。
月~金曜日 経済学と財務会計以外の5科目の問題集を回転(通勤時間、昼休み)
土曜日   午前:経済学 午後:財務会計 夜:市営温水プールで水泳
日曜日   診断士ゼミナールの講義受講、問題集の回転遅れリカバリ

財務会計は筆算が必要、経済学はグラフを描く、診断士ゼミナールの講義はテキストに書き込みながら受ける必要があります。これらは通勤時間には取り組みづらいため、休日の土日に集中させていました。

■ゴールデンウィークに取り組んだこと

ゴールデンウィークに取り組んだことは主に4つです。
問題集の回転はいつもどおりなので割愛して、その他3つを詳しくお伝えします。

・問題集の回転は平日同様にやる(やりすぎないように)
・TAC模試に向けた苦手テーマの強化
・予想が外れた!1次試験日程への対応
・2次試験の情報収集

■TAC模試に向けた苦手テーマの強化

1次試験対策が完全な状態ではありませんが、受験者数が多いと聞いた TACさんの「1次公開模試」を受けることで5月末時点の実力を測ってみようと考えて申し込んでいました。ゴールデンウィークは、このTAC模試に照準を合わせ、最低ラインとなる6割以上を取れるように苦手テーマを強化することにしました。

読者の皆さんも同じではないかと思いますが、働きながらの勉強となると、日頃からスキマ時間を見つけて少しずつ進めることになります。そんな生活の中、連休のように時間がたっぷりできた場合には「さあ、問題をやりまくるぞ!」となるところですが、ゴールデンウィークはあえてそうしませんでした。

問題集を回転するだけなら、机がなくても、通勤電車で立ったままでも、短い昼休み時間でも手軽にできます。机に向かう時間のあるゴールデンウィークは、日頃の問題集の回転で間違えることが多いテーマのテキスト読み直しをじっくりやり、「苦手で目を背けていた」「間違って覚えていた」テーマと向き合いました。

診断士ゼミナールの講義を聞きっぱなしで復習が手薄だった「組織論」といった難しいテーマも、落ち着いて講義の聞き直しやテキスト精読ができたので、アタマの中を整理できました。

組織論以外に私がじっくり勉強した苦手テーマは次のようなものですが、得手不得手は人それぞれです。読者の皆さんも自分の弱みを克服して実力を底上げしましょう!

(苦手テーマの例 他にもいっぱいあります・・・)
・運営管理 何度やっても不正解の「アローダイヤグラム」に改めて挑戦!
      食わず嫌いだった「ライリーの法則」を実食!
・財務会計 見るのも嫌だった原価計算の手順を何度も確認!
・経営法務 知識があやふやだった知財分野の総復習で得意分野化!
・経済学  得意科目でしたが、IS-LM曲線の導出過程をグラフで描けるように訓練!

模試を受ける目的は実力チェックのほかに、経営法務、情報システム、中小政策の暗記3兄弟について、大手受験校の新作問題に挑戦することで、法改正トレンド、ITトレンド、政策トレンドを把握(診断士ゼミナールのセカンドオピニオン)できると考えました。また、タイムマネジメントや試験の雰囲気を体験する目的もありました。タイムマネジメントは大切ですので、特に1次試験を初めて受験する方は、自宅受験でもよいので模試を受けることをおススメします。

(TAC模試の詳細はTACさんのWebサイトでチェックしてください。もちろんLECさんや他社さんの模試でもよいと思います。各社の申込期限に注意してください。)

■予想が外れた!1次試験日程への対応

私は診断士試験への挑戦にあたり、いろいろ考えた末に①盆・暮れ・正月、何があっても1日も欠かさず勉強する、②1次試験は確実に一発合格する、③2次試験への挑戦は2回までとする、④それで不合格なら「スパッと撤退」と決めていました。そのため、1次試験対策は「絶対安全圏」で確実に合格できるレベルに達したいと思っていました。

また、1次試験日程について、2020東京オリンピック開催のために令和2年度試験が7月実施となり、その後オリンピックが1年延期となったという経緯から、令和3年度試験も7月11日頃の実施になるのではないかと予想していました。

さらに、勤務先は7/1付で定期人事異動があるため、単身赴任や新幹線通勤など、7月から生活が大きく変わる可能性もありました。(勤務地は変わりませんでしたが、未経験部署に異動して毎日ヒーヒー言ってます・・・)

このため、7月に何があっても1次試験を戦えるように、「6月末までに1次対策を完成、7月初旬に戦闘力のピークを持っていく」計画でした。しかし、1次試験日程は「8月21・22日」と公表され、予想は外れてしまいました。

1次試験は7科目もあります。特に、早期に勉強に着手した主要3科目を中心に戦闘力のピークを後ろ倒しする必要がありました。また、4月から勉強を開始した中小政策の暗記量が想定していたよりもかなり多く、ずっと不安に思っていた「事例Ⅳ」対策も開始したかったため、主要3科目の過去問は、これまで続けてきたように全問を回転させることは厳しい(知識が定着した問題をやる時間がもったいない)と考えました。

