診断士を目指して良かったこと by 五鉄

読者の皆様、本日もタキプロブログを読んでいただき、ありがとうございます。
タキプロ12期の「五鉄」です。私のプロフィールは こちら をご覧ください。

■はじめに

今回のテーマは「合格体験記」ですが、「診断士を目指して良かったこと」と題して、合格後に私が感じていることを書かせていただきます。1次試験/2次筆記試験への対策を書いたブログとは異なり、お気軽に読んでいただけるかと思います。

■多くの出会いと活動範囲の広がり

私が試験に合格してから10か月が経ちました。この間を振り返ってみて「最も良かったこと」は、多くの出会いと活動範囲の広がりです。この点、多くの諸先輩がおっしゃっていますが、本当に実感しています。

◆実務補習(15日間コース)

体力面・時間面で非常に大変だったのですけれども、非常に有意義な1か月半でした。指導員の先生方(副指導員の方々を含めて)が5人、いろいろなプロフィールのチームメンバーが5人、ご協力をいただいた診断先企業3社の経営者の方々が計4人、経営者ヒアリング、チーム共同作業とディスカッション、指導員の先生方からの教示と示唆は、30年以上の会社勤務経験では全く経験したことが無い「未知の世界の体験」でした。

◆診断士協会とタキプロ

各都道府県にある診断士協会ですが、多様な診断士先輩の方々との交流と各種セミナーの選択肢を増やす観点から、2つの都県協会に入会しました。また、タキプロに参加し、WEB勉強会班とブログ班に入りました。これらを通じて、月並みな言葉ではありますが、多士済々、老若男女、様々なプロフィールの方々と知り合いになることができました。会社勤めを通じて社内や社外の方と知り合うこと等と比較して、「全く異なる世界が広がる」と断言できます

◆多様な活動範囲

合格後の活動につき自分が不勉強だったため、「企業内診断士か独立診断士か」、「独立診断士なら公的活動か自立営業か」といった程度の漠然とした理解しかありませんでした。しかし、診断士の方の活動範囲は非常に多様でした例えば、講演やコーチング分野で活躍されている方、取材や執筆活動をされている方、自分で中小企業を買収(承継)して経営されている方、企業内で海外勤務を続けながらオンラインで日本の中小企業へのコンサルティングに参加されている方、企業内で診断士の会を組成して勉強会を自主的・積極的に開催されている方など、本当に幅が広いです

私自身の話になりますが、ご参考まで、合格後の活動の一部を書かせていただきます。
●協会会員誌のインタビュー記事を執筆させていただいたこと
●都内に在る飲食店経営者の相談相手になっていること
●起業した大学院生に対して、ビジョンや事業計画策定に関する助言をしていること
これらは合格前には想定していなかった活動で、私自身も活動範囲が広がったと実感しています。

自分の選択と決断次第で、様々な世界が広がるのが診断士だと思います

■診断士の勉強を通じての気づき

診断士のための勉強をして「私が変わったこと」のひとつは、文書・資料・口頭説明のわかり易さを強く意識するようになったことです。2次筆記試験対策で「題意を捉え、ポイントを外さずに、論旨明瞭かつコンパクトに纏める」という学習と訓練を始めてからは、「伝えること、そして伝わること」をとても重視するようになりました。最近では、良く纏まって筋が通っている文章やわかり易いプレゼンテーションなどに出会うと「超いいね!」と非常に嬉しく思いますし、「受け手に伝わる文章やプレゼンテーションを自分でも心がけよう」というモチベーションにもなります。

飲食店で昼食を食べるという日常の行動においても、見方が変わって来ました。リピーター顧客が多い店には、料理の味や価格設定以外のこと、例えば、席の配置、ご主人や店員さん達の対応などで、強みがあると気がつく場合が少なくありません。多くの顧客を捉えていることには、相応の理由があるとわかります。少し大袈裟に言えば、世の中で起きていること、見聞きしていることの一部について、いままでとは異なる視点を持つようになりました。

■知識を実践に生かすこと

診断士試験のために勉強した知識や考え方は、診断士活動に役に立つだけにとどまりません。現在の仕事(会社勤務)のなか、また日常生活のなかで使うことができます。そして「勉強で得た知識は使ってこそ有意義だ」と感じています。

小さな一例を挙げれば、勤務先で同じ所属部署する同僚が作成した経営層向けのプレゼンテーション資料について、読者目線でわかり易くするため、私が幾つかの改善提案をしました。その提案や助言が的を射ているということで、その同僚および彼の上司から大変感謝されましたが、自分としては診断士としての勉強の賜物だと思っています。


脳科学者/精神科医である和田秀樹先生著「五〇歳からの勉強法」という本があります(50歳未満の受験生はお読みならないであろうタイトルですね)。この本を先日読み返してみて、改めて納得したことが沢山ありました。特に、以下の指摘が心に響きました。

「そもそも勉強はアウトプットするためのもの。」(五〇歳からの勉強法、160頁)

まさに、診断士のための勉強と知識、そして、それらを使う実践にピッタリの指摘です。知識を使ってアウトプットすること、そして、アウトプットを通じて企業や社会に貢献できることが診断士の醍醐味であると思います

■おわりに

以上、診断士試験学習や合格してからの体験から私が感じたことを書かせていただきました。いかがでしたでしょうか。診断士を目指しているみなさんのご参考になれば幸いです。

次回は日曜夕方公開の号外、おりぜーさんの登場です。お楽しみに!

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