短期合格のコツ~学習の方向性を見誤らないこと~byヌノ

読者の皆様、初めまして!

タキプロ13期のヌノと申します。
令和2年度の合格者1174人→令和3年度の合格者1600人と、合格者が激増している中小企業診断士試験。
かなり「アツい」資格であると言って間違いないでしょう。
多様なバックグラウンドをもつ方々が、令和4年度試験に向け準備を進めておられるのではないでしょうか。

今回のテーマは「合格体験記」です。

私は、家庭もちかつ本業が一定程度忙しい中、比較的短期・短時間の学習で合格できたと思いますので、この体験記が皆様のご参考になれば幸いです(1次試験に1回落ちているので「短期ちゃうやないか」と思われるかもしれませんが、実質的な学習期間はかなり短いかと…)。
また、私は現役の弁護士です。極めてニッチな需要になると思いますが、法曹関係者の方にも(見てる人はいるのだろうか)参考になれば幸いです。

■自己紹介・診断士を目指した理由

年代/性別:30代 男性
職種:弁護士
受験歴:1次2回、2次1回
勉強時間:数えていませんが平日は1日1時間程度、休日はできて2、3時間程度
勉強方法:1回目はSTUDYING、2回目は独学
得意科目:特になし

私の本業は弁護士です。登録から3年以上が経ちました。企業法務・個人法務を問わず、全般的な分野を取り扱っています。規模の大小・分野を問わず色々な仕事をさせてもらっていますが、自分自身の「コレ」といった強みを見つけたいという気持ちが常にありました。
そのような中で、中小企業診断士の資格を取られる弁護士の方々がいることを知りました。ある弁護士のブログを拝見し、「私もやってみよう。何か私にしかできないことが見つかるかも」と思い、受験を決意しました。

■苦い思い?をした受験1年目

はっきりとは覚えていませんが、受験を決意したのが、2020年の3、4月頃だったと記憶しています。
世間がコロナで未曽有の経験をする中、在宅勤務が急激に増え、何か新たに挑戦できることはないかなという突発的なモチベーションも相まって、勢いで受験をすることにしました。まずはSTUDYINGの講座に申し込みました。

弁護士として受験すると、1次試験については経営法務・財務会計の科目免除を得られます。そのため実際に受験するのは5科目のみです。とはいえ、4月頃から学習を始め、3、4か月程度で5科目を合格レベルまでもっていく自信は全くなく、記念受験であることがなんとなく自分の中で決まってしまっていました。

せっかく購入した講座についても、通勤の時間帯に音声データを流し聞きはしておりましたが、ほとんど集中して聞けておらず、頭に定着する感じが全くありませんでした(講座の質の問題ではなく、自分自身のやる気の問題です。)。
案の定、勢いのみで受験した1年目は、1次試験で敗退することとなりました。ただ、唯一それなりに学習できた企業経営理論については、科目合格を得られました(これも後から考えればそこまでメリットではなかったです。1年間ほとんど企業経営理論を勉強しないまま2次試験を受けることになったので、少し痛い目を見ました)。

■本気で挑んだ受験2年目

1年目はほとんど記念受験で終わってしまいましたが、試験会場で受験生の方々の熱意を感じ、来年こそは!と思いを新たにしました。
ところが、本業が忙しかったり、子育てが忙しかったり(言い訳ばかりですが…)で、中々本腰を入れることができていませんでした。
2021年の5月頃、妻が出産で里帰りしたことを好機にとらえ、「ここだ!」と思いを新たにし、「本気で」合格に向けて、一次試験の学習を再開しました。

資格試験対策において最も重要なものは、やはり過去問です。これに尽きることは、司法試験を含む過去の受験歴からも学んでおりました。また、過去問は、学習経験が浅い段階では、年度別で解くよりも、体系別に解く方が、知識の定着を得やすいと考えていましたので、STUDYINGの講座はいったん置いておいて、同友館の「過去問完全マスター」を潰すことにしました。
ただし、例外があります。中小企業経営・政策については、(特に中小企業経営については)白書から出題されますから、過去問があまり役に立ちません。1次試験攻略のノウハウは、またいずれ個別の記事で…!

