追い詰められてからが勝負!byちーこ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のちーこと申します。
30代でメーカーに勤務しています。

今回は合格体験記ということで、私の受験を決めてから2次試験合格までについて綴りたいと思います。
どのように学習を進めたかの概要がわかる内容になっていますのでぜひご一読ください。

■受験覚悟から合格までのタイムライン

私は1次試験1回、2次試験2回で合格しました。
(R2年度に1次試験合格、2次試験不合格。R3年度に2次試験合格でした。)

受験を決意したのはR1年の12月頃でした。

きっかけは近しい人間が受験しており、テキストを見せてもらったことでした。
ちょうど仕事でマーケティング関連にも関わることになり、自分の仕事にも役立ちそうだなあと思い受験を決意しました。
数年かけて受かれば儲けもんくらいの気持ちでの勉強スタートでした。

■1次試験受験と対策概要(R2)

診断士の勉強を始めるのにあたり活用したのは4つです。

  1. ユーキャンの通信講座
  2. 中小企業診断士過去問完全マスター 各科目分
  3. 協会HPや予備校HPからダウンロードできる本試験過去問データ
  4. 理解度の低い科目の理解度をあげるための本

活用度としては2>3>1>4という順でした。

1のユーキャンの通信講座は各科目のテキストと問題集、数年分の過去問、2次試験対策用の問題集、口述試験対策冊子、質問用紙などが揃っていました。
その他、経営法務の法改正の情報や、最新版の中小企業経営・政策のテキストを送付してくれるなど自分から情報を取りに行かなくても最新の情報で勉強できたことは本当にありがたかったです。(ただし、HPを確認したところ現在はコース自体が終了してしまったようです・・・)

当初は1を使ってコツコツ勉強しようと思っていたのですが、追い詰められないとスイッチが入らない性格のせいで、結局R2年の4月ごろまで軽くテキストを読んだ程度で殆ど勉強しませんでした。

そこで、実際に行った勉強は次の通りです。

2の過去問マスターを平日の夜を使い勉強。

2周目以降は間違えた問題のみ解き最終的には全問正解を目指す。

3の本試験の過去問を休日に時間を測りながら解く。
間違えた問題はファイナルペーパー用にiPadのGood Noteに覚えるためにメモ。その際に1のユーキャンの各科目の教科書で該当箇所を探し理解を深める


これをひたすら回して4〜7月まで勉強しました。

4の本については、「経済学・経済政策」が当初さっぱり理解できなかったため、「大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる」を一度読んでから過去問に入りました。概要を掴むためにはおすすめです。運が良ければKindle Unlimitedで読める場合もあります。
他にも運営管理の理解を深めるために「生産管理の基本が面白いほどわかる本」という本も読みました。

正直、勉強が間に合っていたとは言えませんでしたが、以上の方法でR2年度の1次試験全科目合格しました。
経営法務以外は60点以上取れていたはずです。

■2次試験不合格からの再チャレンジでの対策

R2年の2次試験は、全く情報のないところからスタートでした。

タキプロ・ふぞろいのTwitterアカウントをフォローし急ぎ情報を集めるとともに、全知全ノウやふぞろいを買い集めました。

模擬試験は予備校4校程度申し込みました。
結果は各予備校で答えの導き方や採点方式などに違いがあり、ある予備校ではそれなりに点数が取れていても、ある予備校では20点程度しか取れていない・・・と、バラつきが大きく自信がつかないまま本試験に臨みました。

結果はAABDで不合格でした。
とにかく事例Ⅳの時には、頭も疲れ果てていた上に、電卓の小数点以下の処理設定ツマミが小数点以下切り捨てになっていたことに途中まで気が付かずに解いていたので納得の結果でした・・・。
(経営分析の数値がやけに綺麗な数字になると思ってたんですよ・・・10分以上経ってから気がつきました・・・)

皆さんも気をつけてください・・・鞄の中でツマミが違う位置に入ってしまうこともありますので・・・

R3年度は心機一転、1月には予備校を申し込みました。
各校の模擬試験を受けた際に、各校解法にばらつきがあることがわかりました。
私はMMCの通信講座に申し込みました。
理由は高得点答案を目指すのではなく、落ちないように60点以上を安定してとれるように多面的に答えを書くという考え方が自分には合っていたからです。

いざやるぞ!と思いましたが、またぐうたらな性格が顔を見せてしまい、7月ごろまで何もしませんでした・・・(学ばない・・)
送られてくるテキストや模擬事例が山のようになった頃、いい加減にやばいなと思い一念発起。

順番通りにカリキュラムをこなしているととても間に合わないので、まずはR2年度に低かった事例Ⅲ、Ⅳの模擬事例を中心に解き、その後事例Ⅰ、Ⅱに移りました。
弱点克服を優先、その後得意科目の安定性を向上を目指しました。
全体的に前年度よりも解答するための切り口(キーワード)を拡充。MMCのマトリックス表(こういった問題にはこのような切り口が有効という表)を頭に叩き込みました。

ある程度模擬事例や模擬試験が解き終わった後、残りの1ヶ月で過去問に取り掛かりました。

ただし、過去問をまじめに時間をかけて解いていると間に合わないので、事例Ⅰ〜Ⅲは下記のようにしていました。

  1. 問題文を読む
  2. 与件文を読む
  3. 全問題の解答の切り口をメモ(文章にはしない)
  4. ふぞろい/予備校の過去問解答集で自分が抽出した箇所の当たりが外れていないかをチェック
  5. 大きく外した部分はファイナルペーパーにメモ


このような流れで解くと、30〜50分程度でⅠ事例終えられます。
この方法で約10年分解きました。

事例Ⅳはとにかく問題を解いて解いて数をこなすこと、経営分析の対策も怠らずに文章まで書いてみて答え合わせをし確実な得点源とすることを意識しました。

そして、試験当日は特に下記に気をつけて臨みました。
・解答の際には30文字で1つの要点を意識(例えば理由を聞かれている問題の場合は、100字で3つ理由を入れる)
・因果で書く
・問題点と課題点を解答で間違えないように問題文をマークする
・電卓には「ツマミ確認!」と付箋を貼っておき、直前に確認して剥がす
・脳の糖分を切らさないように休み時間にはお菓子を補充


まだ得点開示をしていないのでわかりませんが、苦手だった事例Ⅳは第二問のNPVは一問も正解できていなかったものの、第三問のCVPは2問とも正解だったため無事に40点以上は確保でき合格につながったのだと思います。

1年目と2年目の大きな違いは、自分の知識が増え書ける切り口が増えたこと、カリキュラム通りに満遍なく勉強をするのではなく弱点補強にまず取り組んだことでした。
予備校の利用については各人考えが異なると思いますが、回答にフィードバックをもらえる環境はあったほうが自分では気が付かない弱点に気が付けると思います。
(ほんと電卓は気を付けてください・・・私だけかもしれませんが・・・)

■おわりに

まだまだR4年の試験に向けて始動したばかりという方が多いかと思いますが、追い詰められないとやらない性格の私でもスパートかかればなんとかなりました。

仕事では勉強を始めてから財務諸表を前よりも読めるようになったり、マーケティング戦略を考える際も意識するポイントがわかったりと、成長したなと感じられる場面が増えました。

そしてなんとなく始めた試験勉強だったものの、今後本業とかかわりのある分野の中小企業の力になっていきたいという目標もできました。

必ず今後の自分に活きてくる勉強になると思います。
頑張ってください!応援しています!

次回はまぁしぃさんの登場です。
お楽しみに!

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