基本を疎かにせず、取れるポイントを確実に抑えよう by おりぜー

事例Ⅳ 財務・会計

こんにちは。4回目の登場となりました、タキプロ12期の「おりぜー」と申します。

今は1次試験対策が佳境を迎えている頃かと思われますので、この記事を見終えたらまたすぐに1次対策脳に切り替えて、対策に専念して頂ければと思います。(但し、今回の記事に登場する計算式がよくわからないと感じた方は、財務会計の復習を大急ぎで行うことを強くお勧めします。)

今回のブログでは、2次試験の中でも少し変わり種である事例Ⅳと向き合っていく上で私が大切にしていたポイントについて紹介します。

・1回目のブログ(自己紹介、1次企業経営理論、SWOT分析のお話)はこちら
・2回目のブログ(2次事例Ⅰ、「構文」、ファイナルペーパーのお話)はこちら
・3回目のブログ(合格体験記)はこちら

なお、参考書は以下のものを使いました。

ふぞろいな答案分析(同友館)
中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集第7版(TAC出版)

■財務会計が苦手でも「基本」を理解していれば何とかなる?

私自身、銀行出身であるにも関わらず数字に強くなく、どちらかといえば事例Ⅳは苦手科目でした。
本番でも特に苦手分野である「買収」の話やかなり重めの計算問題が出題されて、頭が真っ白になり、試験時間が半分終わった段階で第1問しかまともに解けていないという事態に陥ってしまいました。

そんな私でも71点を何とか取ることが出来たのは、
(1)公式等の基本にきちんと立ち返ることができた
(2)取れるポイントを確実に取っていくことができた お陰だと考えています。

■取れるポイントを確実に取る!

財務会計が絶望的に苦手でも、確実に書けるのが第1問です。良好・悪化した財務指標を3つ取り上げ、これについて解説するというのが基本の流れです。これだけでも配点は25点なので、もう追加で15点取れば足切りの40点を超えられます。その意味でも第1問を確実に抑えることは合格する上で非常に重要だと言えます。

私は『ふぞろいな答案分析』の解説や再現答案を活用して、回答の書き方や指標の選び方を研究しました。ここでテクニカルな話をすると単なる問題集の受け売りになってしまうため割愛しますが、第1問の記述を仕上げる上で「構文」を活用していました。
(「構文」については私の2回目のブログをご覧ください。)

設問:D社の当期の財政情報、経営成績について、(中略)特徴を述べよ

回答:(事実)により収益性改善。(事実)に伴う(事象)により安全・効率性悪化。

(事実)には、与件文に記載されている内容から選んだ経営指標に大きな影響を及ぼした部分を抜き出して書きます。(事実)と指標を論理的に結びつけにくい場合には(事象)というクッションを挟むと良いでしょう。(例:設備投資(事実)に伴う長期借入金の増加(事象)により、安全性悪化。)

上記構文のポイントは、多くの論点を盛り込むために極力字数を削減することです。字数制限が非常に厳しく複数の論点を盛り込むことが難しいため、まどろっこしい表現を避けて、熟語など端的な表現を使うトレーニングはしておくと良いかと思います。

また、この数年は具体的な計算が絡まない文章での出題が増えています。具体的な問題の例を見てみましょう。

平成28年 第4問(設問1)

業者が運営するネット予約システムを利用することにより、同システムを利用しない場合と比較し、D社の収益や費用はどのような影響を受けているか、60字以内で述べよ

収益と費用への影響を問われているので、それぞれについて要因となる因子(設問の場合、ネット上の露出増や予約管理負担等)をなるべく与件文より抽出して、答案用紙に因果関係(~により収益増加、~により費用増加)をしっかりと記述していきましょう。
この設問でもやはり字数制限がある以上、無駄な言い回しを極力避けるための訓練は日頃から積んでおきたいところです。

■応用問題に直面した時こそ、「基本や原理」が大事になる。

他の方も仰っていますが、事例Ⅳは本当に頭が働かない状態で受験しなければいけません。ですので公式を付け焼刃で覚えている場合は、公式通りの一筋縄では解けないような応用問題に直面するとパニックに陥ってしまうことがあります。

令和2年度の第2問(設問1)が典型例で、「売上により変動費率が変わる」という設定は問題集でも見たことがなく、多くの受験生を焦らせました。この問題の場合、一般的な公式である「損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率」が使えませんでしたので、そもそも損益分岐点って何だっけということを自分の中で腑に落としておく必要がありました。
様々な解法があるかとは思いますが、試験当時の私は「損益分岐点売上高の金額をX百万円と仮定し、X百万円を売り上げた場合に掛かる変動費を求める」というプロセスを踏むことにしました。

70百万円を売り上げるのに必要な変動費は、当期水準の変動費率65%(39百万円÷60百万円にて算出)×70百万円=45.5百万円で、残りの(X-70)百万円を売り上げるのに必要な変動費は、設問文の設定より(X-70)×0.6百万円となります。また、固定費は設問文より28百万円となります。

そしてあとはこれらの情報を「損益分岐点とは何か?」という定義にあてはめていけば、方程式「X-{45.5+(X-70)×0.6}-28=0」という式を導くことが出来ます。

■おわりに

前述の損益分岐点以外にも、「複利原価係数や年金原価係数とは結局何だ?計算式は?」、「減価償却とは結局何だ?」、「のれんとは結局何だ?」等、基礎的なことでも原理や根本を理解していないとうまく答えられないケースが多々あるかと思います。(私だけですかね?(笑))

公式をただ暗記するだけではなく、その公式の背景にある「原理や根本」を腑に落としておくことで、見慣れない問題に対してもきちんと対応できるようになります。とにかく基本を大事にして、取れるポイントを確実に積み上げていってください!

次回はでこぽんさんの登場です。
お楽しみに!

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