結果、1次試験は、経営情報システムでまさかの足切りギリギリ40点(!!)でしたが、他の科目は60点を超え、貯金を稼ぐことができ、薄氷を踏む思いではありましたが何とか合格することができました。

■地獄の二次試験・事例Ⅳ

ついに悲願の1次試験を突破し、2次試験の準備を始めることとなりました。
1次試験終了後、2次試験まで約3か月弱。初めてチャレンジする試験で事前の情報収集もほとんどできていませんでした。そのため、まずはブログ記事等で情報収集するところから。
得られた情報を総合した結果、やはり過去問をやるしかないという結論に至りました。また、問題集については、予備校が出した完璧な答案よりも、実際の受験生が作成した答案の方が参考になるという情報に接し、「ふぞろい」シリーズをそろえることにしました。

そして、ここで「地獄」を垣間見ることになります。
前述のとおり、司法試験合格者は、1次試験の経営法務・財務会計について免除を受けることができます。免除を得られる理由は、わざわざ試験を受けなくともそれらの科目については実力が担保されているからということでしょう。
しかし、よく考えてみると、経営法務はさておき、司法試験の科目に「財務会計」は存在しません。つまり、ほとんど初学の状態から2次試験事例Ⅳに挑まなくてはならなくなったのです…!(もちろん簿記ももってません。ダラダラとYOUTUBE見る時間があればやっときゃよかった…。)

対策としては、特に多くの受験生の方とやったことは変わりないと思います(メインで使用した教材は「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」。ただ、過去問でよく出題されている分野「のみ」に絞って学習したため、効率性は高かったように思います)。

過去問中心学習+分野の絞り込みにより、何とか事例Ⅳの足切りにも合わず、2次試験筆記試験に合格することができました。ただ、やはり初学の状態から2、3か月程度で合格水準までもっていくのは無理がありましたから、事例Ⅳ(財務会計)に限っては、しっかり時間をとって(できれば1次試験の前から)基礎体力をつけておく方が良いと思います。でなければ、1次試験後の学習期間の大部分を、事例Ⅳ対策に費やす羽目になります(完全に、1次試験の財務会計が免除される法曹関係者プロパーのアドバイスですが…)。
口述試験については、特に語るべきものは持ち合わせておりません。タキプロ主催の口述セミナーに参加させていただいたことは非常に有意義でした(これが私のタキプロとの初めての出会いであり、タキプロに参加しようと思えたきっかけです。)!

■私の思う短期合格のコツ(総論編)

とりとめもなく体験談を書いてしまいましたが、具体的な対策法等(各論編)は、今後も記事を書く機会があるでしょうから、その際に詳細に述べさせていただききます。

一般論として、私が思う資格試験短期合格の秘訣は、「学習の方向性を間違えないこと」。これに尽きると思います。

学習をしていると、書店のテキストに目が行ったり、参考書籍に手を出したり、予備校の講座に手を出したり、色々とやりたくなりますよね。その気持ちは痛いほどよくわかります!!
また、テキスト一つとっても、記載の重要度には差があります。

ところが、試験までの時間は有限であり、そのすべてに手を出すことは多くの受験生の方ができないのではないかと思います。

では、方向性を見誤らないためにはどうすればよいのか。学習の方向性のヒントを得られる最良の材料は「過去問」です。過去問を解くうえで必要な知識を教材から得ていく、これが最も初歩的かつ有効的な試験対策であり、「正しい方向性」の学習法ではないかと考えています。
さらにいえば、過去問の中にも、出題頻度に差があったり、季節的な出題がされるものがあります(法改正がらみはその典型ですね)。
その中で、ほとんど毎年出題されるような、基本的な分野の理解度・精度をできる限り高めることに多くの力を注ぐべきと思います。

「そんなこと、言われなくてもわかっとるわ!!」
こんな声が聞こえてきそうですが、本当に、100%の精度でアウトプットはできますか?例えば重要度の高い過去問の5つの選択肢について、迷わず正誤を判断できますか?また、それぞれの選択肢の正誤の理由も説明できますか?何も見ないでオカンに説明できますか?「いい国作ろう鎌倉幕府」ばりに記憶に定着していますか(今はこう教えられないそうですが…)?
精度を高めるとはそういうことです。そこまでできていなければ、少しひねられるとたちまち対応できなくなります。

そしてこれは、学習にかける時間というよりは、意識の問題だと思います。
目的意識を持たなければ、どれだけ多くの時間勉強してもあまり意味はないでしょう。
学習の際は、自分が今取り組んでいることの「方向性」が誤っていないか、定期的に立ち止まって考えてみてください。

なお、私は効率の良い学習法を手放しに称賛する意図でこの記事を投稿したわけではありません。下積みの期間は、必ずその方の血肉となりますし、方向性がズレた学習も、人生において役に立たないことはありません。
とはいえ、試験合格が1つのスタート地点であることは間違いないでしょう。試験対策の点では、方向性を間違わないことが重要であることは、強調させていただきたいと思います。

■おわりに

少し「アツく」なってしまいましたが、今後もできる限り受験生の方に役立つ記事を、弁護士の視点もからめて投稿していければと思っています。
1年間どうぞよろしくお願いいたします!


次回はミョンスさんの登場です。
お楽しみに!

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