事例Ⅳの付き合い方byとっしゅ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のとっしゅです。
前回は事例Ⅱについて書かせていただきました。

本題へ入る前に春セミナーのご案内です!

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今日も読んでいただきありがとうございます。
⬇︎をポチッと!何卒です。

■はじめに

診断士試験について情報収集をしていて「事例Ⅳが難しい」「事例Ⅳを制すものは二次試験を制す」と何度聞いた事か…

そんな声があっても、「事例Ⅳ、嫌いじゃないですけど?」みたいなちょっと変わった人が一定数いるのも事実。

今回はその”ちょっと変わった人”の1人、自称”大学受験を数学で勝ち抜いた文系男子”の私がいかに事例Ⅳと戦ったかをお話しします。

疑うツッコミん

そもそも、本番で何点取ったんよアンタ

って話になりますよね。

私が合格したR4年度の事例Ⅳは、

68点

でした。
ちゃんと貯金作りました。4つの事例で2番目に高い点数です。

■事例Ⅳの構成

事例Ⅳは出題構成が大体同じです。

第1問 財務諸表を使った経営分析
第2問、第3問 計算問題
第4問 論述問題
という構成がほとんどです。

そして、なぜこれほどまでに多くの受験生を苦しめ続けるのか。

絶望のみん

時間が、足りねぇ!!
計算が、複雑すぎる!

というのが大きな理由として良く挙がります。

■私のとった戦略

「事例Ⅳでいかに点を取るか」

という課題に対して、最もポピュラーなアプローチは、

経営分析の第1問と論述の第4問で落とさないこと!

です。

が、私は先述の通り”(国語ができなくて)数学で稼ぐ異端文系男子”でしたので、

やる気に満ち溢れたみん

論述より計算でとったるわ!

と、あえて計算の第2問と第3問を全力投球する戦略をとりました。

もちろん、ただ自信があっただけではないです。

解答が非公開の2次試験ですが、数字、計算は正しい解法、計算を行えばブレません。
つまり、どの事例よりもとても明確な解答が存在します。

対策を行えば点数に直結しやすい。だからこそ「事例Ⅳの計算は毎日触れておきなさい」と巷でよく言われるのです。

これを踏まえて「だったら自分は論述より計算の方が自信があるから計算で稼げる水準をゴールにしよう」と戦略を立てました。

■使った教材と、”相棒”

独学で臨んだ私の使用教材は以下2冊です。

2018年改訂版 30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集
2023年改訂版中小企業診断士2次試験事例IVの全知識&全ノウハウ
※いずれもタイトルから公式ページへジャンプします。後者については2022年版を使用しました。

定番の2冊です。
事例Ⅳに関しては、この2冊だけあれば私は十分でした。

そして、事例Ⅳで持ち込みを許されている電卓。
私は学生時代に買っていた(教材として買わされた)、

ダイブ良いカンジ!

の電卓を引っ張り出してきました。

グラストップ調デザイン電卓(ナイスサイズタイプ) EL-N862-X
https://jp.sharp/calc/products/eln862x/

当日の会場でも同じ電卓を使っている方がいたので、悪くはないのだと思います。

■対策の進め方

以上の戦略と装備品で対策を始めたのが8月下旬のことです。
まず、教材を揃えるのに半月要しましたので、教材は買える時にすぐ買った方が絶対良いです。

⒈『30日完成!』をコツコツ進める(8月から9月上旬)
まずは、こちらの問題集から手をつけます。1日1問のペースでやって30日です。が、1問だと暖簾に腕押しな感じですぐ終わってしまうので、2週間程で1周させていました。2周目以降は解けなかった問題のみ取り組みました。1ヶ月で3周しました。「合格点突破」とタイトルにありますが、基本問題が中心なので、実際の試験問題より易しく、これだけで試験に臨むと面食らうと思います。

⒉『全知全ノウ』をひたすらに解きまくる(9月上旬から)
ある程度基本の力を身につけた後は、実践問題をひたすらに繰り返します。
1日1問と言わず、時間がある日は”1テーマ”くらいのペースで周回します。
周回数は定めません。とにかく前日までコンスタントにやりこみます。

⒊「過去問を80分で解く」対策は事例Ⅳではとらない。
というのも、『全知全ノウ』でほとんどの問題を1度以上見てしまっていて、解法がわかっていたりします。そのため、実践的な時間配分の練習はできないと判断したためです。

■”相棒”を使いこなそう

「時間配分が難しい」とされる事例Ⅳ。

文字通り、いかに「1秒を削り出すか」も重要です。

そこで、”相棒”電卓のスペックを十分に活かしましょう。
電卓って本当はすごいんです。必ずしも全ての電卓についているわけではないのですが、とても活用したのは以下です。

:1桁戻る。パソコンのbackspaceと同じ感覚です。
:=の代わりに押すことで%表示になります。×100したり、暗算する必要がなくなります。
GT:グランドトータル。何個かの計算結果を全部合算します。各計算を=でちゃんと終わらせて最後にGTを押すと全部足してくれます。途中の計算結果をメモする必要がなくなります。
GTの例です。1+1=2,2+3=5,この後にGTを押すと7がでます。

また、個人的に意識していたのは「0が何個も続くなら一括カットして入力」です。
1,000円以下が全て0であるのにわざわざ0を入力する必要はありませんから。

■おわりに〜2次試験激闘の記録〜

いかがでしたでしょうか。事例Ⅳ、特に計算ゾーンの対策の指針として参考になれば幸いです。機会があれば、解説なんかもしてみようかと思います。

次回はよんてんさんの登場です。
お楽しみに…(まだ続くよ)

最後に、当日の余談を簡単に書き記します。

本文で書いた通り「80分での演習をしていない」ので情報収集の末、
最初の20分で第1問、第4問
残り60分を第2問、第3問で30分ずつ
という方針だけ立てて臨みました。

開始と同時に与件文を読み、第1問。
受験生を震撼させた問題文「生産性に関する指標を少なくとも1つ」が現れます。

この時の私ですが、冷静でした。

30代受験生

生産性?知らん笑
ここで時間使う訳にはいかんのよ。他で点とりますわー


そうです。踏み倒しました。生産性指標を含めずに解答しました。「ここ部分点でOK」と。
「計算で勝負」作戦なので、己を信じて先へ進みました。
採点ルール上0点になるリスクもよぎりましたが、押し切りました。

その後の計算ゾーン、
第2問 全て解答。完答を確信。 ※完答:計算の過程と結果、全てを正しく解答できていること。つまり満点。
第3問 設問2までは解答。完答自信あり。設問3は時間がなく、途中式まで。
というところまで書き切りまして、「作戦成功!」と誇らしげに試験を終えました。

が、翌日再現答案作りの最中に第3問設問1を派手に計算ミスしていることが発覚。少し凹む。

凹むみん

僅差で落ちたら、このせいにしよう。そうしよう。

として受け入れました。
結果的には合格基準に乗ったので、いい形に昇華できました。

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