SWOT分析の原点に立ち帰ろう by Qちゃん

読者の皆様、いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
タキプロ13期のQちゃんです。
前回の投稿(自己紹介)はこちらです。2ヶ月半ぶりですね。
引き続き、受験生の皆様に、少しでも背中を押せるような内容をお届けできたらと思います。よろしくお願いします!!

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■はじめに

本題に入る前に、合格に達するまでの事例Ⅱの得点ですが、
令和1 47点
令和2 53点
令和3 57点
です。実は、一度もA判定が取れていないのです泣。(点数が徐々に上がっているのが、せめてもの成長の証?)

よって、私がお伝えすることは、高得点のコツ・アドバイス、というよりは、
基礎的なことを共有し、少しでも苦手とする方への底上げを図れればと思い、
今回のテーマを選定しました。
基礎的ではありますが、合格後の実務補習や実務でも役立つものと自負しております。
(どうせ勉強するなら、合格後も活用できる知見を獲得したいですよね?)
では、本題に入ります。

■SWOT分析とは?

そもそもSWOT分析の目的は何でしょうか。

SWOT分析の定義について、Wikipediaから引用すると、

事業主体またはプロジェクトの目的を明示し、
その目的を達成するために
好ましい、または不利な内的および外的要因の特定

です。つまり、B社のある目的を達成するために分析するのです。
言い換えると、目的のないSWOT分析はなく、機械的に物事の良し悪しでSWOTを挙げる訳ではない。ということです。

■目的の明確化と分析

では、B社の目的は何でしょうか。

●目的が明示されている場合

令和3年度については、親切に設問文内で示してくれています。

・移動販売の拡大
・ネット販売の立ち上げ

です。これを達成すべく、SWOT分析します。

ここで、簡単にするため令和3年度事例Ⅱ設問1を改題し、上記2項目の目的の内、どちらか1項目に限定した場合の分析の一例を挙げると、

和菓子職人の存在は、移動販売の拡大目的については活用し得るが、ネット販売の立ち上げ目的では紐付けが難しい資源と読み取れます。
逆に、
Y社の存在は、ネット販売の立ち上げ目的では資源として活用し得るものですが、移動販売の拡大目的では紐付けが難しい資源と読み取れます。


このように、SWOT分析を行うにあたり、

目的が変わると、分析結果が変わりうる。
目的を間違えると、分析結果が不適切な方向に進みうる。

ことが、多少なりともご認識いただければ幸いです。


●目的が明示されていない場合

一方で、設問文でB社の目的が明示されていない場合もあります。
令和2年度・令和元年度については、設問文に時制(例 現在、X月時点 etc)は記載されているものの、
目的が記載されていません。
目的をどのように決めれば良いのでしょうか。

方法は、他の設問文や与件文から、B社社長の思いを読み取り、特定する。です。
具体例は挙げませんが、
「・・・と考えている」
「・・・と願っている」
などB社社長の溢れ出る思いが各所に散りばめられています。それらを読み取り、目的を特定し、
その上でSWOT分析するのがあるべき姿となります。

■SWOT分析の重要性について

令和4年度以降、SWOT分析が出題されない可能性もゼロではありませんが、
出題されない場合でも、施策助言問題に回答する際、目的達成への各種要因をSWOT分析で特定することで、
回答要素に活用でき、思考ツールとして有用と考えますので、過去問等を用いてのSWOT分析の訓練は引き続き実施された方が良いと思います。

訓練の際には、B社の目的をご自身で決めた状態で分析し回答記載すると、自身の回答や思考の過程を振り返る際にも有効だと思います。

実務でも会社・社長の目的に沿ってSWOT分析を実施しないと、その後の戦略・施策がずれる懸念があります。試験勉強中の今のうちに訓練しておくことは大変重要と考えます。

■おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

試験本番でB社に寄り添える答案を書き、合格を掴み取り、実務でもSWOT分析を活用できるよう、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

次回はうにこさんの登場です。
お楽しみに!

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