そこで、ゴールデンウィークに主要3科目の過去問の正誤状況を確認し、「なぜその肢が正解で、他は何がどう誤りなのか完全に説明できない」「過去問完全マスターでA・Bランクとされているが正誤が安定しない」といった苦手問題をピックアップし、連休明け以降に回転させる問題を絞り込む作業をしました。これにより暗記科目の勉強に割く時間を確保し、「事例Ⅳ」対策にも着手できると思えたことで精神的にも余裕ができました。

連休明けからは1次試験の直前期、一発合格を目指すなら7科目を同時並行でこなしていく必要があります。一つずつ科目を増やしていき、直前期は7科目全ての問題集を回転させる「皿回し」のような・・・それとも下の画像のようなイメージでしょうか!?いずれにしても教材の取捨選択、メリハリが必要だと思います。

■2次試験の情報収集

2次試験については、「論述式で手強そう」というフワッとした認識しか持っていませんでしたので、情報収集を行いました。今、このブログを読んで情報収集している皆さんと同じですね!!

私の情報収集は、具体的にはタキプロブログの記事チェックや、購入したものの手付かずで放置していた「ふぞろいの合格答案13」(同友館)を一読する(問題を解く余裕はない)というものです。1次試験の苦手テーマばかりに集中して取り組んでいたので、情報収集は気分転換も兼ねていました。連休明けから始まる診断士ゼミナールの2次対策講座受講への準備の意味もありました。

この情報収集により、2次試験は1次試験の翌日からわずか76日という厳しい現実を改めて認識しました。そこで「事例Ⅳ」だけは1次試験の勉強と並行して7月から開始することにして、「事例Ⅰ~Ⅲ」は、とりあえず診断士ゼミナールの講義を受講するにとどめ、本格的な勉強は1次試験の翌日から行うという方針を立てました。

■ゴールデンウィークの勉強成果

さて、ゴールデンウィークはじっくりと弱点克服に取り組んだわけですが、TAC模試でその成果が発揮されたのか確認します。

TAC模試の結果は「441/700点」で、目標としていた6割以上の点数が取れました。しかし、財務会計、経営法務の2科目がボーダーライン上であるC判定となりました。自分で決めたことではありますが、1次試験は一発合格する必要がありましたので、C判定科目は6~7月に更なる弱点強化を図りました。

TAC模試の反省を踏まえた直前期の弱点強化の結果、1次試験は500点超の「絶対安全圏」で念願の一発合格を果たすことができました。ゴールデンウィークから直前期にかけての作戦は功を奏しました。
(点数だけでなく、模試は偏差値が、1次試験は合格率が難易度の目安になると思います)

         【TAC模試と1次試験の成績比較】
        (TAC模試)        (1次試験)
        点数/偏差値/判定     点数/合格率
企業経営    47点/63.6/B       81点/34%
運営管理    69点/65.5/A       70点/18%
財務会計    56点/54.9/C       80点/22%  弱点強化の成果あり!
経済学     76点/69.4/A       72点/21%
経営法務    48点/54.1/C       84点/12%  弱点強化の成果あり!
情報システム  72点/63.6/B       64点/9%   1次試験が難化!
中小政策    73点/64.8/B       73点/7%   1次試験が難化!
        441点/62.2/B      524点/36.4% よく頑張った!

模試を会場受験した感想ですが、1年以上ずっと一人で勉強してきたため、「診断士試験の勉強をしている他人」を初めて見たことがとても新鮮でした。会場には自分のような「おじさん」がいっぱいいて、妙な安心感もありました。

■おわりに

私のゴールデンウィークの過ごし方、いかがだったでしょうか。本当に勉強づくしで頑張りました。自分で自分を褒めてあげたいです。

1次試験は420点以上なら合格です。一発合格、絶対安全圏にこだわったとはいえ、私は1次試験対策に時間を掛け過ぎたかもしれません。振り返っての結果論にはなりますが、2次試験対策は情報収集だけでなく、具体的に勉強を開始してもよかったかなと思います。
(ちなみに2次試験はギリギリの246点・・・)

ゴールデンウィークは日中から21時頃まで勉強に捧げるストイックな生活でしたが、せっかくの連休、勉強を終えたら少々の晩酌をしてリラックスもしましたよ。人間だもの・・・アローダイヤグラムと格闘して疲れ切った身体に「キンッキンに冷えたビール」が沁みわたる・・・サイコーのご褒美です。

皆さんも頑張った自分を褒めながら、ゴールデンウィーク(GW)をぜひ「ゴーカクのウィーク(GW)」にしてください!!

次回の「タキブロ+ ゴールデンウィークの過ごし方」は、S@buさんが執筆します。
お楽しみに!

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